とだ九条の会blog

「とだ九条の会」公式HPに併設=「とだ九条の会ブログ」でネットワークを広げます。

今日5月1日、埼玉県中央メーデーに行ってきました!

2024年05月01日 | 国際・政治


■東京・中央メーデーに12000人が参加

今日、5月1日(メーデー)、全労連の中央メーデーはあいにくの雨模様でしたが、東京・代々木公園で約12000人(主催者発表)が参加。長引く物価高騰で実質賃金の低下が続き、貧困が広がっているとして、大幅な賃上げによる国民の生活改善を訴えました。

全労連の小畑雅子議長は「全ての労働者の賃上げを求め、ストライキも構えて闘い続ける仲間に敬意を表する」とあいさつ。能登半島地震の被災地復興に万全の支援を続けるよう政府に求めました。

また、日本共産党の田村智子委員長が「物価高騰から暮らしを守る賃上げを共に勝ち取っていこう」と連帯の挨拶をしました。

男女の賃金格差解消や、時給1500円以上の最低賃金を求める「メーデー宣言」を採択したあと、パレードで都民にアピールしました。


■埼玉・北浦和公園には1000人超が参加




また、埼玉県中央メーデーも時折強く降る雨の中、北浦和公園で1000人超の参加で開催されました。

実行委員長で埼労連の新島善弘議長が「憲法を軸に、働く仲間の団結で生活と権利を守ろう」と主催者あいさつ。その後、来賓として、大野元裕埼玉県知事、頼高英雄蕨市長、埼玉弁護士会の上田裕副会長、労金・こくみん共済coopの代表、オール埼玉総行動実行委員会の小出重義委員長らがあいさつ。政党から日本共産党・塩川鉄也衆院議員があいさつ。4月28日投票の衆院3補選で岸田政権にNOの審判が下ったとして「未来を変える力があるのは市民と野党の共闘です。総選挙につなげよう」と訴えました。

「私たちの要求(※1)」提案と要請団編成の報告があった後、「メーデー宣言(※2)」を採択しました。

集会終了後、沿道にアピールしながら、雨の中、埼玉県庁までパレードを行い、県民にアピールしました。

なお、以下に採択された埼玉県中央メーデーの「 メーデー宣言」ならびに「メーデースローガン」、「私たちの要求」を掲載します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【第95回 メーデー宣言】(※2)

第95回埼玉県中央メーデーは、元日に発生した能登半島地震による甚大な災害とその後の救援・復旧・復興から、行き過ぎた規制緩和によって公共の役割が軽視されてきたことが浮き彫りとなり、「公共を取り戻す」ことの重要性を認識するもとで開催されました。
被災地が混乱する1月7日、習志野駐屯地では降下訓練始めを実施するなど「安保3文書」のもと軍事最優先で、国民には賃金抑制、大増税、社会保障削滅を押し付け続ける岸田政権に対して、暮らしを守るたたかいと平和を希求する取り組みを更に推し進め、政治革新に向けて立ち上がる決起の場となりました。


◆すべての働く仲間のみなさん
「平和を希求する世界の人々と連帯しましょう」
ロシアによるウクライナヘの軍事侵略はすでに2年。イスラエルによるパレスチナヘの大量虐殺など、世界での情勢不安は、破壊の連鎖でしかないにもかかわらず、岸田政権は昨年12月に殺傷能力のある武器を紛争当事国にも輸出できる「防衛装備移転三原則」と「運用指針」の改定を閣議決定するなど、更なる軍事大国化を進めています。
恒久平和を謳っている憲法のもとにある日本においての大軍拡は、食料自給率38%、エネルギー白給率12%で海外に依存する現状からも国民生活を脅かすほかありません。軍事対軍事ではなく、人を殺傷する武器も核兵器もない世界をめざしてこそ、真の平和は実現します。
自由権・社会権・平和主義に貫かれている日本国憲法を守り生かすとともに、政府はウクライナとパレスチナでの惨状に対して即時停戦を対話による外交で解決をはかるよう世界に発信していくことが求められます。
世論を大きく広げ、世論の力で「改憲阻止」「防衛予算の大幅削滅・軍縮」に向けて奮闘しましょう。

