田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

粗(アラ)喰い家族

2012-08-02 19:11:01 | 2人3脚チンタラ道中
先日のブログ(太刀魚の話)で、娘がでつぶやいていた。 (Facebook上で)
娘 「 背ビレなんか取らなくても、簡単に食べれるヨ? 」
ヒゲ 「 それはネ、片山家がチョー特殊な食習慣だからサ! (笑) 」

80年代前期、栄通り田園 ~~~
板場6人を解雇して、ヒゲ一人で段取りしろと云うトレード。
即座に手足となって動いてくれる補助要員が見付かるはずもなく、トンでもない話。
こんな奇策で廃業を免れた店。

随分回復したのだが、ヒゲの収入は相変わらずのまま。
そんな中、 「 どうやってお金(会社ではなく個人の)を貯めようか? 」 とカァちゃん。
「 とことん出費を削るしかないなぁ! 」
俎上に挙がったのは、エンゲル係数(食費)でした。
店休の前日には、整理しなければならない食材があります。
活き造りしたヒラメのアラはよく残りました。
こういうのを、持ち帰るのです。
と云う事で、日曜日の子供達との食事は、 『 ヒラメのアラ鍋 』 が度々。
ヒラメのアラと云っても、小振りな物もあります。
身はわずかに腹の所にしかないっていう、子供にしてみたら厄介なヤツ。
煮えばなを上手く取らないと、鍋の中でバラバラに崩れる事に。
こんな食事ですが、不思議な物で、慣れというか、コレしか無いと観念したのか(?)、
上手に食べれる様になるのでした。
〆の雑炊に紛れ込んだ小骨まで、巧く取り出す娘には驚かされました。
因みに、今の飼い猫トンに骨付きの魚を与えると、知らんふりしています。
諦めて、パクっとくわえても、直ぐにペッと吐き出します!
「 このジジ(魚)、骨が付いているよ? 」
「 骨を抜いてくれ~ 」 とアピールするのです。
何て事でしょう!
貧乏時代の子供達は、ゴミ箱行きの魚しか食べられなかったのに、
この駄猫は、人間様と同じ刺し身を食べての贅沢三昧!
                
小平目のアラは、普通唐揚げにして骨ごと頂きます。
何故なら、あまりに身が少ないから、アラ炊きなどの方法が使えないのです。
そんな平目のアラ、骨と骨の間に極わずかな身が付いてます。
このわずかな身を、小学校低学年の時から、箸でほじくり出して食べてた子供達。
当然ながら、日本一の粗喰い少年少女に育ちました。 (笑)
そんな娘ですから、骨付き太刀魚の塩焼きなんぞ、目隠しでも食べれるのは当たり前!!
どうぞ皆さん! 
ウチの子供達と、アラ煮早喰い合戦なんぞ、なさらないで下さい。 (大笑)

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コメント
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