とだ九条の会blog

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「とだ九条の会」の申し入れに「会えない」と教育長回答

2006年07月11日 | ニュース
7月7日、「とだ九条の会」は、日本共産党蕨・戸田地区委員会と新日本婦人の会・戸田支部と共同で、戸田市の伊藤良一教育長に対し、「懇談会」を申し入れましたが、7月10日、戸田市教育委員会より「教育長は会えない」との回答が寄せられました。
これは、6月19日、戸田市の6月定例市議会において、民主クラブの高橋秀樹市議の「卒業式などで『君が代』斉唱で起立しない来賓や保護者を指導・調査せよ」との質問に、「私も腹が煮えくりかえる」「あってはならない」「(起立しなかった人を)調査する」と答弁したことに対し、抗議と撤回を申し入れていたもの。当初、申し入れに伊藤教育長は「申し入れ書を読んだ上で後日回答する」と明言したものの、その後再三の催促にもかかわらず、いっこうに回答がなかったため、前述の三者共同で「懇談会」の申し入れをしていたものです。
伊藤教育長は、真摯な態度で市民の批判の声に答えるべきです。

■関連情報が「とだ九条の会」ホームページにあります。
http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/

これに関連して、『週刊金曜日』6月30日号に下記の記事が掲載されていましたので、ご紹介します。

<君が代不起立で国家崩壊?戸田市が思想調査を画策>

埼玉県の戸田市教育委員会が、市立小中学校の入学・卒業式での君が代斉唱をめぐって「来賓を調査する」方針を打ち出したことに市民から抗議の電話が集中している。

発端は6月13日の戸田市議会で、高橋秀樹議員(民主クラブ)が、国歌斉唱時に起立しない保護者や来賓について「放置すれば日本国家の崩壊につながりかねない」と質問。伊藤良一教育長が「腹が煮えくり返るほど怒っている。何らかの措置を検討しなければ」「市教委として(起立状況を)調査をする」と答弁した。

『赤旗』、『東京新聞』、『埼玉新聞』等の報道で市民から批判が寄せられると、伊藤教育長は「腹が煮えくり返る」を取り消し、「調査は強制力のない照会という意味だった」と釈明したが、22日の記者会見でも、「起立しなかった来賓がいるか各校長に照会し、今後の対応を諮りたい」と語った。

本誌の取材に対し文部科学省は、「戸田市教委の話は報道で承知しているが、来賓を調べるというのは他に聞いたことがない。市教委や学校には、来賓に強制する権限はない」(初等中等教育局)とコメント。戸田市庶務課によれば同市は条例で思想・信条・宗教に関わる個人情報の収集を禁じており、来賓の思想調査は条例違反だ。戸田市教委問題は26日の埼玉県議会でも追及され、島村和男・県教育長は「生徒児童の門出を祝す式典では参加者が起立するのが一般的だが、起立しないことを理由に不利益があってはならない」と答弁した。

戸田市教育委員会総務課の話 調査は任意の照会だ。ただ、来賓も保護者も式の進行には協力してほしい。(北健一・ジャーナリスト)



■「とだ九条の会」公式ホームページもご覧ください。
http://www15.ocn.ne.jp/~toda9jo/



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