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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

2019-10-27 | g 読書日記

 「おかえり、栞の場所で待ってるよ」  今日(27日)から始まった読書週間の標語。

栞が枝折る(しおる)に由来することは昔何かで読んで知っていた。語源由来辞典にも次のような説明がある。栞は動詞「枝折る」の連用形が名詞化された語。「しおる」とは、山道などを歩く際、迷わないように木の枝を折って道しるべとする動作のことで、そこから道しるべを「しおり」と言うようになり、 さらに意味が転じ、書物の間に挟んで目印とするものや、案内書などを「しおり」と言うようになった。

ところで今や文庫でこの栞(栞紐)を付けているのは新潮文庫だけとなった。このことについて新潮社では次のように説明している。**「安価で軽装な文庫本といえども書籍であり、これを蔵書として扱う読者にこたえたい」 という考えが新潮文庫にあるからです。**

何年か前、「文庫は新潮、新書は中公」というタイトルの記事を書いた。(過去ログ

なぜ岩波文庫ではなくて新潮文庫なのか。岩波は本当に読書好きの人がいつも持ち歩いていて、ボロボロになるまで繰り返し読む文庫というイメージがある。それに対して新潮は本そのものが好きで丁寧に扱い、読んだあときちんと書棚に並べて置く文庫というイメージ。私は先に引いた新潮文庫に栞を付けている理由の説明もこのことを補足しているように思う。



私の本(と書くとなんだか恥ずかしいような嬉しいような気持ちになる)も読んでいただいている人に「おかえり、栞の場所で待ってるよ」と優しく語りかけているだろうか・・・。



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爲三郎記念館

2019-10-27 | g 歴史的建造物〇





 今月25日(金)、名古屋市昭和区にある八勝館の御幸の間で食事、館内の他の部屋を見学した後、千種区にある古川美術館の分館・爲三郎記念館を訪ねた。





伝統的な和の文化が絶えることなく継承されていくことを願う。



館内のショップで『茶』千 宗屋/新潮新書を買い求めた。読むのは来月(11月)になるだろう。




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― 10基目の「道路またぎ」

2019-10-27 | g 火の見櫓観察記

 私が知り得た限り道路をまたいで立っている火の見櫓、私はこれを「道路またぎ」と呼んでいるが、全国で9基ある。内訳は長野県に3基、隣の山梨県に3基、福島県、茨城県、栃木県にそれぞれ1基だ(過去ログ)。

 
― ネットで見つけた10基目の「道路またぎ」

10基目の道路またぎは岐阜県安八郡輪之内町に立っている。輪之内町の商工会のホームページに載っていた写真を転載させていただいた。公道ではなく敷地内通路ではないかと思われるが、これも「道路またぎ」としてよいだろう。

輪之内町の商工会のホームページには上掲した写真に**上層は一般的な組み方だが、下層は方形に嵩上げされたようになっている為、車がくぐり抜ける事ができる。**という説明がある。

輪之内町ってどこにある町だ? ネット検索してみた。名神高速道路の大垣ICからそれ程遠くはないところだと分かった。大垣の先の関ケ原まで日帰りで行ってきたことがある。だが遠い・・・。でも行かなくては。


20190825 初掲

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