透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「空白の意匠」松本清張

2018-06-10 | A 読書日記



 松本清張短編全集の『空白の意匠』を読み終えた。

このペースで読み進めば今年中に全11巻読み終えることが出来るかもしれない。だが他にも読みたい本が出てくるだろうから、当初の予定通り今年度中に読み終えればよしとしよう。

この巻には8編の短編小説が納められているが、印象に残るのは「潜在光景」と「駅路」、「支払い過ぎた縁談」の3編。

「潜在光景」(昭和36年)。ストーリーには触れないがホラーな雰囲気の作品。不倫相手の女性のまだ小さい息子に殺意を感じた男は・・・。

「駅路」(昭和35年)。某銀行の営業部長・小塚貞一が定年退職して間もなく、旅行に出たまま帰らず、妻から捜索願いが出される。小塚は広島支店長時代から不倫関係にあった部下の女性と別の人生を送ろうと家を出たのだが・・・。ふたりの連絡を受け持っていた女(部下の女性の従妹)の悪だくみと情夫の入れ知恵によって、小塚は殺害されていた。これ以上ストーリーには触れない。

「支払い過ぎた縁談」(昭和32年)は地方の旧家の娘さんと父親が手の込んだ結婚詐欺に遭うという話。

どの作品もストーリーの展開がおもしろい。松本清張の作品の多くが映画化・ドラマ化されているのも分かる。


 


旧朝香宮邸の狛犬

2018-06-10 | C 狛犬

 東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)では玄関前に鎮座するブロンズ狛犬にも注目する。


子連れの狛犬(獅子)



玉入りの球形の籠を前脚で押さえる狛犬(吽像)

両像の各部位のデザインに特に気がつくような差異はない。


 


「建築の日本展」@森美術館

2018-06-10 | A あれこれ

 六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展「建築の日本展 その遺伝子をもたらすもの」(4月25日~9月17日)を観た。 以前も書いたが、森美術館の迷路的動線には閉口する。公共的な施設では明快な動線計画が基本中の基本のはず。案内人を何人も配置して対応していたが、分かりにくい。





丹下健三自邸 模型  S=1/3 


この丹下邸の模型を含め、撮影OKという展示作品が数点あった。写真をブログに利用する場合にはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で許諾されていることを表示するように指示されている。

■ 
この展覧会で観たかった丹下健三自邸(1953年)の模型。1/3のスケールで再現されている。美しいプロポーション。ちょっと残念だったのは障子戸に和紙が貼ってなかったこと(内部がきちんと見えるように、という配慮なのだろうか)。この住宅の美しさは白い障子戸によって際立つと思うから。

ピロティで木造住宅を浮かべている。広島平和記念資料館(1955年)、香川県庁舎(1958年)に通じる構成・デザイン。これ程美しい木造住宅を他に知らない。


1 可能性としての木造
2 超越する美学
3 安らかなる屋根
4 建築としての工芸
5 連なる空間
6 開かれた折衷
7 集まって生きる形
8 発見された日本
9 共生する自然

セクションの構成は以上の通り


高さが48メートルあったといわれる古代出雲大社の模型(S=1/50)、伊東忠太の祇園閣(1927年)の独特のデザインも興味深かった。


東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)

2018-06-10 | A あれこれ


東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)港区白金台  JR目黒駅から撮影日180609

1933年に竣工した朝香宮邸、アール・デコ様式を取り入れた邸宅は1983年から美術館として一般に公開されている。2015年に国の重要文化財に指定された。











個性的なデザインの照明器具たち

6月12日まで撮影が許可されている。


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