知っていますか？戸田市上空を低高度飛行する羽田増便計画

このたびの台風19号により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

東京オリンピックを１年後にひかえ、多くの外国人観光客を受け入れるためとして羽田増便計画が進められていますが、戸田市上空を低高度で飛行するルートをとることが報告されています。それも１日132便。四六時中の騒音は勿論のこと、飛行機の部品や期待に付着していた氷が落下することも十分考えられます。戸田の9月市議会で全会一致で「羽田空港の機能強化に向けた熟考と万全の対策を求める意見書」が採択されたように、戸田市民の命と暮らしを守るため危険な飛行ルートの見直しや安全対策の徹底が求められます。そこで、２０１９年１０月（No.38）日本共産党戸田市後援会だより「ワンポイント学習」から記事を転載させていただき、紹介することにします。（サイト管理者）

 

※以下、転載はじめ↓

 

＜知っていますか？羽田増便問題――戸田市上空を低高度で飛行する危険＞

 

国土交通省は、東京オリンピック開催を見通し、外国人観光客への対応策として、2020年3月29日より羽田空港への国際便を１日約50便も増便する新飛行経路の運用を計画しています。

 

現在の羽田空港もそうですが、通常、世界のどの空港も原則として「海から入って海に出る」ルートを採用しているそうです。

そうしないと都心部などに騒音や落下物などの甚大な悪影響を引き起こす可能性があるからです。

ところが、今回の増便計画では「陸（都心）から入って陸に出る」ルートを採用しており、戸田市をはじめ蕨市、川口市、さいたま市の上空がルートになっているのです。

 

計画が実施されると、1日132便が着陸のために戸田市を含む埼玉県南部を900ｍから1500ｍの低高度で飛行する見込み。

 

問題は、連続的な騒音被害や落下物の危険にさらされるのはもちろん、その詳細が私たち住民にほとんど知らされていないことです。

 

政府にはこのような危険な飛行ルートをただちに再考し、住民の生命と暮らしを守るよう求めるものです。

 

なお、戸田市9月議会最終日、日本共産党の提案で「羽田空港の機能強化に向けた熟考と万全の対策を求める意見書」が全会派一致で採択され国に提出されました。

 

意見書は、新たな飛行経路について飛行高度や旋回角度、降下角などあらゆる面についてさらなる熟考を重ねることを始めとして、騒音の軽減、落下物防止対策の徹底、誠意ある対応と住民に対する事前協議と説明など５項目を求めています。

 

 

【出典参考】さいたま・羽田増便問題を考える会　通信第1号

 

Aコース（A滑走路）好天候時は、さいたま市・戸田市上空1500ｍを、悪天候時はさいたま市上空900ｍを飛行。Cコース（C滑走路）は、好・悪天候ともに川口・蕨・戸田市上空1200ｍを飛行する計画。

【出典】２０１９年１０月（No.38）日本共産党戸田市後援会だより「ワンポイント学習」

 

 

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