■ 今からちょうど6年前、2006年4月16日に下の投稿からブログを始めた。そして既に2700稿を越える記事を書いた。一日一稿を越えるペースには自分でも驚いている。記事は量より質、いやブログの場合、質より量だと言えるかもしれない。勝手な思いだ。
ブログを始めるときに考えた到底ありそうにないタイトルを試みにネットで検索してみると、なんとヒット。で、別案だった「透明タペストリー」とした。透明なタペストリーは目に見えないわけだから、壁飾りの役目を果たさない。毒にも薬にもならないような文章でいいから綴っていこうという想いをタイトルに込めた。
ところで、人は誰でも自己表現したいという欲求、別の言い方をすれば情報発信をしたいという欲求があるのではないだろうか。自己顕示欲といえばあまりいいイメージではないが。人はそれをいろいろな方法で実行している。
絵を描くことが好きな人は展覧会に出品する機会を、合唱が好きな人は発表会で歌う機会を得ているだろう。プロの俳優や歌手は自己表現することを仕事としているわけだから、満足度が大きいだろう。プロスポーツ選手や大きな大会に出る選手も然り。
新聞にエッセイや短歌を投稿する人もいるし、自費出版する人もいる。仲間とカラオケに興じるのも自己表現と見ることができる。オシャレをすることもそう。このように人は何らかの方法で自己表現をしている。生物では外からの刺激に反応して情報発信することが生きていることの証となる。
ブログは実に簡単な(パソコンの操作を覚え、投稿方法を理解しなくてはならないから簡単ではないか)、もとい、便利な自己表現の場だ。このgooブログの登録件数は日々増え続けていて、とうとう170万件を越えた。いかに多くの人がブログでの自己表現、情報発信を望み、実行しているかが分かる。私も書きたいことを書いて、情報発信をしてきた。発した情報が有用であったかどうかは別として。
でも、「繰り返しの美学」や「火の見櫓っておもしろい」、随分昔の写真を載せた「民家昔の記録」には今までにいろいろな反応があった。これからも書きたいことを書きたいように書こうと思う。
ここで改めて拙ブログを読んでいただいている皆さんに感謝します。
「いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます」
透明タペストリー工房@信州の緑豊かな鄙里 U1 20120416