透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「平安のマルチ文化人 空海」

2012-04-15 | A 読書日記


 この4月から檀家総代を務めることになった。20数年ごとにまわってくる大役だ。私には今回が最初で最後の役となるだろう・・・。これから3年間菩提寺の年間行事に合わせて準備など裏方の仕事をすることになる。

菩提寺の宗派は真言宗だ。開祖は弘法大師空海。これを機会に空海について基礎的な知識を得よう。



『平安のマルチ文化人 空海』頼富本宏/NHKライブラリー この本は何年か前に読んでいるが、再読したい。



司馬遼太郎の『空海の風景』中公文庫については『「空海の風景」を旅する』 NHK取材班/中公文庫の帯に**弘法大師空海の足跡をたどり、その時代風景のなかに自らを置き、過去と現在の融通無碍の往還によって、日本が生んだ最初の「人類普遍の天才」の実像に迫る。構想十余年、著者積年のテーマが結実した司馬文学の最高傑作。**とある。司馬文学の最高傑作かどうかは分からないが、この作品も再読したい。

読みたい本が次から次へと出てくるのでどうなるか分からないが、これらの本は3年間で読むことができれば良しとしよう。

総代の3年目だから2014年には高野山にも出かけることになっている。高野山は密教の宣布を始めた空海が構想し、獲得した密教空間で密教修法の実践場だ。金剛峯寺の大塔、西塔などは以前から見学したいと思っていた。興味深い空間体験をすることになるだろう・・・。