■ 自戒の念を込めて本稿を書く。水曜日の朝刊(信濃毎日新聞)には教育欄があって、教育に関する小論が毎週掲載される。今日(4日)の朝刊に、ある教育研究家の「教育委員会の責任 民意反映の公選制導入を」という小論が掲載された。九つの段落からなる文章だが、各段落の関係、つながりがどうもよくつかめない。文章全体の論理構成がよく分からないのだ。
自分も普段このような文章を書いているのではないか、と反省した。何を書くのかを決めずにブログを書きだしている。行方定めぬ、海図なき航海。これではダメだ。
先週水曜日(120328)の同欄に数学者の秋山仁氏の「変わる米国の教育現場 社会とミスマッチ 解消模索」という小論が掲載された。文章全体における各段落の位置づけが明確で、説得力のある分かりやすい文章になっていた。数学の証明問題の模範解答のような文章だと書けば雰囲気が伝わるかもしれない。こういう文章を書かなくてはいけないなと思って、記事を切り抜いて保存した。
何を書くか、どういう順序で書くか、どのような例を挙げるか。説得力のある文章を書くために常にこのことを意識したい。でも ♪行方定めぬ波枕的な文章も捨てがたいな・・・。