みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ペイネ美術館

2021年05月04日 | 絵・写真・美術館
その後、軽井沢のペイネ美術館へ。

http://www.karuizawataliesin.com/look/peynet

こじんまりとした美術館。
「ペイネ」の言葉の響きがいい。



若い恋人たちを描いた作品が続く、続く・・・。
全体、素朴で暖かくて、とてもお洒落。
以前、とてももてはやされていたことも知らず、初めて接したペイネだったけど、気に入った。
お金がなくても、ユーモアと想像力でありのままの日常を楽しむ精神もいいな。





解説にあった「モダンかつ控えめで上品なエロティシズム」も、ペイネ作品の魅力
フランスは、おおおらかで、懐が深い。
健やかなエロティシズムを扱った企画展、ないかな?

「われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに。」
萩原朔太郎「旅上」
朝ではなかったけれど・・・。
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妙義山

2021年05月04日 | 
そして翌日、向かったのは、妙義山。
妖岩、奇岩多数。死亡事故多数の岩山。
ずっと登れるとは思っていなかったけれど、縦走せずに、タルワキ沢からのピークハントであれば、自分の技量でもいけそうなので、決行!


登山口に向かう途中から、妙義山
本当は、もう少し手前の18号線を走っている時の方が、迫力あっただけど。


7時、妙義神社神社近くからスタート


妙義神社


玄妙な、なんとも言えない、いい響き


第1見晴より




第2見晴より


あのてっぺんに行けるのかな?¥

高巻の階段


タルワキ沢ルートを詰める


溶岩が固まったような岩、岩、岩・・・


もうすぐコル
鎖場もあって、かなり険しい道だった。
ものすごく危険な場所はないけれど、地震があったら?と思うと、肝が冷える。


コルからの道は、タルワキ沢の険しさからすると、信じらないくらい、いい道。
見下ろすと、何百メートルも切れ落ちていて、足がすくむ。


表妙義 最高点の相馬岳(1104メートル)到着


正面は金洞山
残念ながら、自分には登る技量なし・・・。

山頂からのパノラマ









神社迄、戻ってきた。
13時下山


大の字
大権現の意味だったか・・・。

妙義山で残念だったのは、音害。
脇の県道をバイクや轟音を立てる車がよく通るので、うるさくて、残念。
あと、タルワキ沢出合~妙義神社は、ハイキングの人たちが多くて、やや落ち着かない感じ。

とは言え、天気にも恵まれ、難関と思っていた二百名山をまた1つクリアできて、満足。
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十二ヶ岳(小野子山)

2021年05月03日 | 
原美術館の後、天気もいいので、近くで暗くなるまでに登って下りられそうな十二ヶ岳に、ぶらり登山してみる。
高根展望台から眺めた小野子山の連なりの左端の山。1201メートル。
まさか、登ることになるとは!


30分ほど、クルマを走らせ、入道坊主の駐車場から、15時半スタート

かなり上まで、スギ植林で面白くない山道だったけれど・・・、


山頂直下の男坂は、目が覚めるような急登だった!
あのこんもりしたのを直登。策を弄せず、真正面に突破するのは潔い!

あと男坂の途中、テンに遭遇。妙にカサコソ音が聞こえてくると思ったら、いきなり現れた。
すぐ逃げられてしまって、写真に収められなかったのは残念。


無事登頂


山頂は確かに展望良好


高崎から関東平野方面


東方。小野子山の残りの2座と、左奥が子持山(こもちやま)
先日、NHKラジオの山カフェで紹介されていた子持山は面白そうな山。
昨秋訪ねた浅間隠山からも魅惑の姿だった。子持山にすればよかったかも?
機会があれば、いつか!


