透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

関越道のバス事故に関する新聞記事を読んだ

2012-05-12 | D 新聞を読んで

 群馬県藤岡市の関越自動車道で4月29日の早朝に起きた高速ツアーバスの事故については既に書いた。今日(12日)改めてこの事故関連の新聞記事を読んだ。


読売新聞



産経新聞はガードレールと防音壁の隙間について「被害拡大」と見出しにした記事を載せている。



毎日新聞もこのことを取り上げているが、見出しを「被害拡大か」として、隙間が大事故の惹起要因だと断定的に書いてはいない。


毎日新聞

運転手が事故の前日に飲酒したことなど、事故とは無関係だと思うのだが、記事にしている。この事故で7人もの乗客が亡くなった直接的な原因は防音壁が車体に突き刺さったことだ。防音壁の内側にガードレールが設置されていれば、防音壁に突き刺さるようなことにはならなかったはずだ。

ガードレールがバスを防音壁の小口に誘導する結果となったということが記事から読みとれる。ガードレールがガイドレールになったわけだが、その後各紙ともガードレールと防音壁の隙間のことについて書いた記事は見当たらなかった。道路の構造に問題があることを記事にしておきながら、その後このことについてフォローしていないのだ。

今回の事故について、原因を全て運転手やバス会社に帰着させて、「終わり」にしてはならない。事故について科学的な検証をきちんとして問題の本質に迫る必要性を新聞は書いて欲しい。


 

 


続 朝日村の石神石仏

2012-05-12 | B 石神・石仏



■ 朝日村西洗馬の荒井集落の入り口に祀られている道祖神と不動明王像 



道祖神 抱肩握手像  弘化二巳三月日(1845年)

裏面に帯代五両と刻字してある。以前紹介した道祖神。


不動明王像 明治二十三年(1890年)

「不動明王は大日如来の化身といわれ、悪魔を降伏させるため恐ろしい姿をし、仏道に従わないものを無理やりにでも導き救済する仏様である。」(説明板より)





朝日村の石神石仏

2012-05-12 | B 石神・石仏



■ 左から道録神(道祖神)、庚申塔、不動尊、二十三夜塔。朝日村西洗馬の山際の小和田集落内に祀られている。

 
宝暦十三癸未年(1763年)十二月十五日

道祖神は建立年が江戸末期以降のものが圧倒的に多い。「在銘文字碑としては松本平で最も古いものとされている」と説明板にある。


庚申碑 安政七年(1860年)

素朴な文字が刻まれている。


不動尊碑 文政元年(1819年)

不動明王は密教の尊像である大日如来の化身。不動尊碑が祀られているのは、近くにある真言宗の寺と無関係ではないだろう。


二十三夜塔 文政元年(1818年)