とだ九条の会blog

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「小泉首相は少しおとなしく…」とブッシュ米大統領

2006年07月23日 | ニュース
「小泉首相は少しおとなしくした方がいいんじゃないか」――7月16日、サンクトペテルブルグで行われていたサミットでブッシュ米大統領が小泉首相を“注意”し、各国首脳らの失笑をかっていたという報道がありました。
これは15日の非公式夕食会で、小泉首相自らが舞台に登ってロシア民族舞踊を踊ったことについて、ブッシュ米大統領が「ワシントンでもメンフィスでもそうだったが、常に“場”を支配してしまう」と冗談めかして発言したもの。すかさず小泉首相は「ブッシュ大統領も、すぐに続いて一緒に踊ってくれたではないか」と切り返すと、各国首脳らから「まさに同盟国だ」とひやかされたというものです。
小泉首相にとっては、9月退任を間近に控え、この5年間のアメリカ追随に徹した“ポチ”として、飼い主の前で少々調子に乗ってじゃれてパフォーマンスをサービスしただけなのに、ブッシュ米大統領にしてみれば、“世界の保安官”である自分をさておいてしゃしゃり出る小泉首相のパフォーマンスがうとましく思われたのではないでしょうか。

小泉首相が今回のサミットの前に訪米した際にも、首脳会談でブッシュ大統領から靖国問題をめぐる中国との関係について、「中国はどうなっているか」と異例の言及をされたと伝えられています。小泉首相は日米関係がうまくいけば他の国ともうまくいくと繰り返してきましたが、こうした言及自体対米一辺倒の小泉外交が破たんしていることを示すものです。
靖国神社参拝を強行し、アジア外交を重大な事態においこんでいることを反省もせず、日米が協力すればアジアの批判をかわせるなどというのは、ブッシュ大統領にも通じなかった独りよがりの主張です。

日本国民には、痛みと負担を押し付ける“偽り”のさかさま政治を「I’m 総理」とばかりに居直って続け、その一方でアメリカには「I’m sorry」と追随してきた情けない首相を持った日本国民の悲劇と言えるでしょう。


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