■憲法9条は生きている――憲法施行77周年
今日5月3日は、1947年5月3日に日本国憲法が施行されてから77回目となる憲法記念日です。
日本国憲法は、第二次世界大戦（太平洋戦争）後、米国が連合国軍最高司令官総司令部（GHQ）として、日本が二度と侵略戦争をしない民主主義の国にさせるために進駐し、日本国憲法をつくったわけですが、それは改憲派が主張するように決してGHQの「押しつけ憲法」ではなく、日本国内での議論や意見交換の結果として決まり、なによりも多くの国民が平和憲法を歓迎して誕生したものです。
しかし、その後、朝鮮戦争の勃発や冷戦の進展に伴い、米国は日本を目下の同盟国として利用するために戦争犯罪人であった安倍晋三元首相の祖父・岸信介などを復帰させ、日米安保条約などを経て、日本各地に米軍基地を配置していきます。その在日米軍基地を後方支援させるために米国は日本に自衛隊（当初の警察予備隊から保安隊を経て自衛隊となった）の創設を求めます。
日本国憲法では9条に「国際紛争を解決する手段としての、国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使の放棄」と「陸海空軍その他の戦力の不保持」、ならびに「交戦権の否認」を規定していますが、米国はこの憲法9条が邪魔になるわけで、「保安隊（自衛隊の前身）は違憲である」と主張する革新勢力を抑えるための日米安保の方向性について1953年の自民党の前身・自由党の政調会長だった池田勇人と米国のウォルター・ロバートソン国務次官補の間で「池田・ロバートソン会談」が行われ、米国は日本に9条改憲を求めます。
今日5月3日は、1947年5月3日に日本国憲法が施行されてから77回目となる憲法記念日です。
日本国憲法は、第二次世界大戦（太平洋戦争）後、米国が連合国軍最高司令官総司令部（GHQ）として、日本が二度と侵略戦争をしない民主主義の国にさせるために進駐し、日本国憲法をつくったわけですが、それは改憲派が主張するように決してGHQの「押しつけ憲法」ではなく、日本国内での議論や意見交換の結果として決まり、なによりも多くの国民が平和憲法を歓迎して誕生したものです。
しかし、その後、朝鮮戦争の勃発や冷戦の進展に伴い、米国は日本を目下の同盟国として利用するために戦争犯罪人であった安倍晋三元首相の祖父・岸信介などを復帰させ、日米安保条約などを経て、日本各地に米軍基地を配置していきます。その在日米軍基地を後方支援させるために米国は日本に自衛隊（当初の警察予備隊から保安隊を経て自衛隊となった）の創設を求めます。
日本国憲法では9条に「国際紛争を解決する手段としての、国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使の放棄」と「陸海空軍その他の戦力の不保持」、ならびに「交戦権の否認」を規定していますが、米国はこの憲法9条が邪魔になるわけで、「保安隊（自衛隊の前身）は違憲である」と主張する革新勢力を抑えるための日米安保の方向性について1953年の自民党の前身・自由党の政調会長だった池田勇人と米国のウォルター・ロバートソン国務次官補の間で「池田・ロバートソン会談」が行われ、米国は日本に9条改憲を求めます。
しかし、やっと平和憲法を得て、戦争を放棄した日本国民の想いを変えることはできないとして、会談では「日本政府は教育および広報によって日本に愛国心と自衛のための自発的精神が成長するような空気を助長することに第一の責任をもつものである」と、日本国民の防衛に対する責任感を増大させるような日本の空気を助長することが最も重要であることで合意するのです。「教育と広報」つまり戦後教育の変質と広報（マスメディア）を利用して、日本国民に「愛国心と自衛のための自発的精神が助長」するような政策が今日まで続いていると言えるでしょう。
戦後、自民党は結党以来、「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を世界に誓った日本国憲法9条を目の敵にし、その改正を一貫して党の主要な政策の一つと位置づけ、改憲を目指してきました。
しかし、憲法9条があったために、日本は米国が世界で繰り広げる戦争に参加することもなく、一人の外国人も殺さず、一人の自衛隊員も殺されずに今日まで来ることができたのです。
■岸田自公政権の「戦争国家づくり」に反対します
しかし、岸田自公政権は、「安保3文書」にもとづき、敵基地攻撃能力の保有と軍事費の2倍化など大軍拡へ道を開き、ついには殺傷兵器の武器輸出解禁へと「死の商人国家」に成り下がりました。
さらに岸田首相は4月に訪米し、バイデン大統領との共同声明で、自衛隊が米軍の指揮下に組み込まれる枠組み強化を約束。自衛隊が米軍の自自地上の指揮統制のもとに置かれる、日米軍事同盟を新たな段階に引き上げる「歴史的大変質」に踏み込みました。
今、まさに日本は、あの太平洋戦争に突入した時と同じく、軍事ブロックを強化し、戦争の準備に暴走するという過ちを繰り返し、「戦争国家づくり」に暴走しています。
武力で平和が作れないことはロシアのウクライナ侵略やイスラエルのガザ攻撃でも明らかです。
憲法に基づく「平和国家の理念」を投げ捨て、9条改憲を実現しようと企み、米国言いなりの「戦争国家づくり」に暴走する岸田自公政権にNO！を突きつけましょう。
今こそ、憲法9条を守り活かした平和外交で、戦争の心配のない世界、東アジアを作ることを求めましょう。
「憲法壊すな、憲法守れ」の国民的な共同をひろげましょう。
2024年5月3日
「とだ九条の会」事務局
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
武力で平和はつくれない！
とりもどそう憲法いかす政治を
第10回 2024「憲法大集会」
戦後、自民党は結党以来、「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を世界に誓った日本国憲法9条を目の敵にし、その改正を一貫して党の主要な政策の一つと位置づけ、改憲を目指してきました。
しかし、憲法9条があったために、日本は米国が世界で繰り広げる戦争に参加することもなく、一人の外国人も殺さず、一人の自衛隊員も殺されずに今日まで来ることができたのです。
■岸田自公政権の「戦争国家づくり」に反対します
しかし、岸田自公政権は、「安保3文書」にもとづき、敵基地攻撃能力の保有と軍事費の2倍化など大軍拡へ道を開き、ついには殺傷兵器の武器輸出解禁へと「死の商人国家」に成り下がりました。
さらに岸田首相は4月に訪米し、バイデン大統領との共同声明で、自衛隊が米軍の指揮下に組み込まれる枠組み強化を約束。自衛隊が米軍の自自地上の指揮統制のもとに置かれる、日米軍事同盟を新たな段階に引き上げる「歴史的大変質」に踏み込みました。
