窓から感じる世界

この時期、この時間はもう空が明るくなってきています。

窓から見える家並み、そして朝のバイクの音

明けてくる空の色、カラスの声、庭木の緑

窓から感じる世界

私の知っている方で

窓から感じる世界でしか生きられない方がいらっしゃいました

その方が亡くなられたときに

家族の方がその方の残された短歌を編集されて
小さな冊子にされました

読んでいて涙があふれてきました

窓から感じる世界

不治の病の中で

窓から感じる世界を

四季の景観

人々の雑踏

感じるままに詠んでありました

きっと病と闘いながらも

病とつきあい

病のことでいっぱいになることなく

与えられた世界の中で

せいいっぱい生きてこられたのでしょう

なにかでいっぱいになると

そのほかのことが見えなくなってくるかもしれません

生きているということ

それはそこにあるすべてとともに生きているということ

ともにある

ときにはあなたのまわりにある生に気づきの目をむけてみませんか

今日という日健康で平和な一日でありますように
いつもともに
愛と感謝をこめて