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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1243 安曇野市孤島の火の見櫓

2020-06-14 | g 火の見櫓観察記


1243 安曇野市孤島(旧穂高町)3脚〇〇型 撮影日2020.04.14

 今月中は休日の外出を控えようと思っているが、今日(14日)は所用で穂高まで出かけた。帰路、少し遠回りをして火の見櫓観察をした。火の見櫓は屋根を除き、線状部材で構成されているから、背景に同化して目立たない。そう、火の見櫓は控えめなのだ。ここが目立とう、目立とうとする、景観阻害な建築とは違う。



ややずんぐり、太めのプロポーションだが、各部のバランスは決して悪くない。櫓中間の踊り場は櫓内に納めている。



③の写真だと、屋根の形はよく分かるが、見張り台の下がごちゃごちゃしていてどうなっているのか分かりにくい。この屋根の形はバランスが良くて美しい。アサガオのようだ。自然の造形は美しい。やはり「造物主」の美的センス、デザイン力は優れている。



④の写真の方が見張り台の床の構成が把握しやすい。放射状に出した床下地材に床材(平鋼だと思う)をすのこ状に並べている。

説明的な写真を撮る時は何を伝えたいのか、はっきりさせてカメラを向ける必要がある。この写真だと、屋根の立体形は分からない。



半鐘は建設当初からこの位置に吊り下げてあったのだろうか、この位置だと半鐘に雨がかかるが・・・。





何度も同じことを書くが、トラス部材が柱の下端まで届いていない。単材の脚は強度的に問題ないとしてもやはり気になる。



最後に逆方向から見る。手前の大樹に隠されて火の見櫓が良く見えない。だが、どのような立地なのかを示すためにはこのような写真も必要だろう。


 

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「ジュラシック・パーク」マイクル・クライトン

2020-06-14 | g ぼくはこんな本を読んできた〇



 既に書いた通り、本をかなり処分した結果、1,400冊あった文庫本が250冊になった。文庫本の大半は文系本を並べた書棚の上にすっきり収まり、カオスな状態が解消された。 

減冊を機に「ぼくはこんな本を読んできた」というカテゴリーを設け、残した文庫本をピックアップして掲載している。今回は『ジュラシック・パーク』マイクル・クライトン(ハヤカワ文庫 上巻:1993年20刷 下巻:1993年19刷)

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マイクル・クライトンは科学知識を駆使して実におもしろい作品を書いた。ぼくもクライトンの作品が好きで何作か読んだ(過去ログ)。

文庫本を残しておくとすれはやはりこの作品だろう。

琥珀に閉じ込められた昆虫の体内に残っている血液から抽出したDNAをスーパーコンピューターで解析して複雑な作業を経て恐竜をよみがえらせる。恐竜たちが生息する「ジュラシック・パーク」はコンピュータで完全にコントロールされていて安全なはず。だがシステムがトラブルを起こし、恐竜たちが人間に襲いかかり、大パニックに。

クライトンは作品の中で科学技術の危うい負の側面を示し、警告を発してきたが2008年に66歳で亡くなってしまった。現代社会に欠かせない作家だった、と思う。


 

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