25 or 6 to 4

東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

勉強になります。

2024-05-19 17:06:57 | 雑記

 昨年12月から今年2月にかけNHKBSで「あきない世傳(せいでん) 金と銀」が放送されました。原作は「みをつくし料理帖」がベストセラーとなった髙田郁さんの同名小説です。ドラマの舞台は江戸時代中期の呉服店。当時の呉服店の主な取引相手は大名や武士、大商家であり、決済については6月と12月の年2度払いか、12月の1度払いの掛け売りが慣例となっていました。呉服店は請求日まで代金を回収できず、商品の仕入れもできません。さらに請求しても順調に回収できないリスクをともなうことになります。そこで考案されたの商法が「店頭売り」「現金、掛値なし」でした。
 ドラマでは、この商法を導入し店が繁栄するまでが描かれたいました。私はこの原作を読んではいません(全13巻)が、その引用文献から書かれたと思われる著書が刊行されていたので購入し読み始めました。それは「三井大阪両替店」(著書:萬代悠 発刊:中央公論社)です。

  

 江戸時代初期に創業された「三井大阪両替店」とは今の三井グループ(中核は三井物産、三井不動産、住友三井銀行)の「元祖」とされています。読み始めたばかりですが、現代につながる人事制度などが詳細に記述された興味深い一冊です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