透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

塩尻短歌館

2010-01-30 | A あれこれ



 広丘(旧広丘村、現塩尻市)は「近代短歌のふるさと」といわれています。広丘を中心として松本平から諏訪にかけて多くの歌人を輩出したことに拠るとのことです。

広丘にある塩尻短歌館(写真)は平成4年に開館しました。塩尻市大門にあった旧家を移築したものだそうです。説明板によると建設は明治元年(1868年)とのこと。立派な本棟造りです。今日(30日)久しぶりに出かけてみました。


展示の様子(蔵造りの展示棟)許可を得て撮影しました。

短歌館にはこの地に生まれた歌人太田水穂や若山喜志子(牧水夫人)、上諏訪町出身の島木赤彦(伊東豊雄設計の記念館が諏訪湖のほとりにあります)、松本市和田出身の窪田空穂(生家の向かいに柳沢孝彦設計の記念館があります)、湖みどり(喜志子の妹)、若山牧水らの資料が展示されています。

本棟造りの本館の後ろにある「いきいき学び庵」には短歌フォーラムで入選した小中高生の作品が展示されていました(塩尻では毎年夏に短歌フォーラムを開催しています)。

館内には、全国から寄贈されたという歌集を集めたコーナーもあります。数千冊もの歌集が書棚に納められています。短歌が趣味なんていいですね~。

命ひとつ
露にまみれて
野をぞ行く
はてなきものを
追ふごとくにも

太田水穂の短歌をメモしてきました。こんな気持ちで仕事に取り組めたらいいなって、仕事人間な私の感想です。


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