安曇野市穂高田中 撮影日2022.07.22
■ 安曇野市穂高田中の生活道路沿いに彩色された青面金剛像が祀られていた。昨日(21日)、偶々通りがかり、観察した。
石種は花こう岩。碑高約1m、碑幅約70cmの自然石を薄く舟形に彫り込んで、一面六臂の青面金剛像を陽刻している。像の脚元に二鶏、その下には例によって塞目・塞耳・塞口の三猿。像の両側に陰刻された建立年は嘉永五子年(1852年)三月吉日となっている。その下に田中村中とある。
青面金剛像の場合、注目は手に何を持っているか。右(像に向かて左)の上の手に月輪、左に日輪。右の下の手に斧、左には蛇(だと思う)。月輪、日輪が像の上に彫られているのは珍しくはないと思うが、手に持っているというのはどうだろう。記憶にはない。
彩色道祖神は見たことが ある(過去ログ)。
(再) 安曇野市穂高上原 3脚〇〇型 撮影日2020.03.22
集落内の主要な生活道路沿いという条件が火の見櫓と道祖神に共通しているので、辻など同じ所にあることが少なくないですね。遠くから火の見櫓が見えて、行ってみると、脚元に道祖神が祀られていた、ということが今までに何回もありました。