今、まさに日本は、あの太平洋戦争に突入した時と同じく、軍事ブロックを強化し、戦争の準備に暴走するという過ちを繰り返し、「戦争国家づくり」に暴走しています。
武力で平和が作れないことはロシアのウクライナ侵略やイスラエルのガザ攻撃でも明らかです。
憲法に基づく「平和国家の理念」を投げ捨て、9条改憲を実現しようと企み、米国言いなりの「戦争国家づくり」に暴走する岸田自公政権にNO！を突きつけましょう。
今こそ、憲法9条を守り活かした平和外交で、戦争の心配のない世界、東アジアを作ることを求めましょう。
「憲法壊すな、憲法守れ」の国民的な共同をひろげましょう。
2024年5月3日
「とだ九条の会」事務局
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
武力で平和はつくれない！
とりもどそう憲法いかす政治を
第10回 2024「憲法大集会」
日時：2024年5月3日（金・休）開演11:00 パレード14:30 【本日です！】
場所：有明防災公園（東京臨海広域防災公園）
東京都江東区有明3-8-35
主催：平和といのちと人権を！5・3憲法集会実行委員会
共催：戦争させない・９条壊すな!総がかり行動実行委員会
９条改憲ＮＯ!全国市民アクション
戦争をさせない1000人委員会
憲法９条を壊すな!実行委員会
戦争する国づくリストップ!憲法を守り・いかす共同センター
９条の会
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
※パレスチナに平和を！イスラエルはガザへの軍事攻撃を止めろ！
（※緊急行動は終わりました。）
※ #ロシアはウクライナ侵略をやめろ！
※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう！
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf
※ #統一教会の宗教法人解散を求めます
■署名活動はオンライン署名サイト「Chage.org」で行われます。
https://chng.it/YYVtM9Wr8G
※新たな「憲法改悪を許さない全国署名」にご協力を
（９条改憲ＮＯ！全国市民アクション）http://kaikenno.com/?p=1826
■これまで取り組んできた「安倍９条改憲反対！改憲発議に反対する全国緊急署名」に変え、新しい情勢に合わせた「憲法改悪を許さない全国署名」に取り組みます。
■ネット署名
https://chng.it/R2YgNbLD
■署名用紙（プリントしてお使いください）
署名用紙はこちら
2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ！
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に！
♯日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
♯米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を
※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール（「とだ九条の会」ＨＰをご覧ください。）に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」ＨＰに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://toda9jo.web.fc2.com/
＊「とだ九条の会」ホームページは2014年11月24日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ブログのアドレス
http://blog.goo.ne.jp/toda9jo
＊「とだ九条の会」ブログは2014年11月10日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ツイッターのアドレス
http://twitter.com/toda9jo
※パレスチナに平和を！イスラエルはガザへの軍事攻撃を止めろ！
（※緊急行動は終わりました。）
※ #ロシアはウクライナ侵略をやめろ！
※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう！
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf
※ #統一教会の宗教法人解散を求めます
■署名活動はオンライン署名サイト「Chage.org」で行われます。
https://chng.it/YYVtM9Wr8G
※新たな「憲法改悪を許さない全国署名」にご協力を
（９条改憲ＮＯ！全国市民アクション）http://kaikenno.com/?p=1826
■これまで取り組んできた「安倍９条改憲反対！改憲発議に反対する全国緊急署名」に変え、新しい情勢に合わせた「憲法改悪を許さない全国署名」に取り組みます。
■ネット署名
https://chng.it/R2YgNbLD
■署名用紙（プリントしてお使いください）
署名用紙はこちら
2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ！
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に！
♯日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
♯米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を
※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール（「とだ九条の会」ＨＰをご覧ください。）に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」ＨＰに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://toda9jo.web.fc2.com/
＊「とだ九条の会」ホームページは2014年11月24日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ブログのアドレス
http://blog.goo.ne.jp/toda9jo
＊「とだ九条の会」ブログは2014年11月10日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ツイッターのアドレス
http://twitter.com/toda9jo
