透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

辰野町にある現存最古の富士塚

2014-08-10 | B 石神・石仏

 先日読んだ『富士山文化』 竹谷靱負/祥伝社新書に**現存する最古の富士塚は、どこにあるのだろう。それは、東京でも埼玉でもなく、長野県上伊那郡にあった。意外に思われるかもしれないが、長野県も重要な富士塚分布エリアである。その辰野町、下辰野公園内の秋葉神社境内にある富士塚が、私が調査した限りでは、最古の遺例である。**とあった。

更に**特に伊那地方で、六〇年ごとの庚申年に富士塚を築き、浅間大神を勧請し、農民の視点から天下太平や五穀豊穣を祈願する習俗があった。**という記述もある。

明応9年(1500年)から庚申年ごとに富士塚を築いていたそうで、永禄3年(1560年)、元和6年(1620年)、延宝8年(1680年)、元文5年(1740年)、寛政12年(1800年)、安政7年(1860年)、大正9年(1920年)と計8基の築造が記録された史料があるそうだ。

昨日(9日)出かけた。辰野町役場前から車で5分くらい、車のすれ違いは無理な細い山道を上って目的地に着いた。写真は明るく写っているが、まわりは木々がうっそうとしていて、曇天でもあったのでかなり暗かった。



何基もの石碑が祀られていたが、知識に乏しいし、摩耗が進んでもいて読みとれないものが多かった。



昭和55年(1980年)には塚は造らず、この石碑が建てられたという。秋葉神社を参拝したから、なにかいいことがあるかもしれない・・・。


 


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