■ ここ何年か映画館で映画を年4、5本観ている。今年は1月に「ザ・コンサルタント」、3月に「パッセンジャー」を観た。今日(9日)の午後、今年3本目の「ライフ」を観た。
以下、まとまりのない感想というか備忘録。
ストーリーはシンプル。火星から採取したサンプルを国際宇宙ステーションに回収して、そのクルー(真田広之も6人のクルーの1人、エンジニアを演じている)が調べる。そして初の地球外生命体発見。ラボの中で動き出した小さな生命体は美しく、そしてかわいらしい。小学生によってカルビンと名付けられた生命体、それが変貌してクルーを襲う。
これはスピルバーグが製作総指揮を執った「グレムリン」と同じ展開。ギズモははじめはかわいらしいペットだったが、次第に狂暴になっていき・・・。
昔からタコのような火星人がイメージされてきたけれど、映画の火星生命体・カルビンは半透明なヒトデをプレスしたような姿をしている。だが成長するとタコを不気味にしたような姿に変わっていく。そして1人、また1人とクルーを襲う。その雰囲気は映画「エイリアン」を思わせる。
巨大な宇宙ステーション内をあちこち移動するカルビン。カルビンは宇宙で始末しなくてはならない。1人乗りの脱出ポッドにカルビンをおびき寄せて、カルビンと共に宇宙のかなたに消えるというアイデアを示すクルー。ここで男女ふたりのクルーが「パッセンジャー」を思わせる選択を迫られる状況に。
「ジュラシック・パーク」シリーズで、渡りをする恐竜(渡りをする恐竜が棲息していたという新しい学説に裏付けられている)が海の上を飛んでいくシーンで終わる作品があった。「ライフ」のまさか!なラスト、この後地球に起きるであろう悲劇の暗示で「ジュラシック・パーク」のこのラストシーンを思い出した。
「ライフ」はそれなりにおもしろかったが、新鮮味というか、独創性に欠ける映画だと思った。