◆すべての働く仲間のみなさん
「成長できない国からの脱却に向け、声を上げ政治を変えましょう」
日本の労働者の実質賃金は下がり続け、免税小規模事業者はインボイス制度の導入の強行で課税事業者への強要による大増税あるいは廃業を迫られる状況にある一方、大企業は内部留保を積み増ししており、格差と貧困が拡大し、国民生活の疲弊が広がるもとで経済成長できない国になっています。また、教育や公務の現場でも、予算削滅のもと非正規がひろがり、長時間過密労働や公共サービスの破壊が続いています。
暮らしが厳しくなっているもとで、今や世界の109の国と地域で実施している消費税の税率引き下げを拒み続けるなど、国民生活軽視の経済政策は「政治による人災」といえます。最低賃金全国一律制と時給1500円以上の実現、賃金底上げを基軸に、物価高騰を上回る大幅賃上げを勝ち取るため、奮闘しましょう。
大企業中心の経済政策を改め、労働者の雇用や賃金の改善、公共分野の再構築、社会保障の拡充、中小企業や農漁業者への支援拡充を進めることが求められます。国民のいのちと暮らしを守り、「憲法」を生かす政治を実現するため、市民と野党の共闘の力で諸要求実現に向けて頑張りましょう。働く者の団結万歳!第95回メーデー万歳!

2024年5月1日
第95回埼玉県中央メーデー

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【メインスローガン】

働くものの団結で生活と権利を守り、
平和と民主主義、中立の日本をめざそう


【サブスローガン】

●国は能登半島地震の被災者支援に全力を挙げろ
●大阪・関西万博は即刻中止し防災予算にまわせ
●物価上昇を上回る大幅賃上げを
●最低賃金の全国一律最賃法制化、今すぐ時給1500円以上の実現
●国民主権と人権守れ、ジェンダー平等社会の実現
●安定した雇用の実現、働くルールの確立、ディーセントワークの実現を●過労死なくせ、長時間過密労働の是正と人手不足の解消を
●公務・公共サービスの拡充、地域の公共を取り戻そう
●公契約法の制定めざせ
●ひとしく教育を受ける権利の保障を、教育無償化、少人数学級の拡大と教員増を
●医療提供体制、公衆衛生体制の拡充を
●年金・生活保護の切り下げ反対、最低保障年金制度の確立を
●マイナンバーカード強制化反対、現行の保険証廃止するな
●消費税減税実現とインボイス制度廃止
●食料自給率向上、日本の食と農を守れ
●ウクライナとパレスチナの即時停戦を
●改憲反対、STOP!戦争する国づくり
●核兵器禁止条約の早期批准を
●県民の暮らし第一の県政に
●憲法を暮らしに活かし、住みたい、働きたい埼玉県へ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【第95回埼玉県中央メーデー「私たちの要求」】(※1)

(1)8時間働いて暮らせる賃全・働くルールの確立を。最賃時給1500円以上、全国一律最低賃金制の確立を。すべての労働者の大幅賃金引き上げ。高度プロフェッショナル制度の廃止と裁量労働制の拡大反対、11時間以上の勤務間インターバル制度の導入。不払い残業の根絶、長時間残業の是正、有給休暇の完全取得。すべての人が自立できる正規雇用を。成果主義賃金制反対。パート・有期・派遺労働者の同一労働同一賃金と労働条件改善を。「均等法」の実効ある改善、男女賃金格差解消、同一労働同一賃金実現。育児介護休業法の拡充を。ブラック企業根絶。外国人労働者の人権保障の確立を。ILO条約など国際労働基準の遵守と条約の批准促進でディーセントワーク実現を。大企業は内部留保を活かし、労働者の雇用と賃金を守れ。解雇金銭解決制度導入反対。労働者派遣法の抜本改正。「偽装請負・派遺」など違法脱法の根絶。有期雇用の無期転換逃れの脱法行為根絶。効率化最優先・雇用の流動化を促進する三位一体の労働市場改革反対。ライドシェア解禁反対。雇用によらない働き方に対する労働ルール確立を。自治体・公的機関が発注する公共工事・委託事業等公契約における適正単価の確保と、雇用・労働条件改善。公契約法・公契約条例の制定を。労働者犠牲のリストラ・合理化反対。高齢者・障害者の雇用保障と拡大。過労死・過労自殺・職業病を根絶し、いのちと健康が守られる職場を。ILO勧告にもとづく民主的な公務員制度、公務労働者の労働基本権確立。すべての争議の早期解決を。

