透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「5月と駅」二人展@カフェ・シュトラッセ

2012-05-14 | A あれこれ


 小口裕康さんの作品


② 田之上尚子さんの作品

 朝日村のカフェ・シュトラッセ(← クリックしてシュトラッセのブログをご覧ください)で「5月と駅」という作品展(二人展)が6月1日まで開催されています。

作品と室内空間が一体となって、宮沢賢治の作品のイメージのような空間とでも表現したら雰囲気が伝わるでしょうか、心地良い雰囲気が創出されています。

美術館なら展示空間はあくまでも作品に相応しい背景に徹すべきだと思いますが、ここは空間と作品との素敵なコラボです。

自然の造形を切り取った写真がちょうど大判のポジフィルムのように加工されて横長の窓に展示されています(写真①)。透明感のある作品はとても美しいです。

童話の世界のような作品は木製窓の格子の大きさに合わせて、原画をフィルムにプリントしてつくったそうです(写真②)。作品を透過する自然光が都会的でありながらどこか懐かしい作品の魅力を倍化しています。

他にもかわいらしいマリオネットや立体作品、絵本などが何気なく置かれています。

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期間限定、夢の空間体験をおすすめします。