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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

427 上田市丸子辰ノ口の火の見櫓

2013-07-21 | g 火の見櫓観察記

 
427 上田市丸子 
撮影日 130719

 長野県上田市丸子(旧丸子町)の国道254号線沿いには火の見櫓が何基もに立っている。どれも遠くからよく見える。この火の見櫓もそのうちの1基。

東信地方(*1)の火の見櫓は細身のものが多いという印象だが、これは太めで逓減率が大きく、安定感がある。高さは梯子段の段数から概算しておよそ16メートル。



四角い櫓に方形(ほうぎょう)の屋根。頂華、蕨手あり。信号表示板が見張り台に立て掛けてある。円形の見張り台直下に付けられた大きなスピーカーは無い方が好ましい。

見張り台の下に消火ホースを掛けるフックの付いた踊り場がある。ここで梯子を掛け変えていないから正しくは踊り場ではない。消火ホース乾燥場とでもすべきか。



踊り場を支えるステーは直線部材。手すりに蕨手状の飾りあり。櫓上部は平鋼のブレース、下部はリング式ターンバックル付き丸鋼ブレース。長野県内では東信によくある方式。物々しい印象を受けるのは平鋼の交叉ブレースと大きめのガセットプレートなどに因るか。



脚間寸法がこのくらい大きくなると、がに股タイプが必然かもしれない。



脚の付け根にも蕨手状の飾りがある。



銘板に建設年度が記されていない・・・。


 *1 長野県は北信、中信、南信、東信の4つのエリアに分けられる。

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