(2)総人件費抑制・定員削減反対、国民サービス部門の増員・施設設備および体制整備で安全・安心の公務公共サービスの拡充を。国から地方への財政支出を増やせ。地方交付税制度の拡充を。不要不急の公共事業への財政支出をなくせ。会計年度任用職員の安定雇用実現・労働条件の改善。公共業務の外部化・民間企業への売り渡し反対。感染症・救急・小児・周産期・へき地など、地域医療に不可欠な公立・公的医療機関の拡充。官僚の「天下り」禁止、政財官の癒着をなくせ。住民の暮らしを守る地方自治の確立を。

(3)消費税減税。インボイス制度の廃止。不公平税制の是正。プライバシーを侵害するマイナンバーカードの強制・健康保険証廃止反対。高齢者の医療費2倍化の中止を。高校卒業までの医療費無料化の拡充を。国庫補助を増やし国保税の引き下げを。年金支給開始年齢の引き上げ反対。年金の毎月支給を。基礎年金の国庫負担を増やし、最低保障年金制度で、生活できる年金制度の確立を。医師・看護師不足の解消で安心・安全な地域医療の確立。混合診療の解禁反対。介護従事者の処遇改善と人材確保。国の責任による、必要な介護を利用できる介護保険制度に。障害者自立支援法を廃止し、実効ある障害者基本法改正を。保育士の処遇改善と人材確保、保育環境改善、保育の公的責任で待機児童の解消を。牛活保護基準引き下げ反対、水準の引き上げを。軍事費を削って社会保障予算を増やし、国民本位の行財政の確立を。

(4)教育への政治介入反対。子どもたちの格差と貧困をなくし、就学・修学と進路の保障を。財界が求める「人材」育成をめざす「教育再生」路線と「戦争する国の人づくり」反対。侵略戦争の美化を許さず、事実にもとづく教科書の採択を。民間教育産業やICT産業による教育の市場化反対。教育予算を大幅に増やし、教育費の無償化。安全な地元農産物を活用して学校給食を無償に。「高校授業料無償制度」の復活、高校希望者の全員入学を。給付制奨学金制度の拡充整備を。私学助成の拡充。障害児教育の充実と、障害児学佼の増設・新設を。国の責任で小中高の35人学級を早期実施し20人学級実現を。教職員定数改善と学校現場の実効ある「多忙化」解消策を。「給特法」改正・残業代支給で長時間労働の解消を。正規教職員を増やし、教育の未配置・未補充の解消を。「全国一斉学カテスト」「県学習状況調査」中止。「日の丸・君が代」押し付け反対。地域に開かれた「参加と共同の学校づくり」と民主教育の推進を。教職員のチームワークを壊す成果主義的査定賃金反対。憲法・子どもの権利条約に基づく主権者教育を。住民無視の小中学校統廃合反対。県立高校の統廃合反対。

(5)被災者の生活と生業を支える復興。原発ゼロ・再生可能エネルギーへの転換。被災者への早期完全賠償を。TPP、FTAなど日本の農業を破壊する貿易協定からの脱退を。WTO協定を改定し、食料主権の確立を。価格補償と生産保障で農林水産業を守り、国内自給率向上と安全な食糧の安定確保を。外需依存から内需拡大経済に転換を。中小・下請け企業の単価切下げ反対。ファンドの横暴を規制する金融行政の強化。中小企業憲章にもとづく中小企業支援策の強化を。安全破壊の交通運輸規制緩和・白タク合法化反対。タクシー運転免許制度の実現。駅の無人化・外部委託化反対。すべての駅にホームドア設置。安全安心の公共交通の確保を。羽田空港の新ルート見直しを。薬害根絶・被害者の全面救済。大気汚染公害、水俣病被害者などすべての公害被害者の救済。公害による環境破壊を許さず、自然と地球環境を守ろう。国と大企業の責任ですべてのじん肺・アスベスト被害者の補償を。実効ある温暖化防止対策推進、先進国にふさわしいC02削減を。国民の安全・安心を脅かす企業不祥事の根絶を。

(6)憲法を暮らしに生かす県政の実現を。非正規雇用労働者の処遇改善および正規雇用への登用推進とジェンダー平等社会の推進で、誰もが働き続けられる労働環境の整備を。県民の福祉・教育・子育てや暮らし支援策の拡充を。医師・看護師の確保、小児救急・周産期医療の充実、県立病院の直営化と存続・拡充。県運営による国保税の引き上げ反対。埼玉県後期高齢者医療広域連合への財政支援を。特別養護老人ホームや保育所の入所待機者の解消を。重度障害者の医療助成の拡充を。高校卒業までの子ども医療費助成制度を。中小商工業・商店街・農林業へのコロナ対策を含めた支援拡充で地域経済の活性化を。県営住宅の建設を。住民不在、地方自治・住民サービスを後退させる自治体DX推進反対。大雪・大雨などの自然災害の危機管理と被災者支援の強化を。必要な県職員の確保。県関連業務従事者の公契約の適正化にもとづく雇用政策・労働契約の確立を。リフォーム助成制度・耐震助成制度の大幅な拡充を。県内自衛隊基地の海外出撃拠点化・増強反対。公共交通機関等による、県民の移動手段の確保を。保健所の体制強化を。

