空想の金婚式

前ブログで、『あと二年』だけは長生きしたいとほざいたヒゲ。

何故か？

それは、奇跡（笑）の金婚式を、二年後に迎えることが出来るからです。

今日のブログは、金婚式のセレモニーを如何に演出するかのヒゲの妄想が

引き起こした、波乱の人生をつづったシナリオの一部です。

笑ってやって下さい。

にっぽん丸の船首が、荒波をかき分けて進むシーンからスタート。

　　　　　　　　

まるで、ヒゲ夫妻が体験した波瀾万丈の人生を象徴するかのようです。

その後、撮影ドローンは船上に移動。

プールサイドでは、陽光を浴びながら車椅子に座るご機嫌なヒゲを写します。

　　　　　　　　　　　

数刻後、船内の『金婚式パーティー会場』のシーン。

壇上に立つカァちゃんは、たっての念願が叶い、ウェディング・ドレス姿。

ヒゲには、まぶしすぎます！　😂 　

孫たちが、歌や演奏をステージで披露。

曲は、　“　ロング&ワインディング・ロード　”　♬

シャンパングラスを手にしたヒゲ夫婦の目には涙がにじみます。

すると場面は突然変わり、戦車が進軍する中、シュルシュルシュル〜ドオオン💥

砲弾が炸裂します。

朝鮮動乱で国連軍が北に進攻しているのです。

その時突然、蟻塚（アリヅカ）から黒いアリがはい出るように、中国人民兵が現れた。

　　　　　　　　　

中共軍は大挙して国連軍に襲いかかり、大反撃を始めた１９５０年の１１月の事。

ヒゲは、こういう時代に産まれたのです。

折からの朝鮮特需で、日本は　“にわか景気”　が起こり、両親の商売も多忙に。

赤ん坊ヒゲは、天草の母の実家に預けられます。

数年後、熊本市の親の家に戻されて、いきなり信愛幼稚園の年長さん組に。

　　　　　　　　　　　　

もちろん、誰も友達はいません。

しかも、言葉も余り話せないヒゲ。

コミケ手段がない陰キャ（キャラ）だから、誰も打ち合わない。

しょうがなく、独りで毎日砂場の山作り。

　　　　　　　　

次の年、桜咲く隣の城東小学校への入学手続き。

かろうじて、自分の名前の発音は出来るけど、書くのは難しい。

受付係が言います。「　この子は、特殊学級の方がいいと思います。　」

母親がお願いして、なんとか普通クラスに入れて貰えました。

当然のドベこす（最下位）からのスタート。

ドン底学力ながら、黙々と学校に向かうヒゲの後ろ姿に、S &ガーファンクルの

❛❜　ボクサー　♬　❜　の曲が重なる。

　　　　　　　　　　　　　

そしてある日、城東小学校は、暁の大炎上に包まれた。

ヒゲは突然、本荘小学校の仮校舎に通う身に。

そして、歴史の皮肉か？

後の　“熊本大地震”　で、再びこの校庭の土を踏む羽目になるとは。

最初は紅蓮の炎に焼き出され、６０年後には自宅崩壊から逃れて！

　　　　　　　　　

その後、再建された城東小学校。

ヒゲは、初めての給食にありつく。

米国から配給品の、コッペパンや脱脂粉乳で辛うじて糊口をしのぐ。

やがて、高学年になったヒゲ。

しかし、毎度毎度、忘れ物の習字道具セットを、我が家に取りに帰えされます。

走って　走って　・・・　

女性教師から据えられた、ぶざまなペナルティですね。

しかし、この罰則が、まさに　『映画・フォレストガンプ』　的な効果を、

ヒゲ小学生に与えたのだから、世の中分からないものです。

　　　　　　　　　　　

同じ頃、あけみカァちゃんは、ひげとは全く違う日々を　・・・　？？

　　　　　　

　　　　　　　

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