■ 神社の参道や拝殿前に鎮座する一対の霊獣・狛犬(獅子と狛犬)には以前から興味があって、機会あるごとに見てきたし、お稲荷さんのキツネも目にすることがあった。だが、今まで神社の境内でオオカミ像を見たことはなかった。昨日(1日)諏訪地域を一緒に巡った藤田さんに先日(5月17日)案内してもらって初めて原村(*1)でオオカミ像を見た(写真①)。
①
②
茅野市泉野の赤嶽神社里宮の境内の奥の小さな祠の前に一対のオオカミ像が鎮座していた(写真②)。①と②とではオオカミの位置づけが違うのではないか。
4本の御柱で囲まれている①のオオカミは人を守る神としての存在で、②のオオカミは祠のご祭神を守る、そう狛犬と同じ役目の霊獣ではないか、と思うが、どうだろう。
オオカミは農作物を荒らす猪などの野生動物を追い払う益獣、害獣除けの霊力をもつ霊的な存在と捉えることができると思う。この場合、オオカミを①としても②としても位置付けることができるだろう。
オオカミ信仰にも広く深い世界がありそうだ。さて、この世界どうする・・・。とりあえず、オオカミ像観察に留めておこう。
祠に向かって右側のオオカミ
同左側のオオカミ 痩せていてあばら骨が浮き出ている(?)。
後方に写っているのは社殿を囲む御柱。
*1 茅野市と書いていたが、藤田さんからラインで原村と指摘されたので訂正した。また。同ラインでオオカミ像をオイヌサマと書いていたので、今後はオイヌサマとしたい。2023.06.05