(7)政府・行政の改ざん、隠べい、ねつ造の根絶。戦争法・共謀罪法・秘密保護法撤廃。憲法改悪反対、日木国憲法を守れ。市民と野党の共闘で岸田政権退陣を。すべての性暴力・ハラスメントの防止と根絶。選択的夫婦別姓制度導入。「選択議定書」の早期批准など女性差別撤廃条約の完全実施。ジェンダー平等社会の実現。性的少数者などすべての人権保障を。メディアの法的規制反対。政党助成金制度の廃止、企業・団体献金の禁止。政治資金パーティー禁止。小選挙区制を改め、投票価値の平等を保障する比例中心の選挙制度を。干渉・妨害許さず、自由な選挙活動の保障を。取り調べの全面可視化実現。少午法の厳罰化反対。侵略戦争の責任を明確にし、すべての戦争被害者への謝罪と賠償を。閣僚の靖国神祉参拝反対。盗聴法・有事法制の廃止。普天間基地の即時無条件撤去、辺野古新基地建設反対。自衛隊・基地の機能強化・拡大反対。敵基地攻撃軍備反対。オスプレイ全国配備撤回。米原子力空母の横須賀母港化反対。米軍基地縮小・撤去、日米地位協定を見直せ。日米安保条約廃棄を。すべての自治体で「非核都市宣言」を。核兵器禁止条約の批准・調印を。国民監視のデジタル関連法廃止。

(8)国連憲章にもとづく国際紛争の平和解決を。他国に対する軍事介入反対。多国籍大企業への民主的規制、飢餓と貧困をなくす新しい国際経済秩序の確立を。民族自決権擁護。核戦争阻止、核兵器の即時廃絶。非核三原則厳守と「非核日本宣言」を。憲法9条を世界標準に。

2024年5月1日
第95回 埼玉県中央メーデー実行委員会

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
武力で平和はつくれない!
とりもどそう憲法いかす政治を
第10回 2024「憲法大集会」



日時:2024年5月3日(金・休)開演11:00 パレード14:30
場所:有明防災公園
(東京臨海広域防災公園)
   東京都江東区有明3-8-35

主催:平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委員会
共催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
   9条改憲NO!全国市民アクション 
   戦争をさせない1000人委員会
   憲法9条を壊すな!実行委員会
   戦争する国づくリストップ!憲法を守り・いかす共同センター
   9条の会
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


※パレスチナに平和を!イスラエルはガザへの軍事攻撃を止めろ! 

(※緊急行動は終わりました。)


※ #ロシアはウクライナ侵略をやめろ!



※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう!
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf


※ #統一教会の宗教法人解散を求めます
■署名活動はオンライン署名サイト「Chage.org」で行われます。
https://chng.it/YYVtM9Wr8G



※新たな「憲法改悪を許さない全国署名」にご協力を

(9条改憲NO!全国市民アクション)http://kaikenno.com/?p=1826
■これまで取り組んできた「安倍9条改憲反対!改憲発議に反対する全国緊急署名」に変え、新しい情勢に合わせた「憲法改悪を許さない全国署名」に取り組みます。
■ネット署名 
https://chng.it/R2YgNbLD
■署名用紙(プリントしてお使いください)
署名用紙はこちら


2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ!
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に! 
♯日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
♯米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を


※このブログをお読みの方で、「私も九条の会のアピール(「とだ九条の会」HPをご覧ください。)に賛同し、憲法九条を守る一翼になりたい」という方は、 「とだ九条の会」HPに「WEB署名」がありますので、「賛同署名」にご協力ください。
■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://toda9jo.web.fc2.com/
*「とだ九条の会」ホームページは2014年11月24日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ブログのアドレス
http://blog.goo.ne.jp/toda9jo
*「とだ九条の会」ブログは2014年11月10日、上記アドレスに引越しました。
■「とだ九条の会」ツイッターのアドレス
http://twitter.com/toda9jo
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする