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日本国憲法施行77年、9条憲法守れ!「憲法大集会」開催される

2024年05月04日 | 日記
■「第10回 2024憲法大集会」に3万2000人

これまでも当ブログで案内してきたように、日本国憲法の施行から77年の憲法記念日を迎えた5月3日、「第10回 2024『憲法大集会』」が東京・江東区の東京臨海広域防災公園で開かれ、昨年を上回る約3万2000人(主催者発表)が参加しました。


(出典:「東京新聞」)

主催は、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会、9条改憲NO!全国市民アクション、戦争をさせない1000人委員会、憲法9条を壊すな!実行委員会、戦争する国づくリストップ!憲法を守り・いかす共同センター、9条の会などの市民団体でつくる「平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委員会」で、主催者を代表して公係行動実行委員会共同代表の小田川義和さんが、日米軍事一体化などで憲法を逸脱する岸田政権の暴走に「今日を起点に憲法を守る運動のうねりを」と主催者あいさつしました。







●伊藤真弁護士と猿田佐世弁護士がスピーチ
集会では、長年憲法の問題に取り組んでいる「伊藤塾」塾長の伊藤真弁護士が「経済の安全保障や武器輸出、そして学問や芸術など、さまざまな問題に政府が介入し憲法を無視した政治がどんどん進もうとしている。今まで憲法に守られてきた私たちが今度は憲法を守る責任を果たさないといけない」とスピーチ。

また、新外交イニシアティブ(ND)代表の猿田佐世弁護士も「軍事力を高めてもちょっとした誤解で大戦争になる。外交で緊張を緩和することがなにより大切」とスピーチしました。


(出典:「東京新聞」)

●立憲4野党の代表があいさつ
このほか集会では、立憲民主党や日本共産党、れいわ新選組、社民党など野党4党が挨拶。自民党が主張する、緊急事態の際の国会議員の任期延長のための憲法改正が必要ないことや、自公政権は安全保障政策で憲法を踏みにじっているなどと訴えました。

この中で立憲民主党の逢坂誠二代表代行は「『裏金議員』が憲法を議論する正当性があるのか。憲法は国会議員や公務員などを縛る法規であり、憲法に縛られる側の人間が法律を犯しているかもしれない中、声高に憲法改正を叫ぶことは異常な姿だ」と指摘。その上で「緊急事態に名を借りて、国会議員の任期を延長させる議論を一生懸命やっている人がいるが順番は逆だ。災害に強い選挙や参議院の緊急集会の役割を充実させる議論を尽くす必要がある」と述べました。

日本共産党の田村智子委員長は「戦争をする国づくりを何としても止めたい。集団的自衛権の行使容認や軍事費2倍などは、歴代自民党政権が憲法9条があるからできないと言っていたものばかりだ。いったいどこまで憲法を踏みにじるのか。危険な自公政権の政治を許すわけにはいかない」と訴えました。

れいわ新選組の櫛渕万里共同代表は「能登半島地震では、がれきの撤去が進まず『憲法25条』が規定する最低限度の生活が保障されていない。被災地を放置しながら、災害のために憲法を改正し、緊急事態条項を入れるのは茶番だ」と述べました。

社民党の福島瑞穂党首は「自民党政権は特定秘密保護法や安全保障関連の3文書などで憲法破壊をくり返してきた。法律をやぶる『裏金議員』に憲法を変える資格はなく、憲法改正よりも憲法を生かすべきだ」と主張しました。

●市民連合、各分野代表が連帯の訴え
この後、集会では、市民連合の長尾詩子さんのが「衆院3補選でともに立憲民主党の候補が市民と野党の共闘で勝利した。市民と野党の架け橋として、憲法の理念の実現を作り上げよう」と連帯あいさつ。
その後、リレートークとして①地震と原発(武藤類子さん)、 ②難民問題(移住連)、 ③沖縄課題(高里鈴代さん)、 ④核兵器課題(大内由紀子さん)、 ⑤パレスチナ問題(猫塚義夫さん)など各分野の代表から訴えがありました。

●「武力で平和はつくれない」「憲法を暮らしにいかそう」とパレードでコール
集会の最後に戦争をさせない1000人委員会の染裕之さんが行動提起をした後、参加者たちは横断幕やプラカードを掲げながら会場の周辺をパレードし、「武力で平和はつくれない」「憲法を暮らしにいかそう」などと声を上げました。


■改憲派も集会、櫻井よしこ氏が「改憲やり遂げるのは岸田首相しかいない」

一方、憲法改正を求める立場の「『21世紀の日本と憲法』有識者懇談会(民間憲法臨調)」は「美しい日本の憲法をつくる国民の会」と共催し、日本会議が協賛する「第26回公開憲法フォーラム」を東京・千代田区の砂防会館別館で開き、約800人(主催者発表)が参加しました。

主催者を代表して「民間憲法臨調」代表 の櫻井よしこ氏が「戦後の日本国のねじ曲がった国のあり方を立て直すのが憲法改正。岸田首相の背中を押して、政治家が憲法改正に走らねばならない」などと呼びかけ、「憲法改正の第一歩を踏み出す。このミッションをやり遂げることができるのは岸田氏しかいない。他の人ではなかなかできないだろう」とも言及しました。

また3年連続でビデオメッセージを寄せた岸田文雄首相は「社会が大きく変化し、憲法改正はますます先送りのできない重要課題となった」と述べ、憲法への自衛隊明記や緊急事態条項の新設など、改憲議論の加速化を強調。施行から77年で時代にそぐわない部分などがあるとして「果断に見直しを」などと訴えました。

改憲に同調する野党の一部もあいさつし、国民民主党の玉木雄一郎代表は緊急事態条項について「ようやく機運になってきた」などと積極的に改憲を進める姿勢を示しました。


【出典】2024年5月3日配信「共同通信社」、「NHK NEWS WEB」、「東京新聞」、4日付け「しんぶん赤旗」



※パレスチナに平和を!イスラエルはガザへの軍事攻撃を止めろ! 

(※緊急行動は終わりました。)


※ #ロシアはウクライナ侵略をやめろ!



※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう!
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf


※ #統一教会の宗教法人解散を求めます
■署名活動はオンライン署名サイト「Chage.org」で行われます。
https://chng.it/YYVtM9Wr8G



※新たな「憲法改悪を許さない全国署名」にご協力を

(9条改憲NO!全国市民アクション)http://kaikenno.com/?p=1826
■これまで取り組んできた「安倍9条改憲反対!改憲発議に反対する全国緊急署名」に変え、新しい情勢に合わせた「憲法改悪を許さない全国署名」に取り組みます。
■ネット署名 
https://chng.it/R2YgNbLD
■署名用紙(プリントしてお使いください)
署名用紙はこちら


2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ!
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に! 
♯日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
♯米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を


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