田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

見識~チェリー

2012-08-16 20:39:33 | よもやま話・料理編
こんな暑い日、食欲の落ちた日本人を喜ばせる料理に、冷やしソーメンがあります。
この日本人好みの細麺、家庭でも料理店でも人気者です。
さて、コレに何をあしらうか? と考えてみると ・・・
家庭では、トマトや胡瓜で彩り良くしましょう。
栄養バランスもあります。  
                        

料理店では、乾し椎茸の含め煮 ・ 結び薄焼き卵 ・ それに茹で車海老でしょうか。
                
                  《 どなたかの作品をお借りしました。 》

この乾し椎茸、ひとつ注意があります。
それは小砂が付いている事です。
戻した状態で、十分に小砂を洗い落とす必要があります。
特に傘の裏側は砂の宝庫?  丁寧に洗いましょう。
それを、戻し汁で炊くのですが、この戻し汁も一度漉しておくのを忘れないように。

まあ、こんな所ですが、ある料理店で缶詰の赤いチェリーが乗って出て来たのには
ビックリしました。
懐かしさも少し ・・・ (笑)        
昭和30年代の熊本。
やっと、敗戦の痛手から立ち上がり始めた頃です。
スナック・バーをしてたウチの店にも、物資が回ってきました。
その中に、赤く染められた缶詰めのチェリーのシロップ漬けが。
何しろ、まだ食糧事情が悪い時代です。
初めて頂く、そのチェリーの美味い事!
当然、高級珍味並みの扱い方でした。
しかし、その頃から、もう半世紀ほど経っている現在、シロップ漬けのチェリーが
登場するのは、料理店としては如何なものか?
同じ様だが、コレが、家庭の食卓に出て来たら、何も言う事はありません。
「 ああ、彩りが良いですネ、奥さん! 」 と、ヒゲはつぶやく事でしょう。 (笑)

さて、この白いソーメンには、あしらえ無しで、もみじの緑だけでも悪くない。
これには、ひとつ要注意があります。
                         
店で板場に何度も注意しても、あまり意に返さない事のひとつですが。
樹の葉、花の葉は結構、 『 泥 』 で汚れているのです。
泥を落とす為、水に浸けておいて、充分に洗う必要があるのです。
特にソーメンみたいに、氷水と共にモミジも接触するモノは。

       
当時の写真です。
田園ビルを建てた場所で、旧町名を “ 鷹匠町 ” と云いました。
徳島市にも高知市にもあって、懐かしく思い出しました。
現在は、 “ 新市街 ” と云います。     
   
両親ではありません。 お客さんでしょうか?
昭和24年に夫婦で始めた店を、改装したものです。
東京仕込みのハイカラな店で、繁盛したようです。

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