583 東筑摩郡山形村下竹田竹原 撮影日151119
■ 山形村は松本市に境を接する農村。この村では消防団詰所の建て替えに伴い、何基かの火の見櫓が解体撤去された。それでもまだまだ火の見櫓が集落内の生活道路沿いに何基も立っている。いままでに数回村内を巡り、火の見櫓を見つけてきたが、まだ全てを見尽くしたわけではなかった・・・。
南信在住のヤグラー・それがしさんのブログでこの火の見櫓を知り、昨日立ち寄った。なだらかにカーブしている狭い道路がなかなか渋い。その道路沿いにこの火の見櫓が立っている。
平面が3角形の櫓にブレースが2段、櫓に外付けされた梯子段の間隔と段数から見張り台の高さを約6メートルと概算した。
反りのきつい、平面が6角形の屋根。頂部には長い避雷針。下り棟の先に細い平鋼の蕨手。鋼板が薄いのか屋根面が変形している。軒下に消火ホースを掛けるフックがある。屋根の下に山形村に比較的多いと思われる双盤を、見張り台の柱に木槌を吊り下げてある。
やはり平面が6角形の見張り台。縦の手すり子の下部にハート型の飾り。この写真では分かりにくいが昔懐かしい形の街灯がついている。点灯している様子も見てみたい。
トラスを組んだ脚部。櫓の中に立て掛けてある梯子の使途は?
赤錆がかなり目立つ、残念。