長野県内の全市77町村をめぐり、火の見櫓をバックにマンホール蓋の写真を撮るというミッションの進捗状況(170715現在)
■ 既に訪ねたがミッションが果たせなかった自治体
北信:栄村
東信:北相木村、南相木村
中信(木曽):木祖村、上松町
南信:平谷村、阿南町、天龍村
以上の8町村
■ まだ訪ねていない自治体
南信のみ:飯島町、松川町、豊丘村、大鹿村、喬木村
飯田市、阿智村、下條村、泰阜村
以上の9市町村(赤字表記の町村は期待大)
全国全ての自治体のマンホール蓋が撮りつくされていて、ネットで確認することができる。マンホール蓋のみの写真をアップするつもりはなく、あくまでも火の見櫓を背景にするという条件にこだわりたい。ようやくマニアらしくニッチな世界に入り込んだ。
846 中川村片桐 撮影日170715
この方向が順光で撮りやすいが、脚部が写らない。
で、逆光だが、反対方向から撮る。踊り場までの外付け梯子も写っている。
踊り場の半鐘は乳付き。踊り場の床面のすぐ上に吊り下げてあるのはなぜ?リングの他に吊り下げるところが無いわけでもないのに・・・。
マンホール蓋と火の見櫓のある風景 中川村片桐田島 撮影日170715
◎ 中川村のマンホール蓋は盛り沢山だ。
蓋の外周の右側に村の特産のナシ、左側にリンゴを配し、このふたつの果物を村の輪郭線でくり抜いている(このことは村のホームページの説明で知った)。その中に納めた坂戸橋は鉄筋コンクリート製の上路アーチ橋(アーチの上に道路があるタイプ)、スパン70m、国の登録有形文化財(2010年登録)、それと鮎。下側に中川村の中をデザインした村章と村の花・うちょうらん。「OSUI NAKAGAWA」の表記。
いきなり蓋にフォーカスしてしまうより、周辺の様子も写した方が好い。
845 中川村片桐田島 撮影日170715
4脚44タイプ(平面が4角形の櫓、4角形の屋根、4角形の見張り台)
踊り場までは外付け梯子
避雷針の飾りあり
蕨手なし
屋根の中心を外して吊り下げたつるりんちょな半鐘
ざっくりとしたデザインの見張り台の手すりの装飾
ハッチ付きの床面
青赤2色の消防信号板
844 火の見櫓のある風景 高森町下市田 撮影日170715
■ 前稿に載せた火の見櫓と同じ地区にあり、4脚44とタイプも同じだが、姿・形は違い、印象も異なる。櫓はカーブを描いて下から上へ逓減している。一般的な表現をするなら上から下への変化を捉えて、末広がりの櫓。やはり直線タイプより末広がりタイプの方が好ましい。もう1つの違いは脚の有無。櫓の中間部分と同じブレース入りの構面が地面に接していて脚が無いタイプとこの火の見櫓のように脚があるタイプとでは印象が全く違う。言うまでもないことだが、脚がある方が断然好ましい。このくらいの高さだと踊り場があってもおかしくないが、この火の見櫓には無い。
別の方向から見る。火の見櫓周辺の様子の違いで印象が違って見える。逆光になると撮りにくいが、できるだけ良い方向を探す。
平面が4角形の屋根と見張り台。屋根頂部の避雷針の先端に大きな輪がついている。軒の4隅に蕨手は無いが、特に気にはならない。見張り台の手すりは直線材のみで構成され、スッキリしている。立て掛けてあるのは消防信号板だろう。
この火の見櫓には脚がある。丸鋼を使ったトラス脚。好みのタイプの脚ではないが、有るのと無いのとでは全く違う。