榛名の連山。数時間前にあの中の一番高い所にいたのだなあ。


君の名は?
時間の関係で花の写真が取れなかったけど、
黄色のケマンが珍しく、ヤマブキソウも多かった。

18時半頃、無事下山。
1日の中で、山⇒美術館⇒山をするのは人生初の暴挙だった。
欲張りな我。

=====
<番外編>

高崎で上州名物?麦豚丼を頂いた。


泊まったビジネスホテルは、元ラブホテルらしく、広々してて快適。
申し訳ないぐらいだった。



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原美術館ARC

2021年05月03日 | 絵・写真・美術館
その後、今回の上州旅の一番の目的地、渋川にある原美術館ARCを訪ねたのだった。

https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/about/

駐車場の入り口でチケットを購入するようにとのことだったけど、前のたった1台のチケット購入に10~15分くらい待たされる。
美術館がとても混雑してる?あるいはコロナ対応で、入場制限かな?と不安になって待ち続けて、ようやくの思いで入館。
入ってみれば、かなり空いていて、ほっと一安心。
単に、チケット販売のオペレーションの問題だったか・・・。


ハートのオブジェが出迎えてくれる。
眺める角度によって、表情の変わるハートなのだ。
この角度からだと、ちょっぴりお茶目になるなあ。心憎い演出。


広々した園内に配置された小さな天文台のような屋外作品
オラファーエリアソン/SUNSPACE FOR SHIBUKAWA
あの中に入ります!


中は、プリズムを使った、季節、時間とともに移ろっていく虹


光は視覚世界の象徴。
我々が眺めている世界も、眼球のプリズムを通して、脳の神経細胞を通して、人それぞれ変幻自在に移ろっている?
虹は光が分解された姿と言うことも、考えさせられる。
人それぞれ、自分の色を持っていて、それぞれの色で光っている。
3原色の人が3人集まると、透明になって、最強になるのかも?

屋内作品も、見ごたえあり





借景は赤城山。なんとも心憎い
昨日の千住博美術館の白とは好対照な、黒を基調とした落ち着いた館内




この写真は、ウォーリーを探せの超上級編だな・・・。(笑)

企画展の正統派の美術品から、A室、B室、C室のそれぞれ、面白い作品がいろいろ。
現代のよく分からない作品もあったけれど・・・。
中でも、草間彌生さんのかぼちゃの中に入り込んで一体化する体験型の作品は、とても印象的。
あの、かぼちゃ文様はシンプルだけど、不思議な力が宿っていた。

屋外作品で、特に印象的だったのは、

小野節子 / Dreams
楽しいダンス!


この作品も時間と季節とともに、輝きと表情を変える。
製作者は、その辺、計算済み?


ウォーリーを探せ!笑
動き回ることが好きな自分としては、こういう180度、全方位的に楽しめる作品はいい!


おっと、君を忘れるところだった。


宮脇愛子 / うつろひ89カシオペア

天気がよくて良かった!

この日のお日様と青空のおかげかな?入館のオペレーションのまずさにも関わらず、とても好印象。
榛名山山麓の広々とした緑の中、いい美術館だった!
首都圏の美術館はどこも大混雑しているイメージがあったけれど、静かに鑑賞できて、よかった!
(この空き具合は、コロナ禍だからなのか? いつもなのか?
 箱根、軽井沢、那須などに比べると、榛名山麓は穴場なのか???)

=====
併設のカフェもとても居心地が良さそうだったけど、まだ3時前で、のんびりするのも勿体ないので、
行き当たりばったり、地図を眺めて展望の良さそうな近くの山をもうひと登りすることに・・・。
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嗚呼憧れの榛名山

2021年05月03日 | 
次なる目的地は榛名山。
「はるな」、嗚呼、なんていい響きだろう!
もしも女の子を授かっていたら、「はるな」がいいなあと思うくらいに、好きな「はるな」。
「榛」は難しい字だけど、「はじばみ」なのか・・・。

早朝4時起床し、登山口に向かう。
のんびりしてしまい、登山開始は7時半。
榛名湖畔の市営駐車場から、榛名山最高峰の掃部ヶ岳(1449m)を目指す。


とても大きい駐車場はガラガラで、拍子抜け。


桜には水色が似合うと思う。


足がすくんだ硯岩から。
いい景色。愛嬌のある榛名富士。


榛名湖畔は、かなりの観光地だな。


望遠で、左下の駐車場を拡大
数年前のコンパクトデジカメだけど、そのズーム性能には目を見張るものがある。
肉眼ではほとんど点なのに・・・。


途中、樹間から谷川連峰
(最初はどこが見えているか分からなかった。上州武尊?と思いきや、谷川連峰だった。
 谷川連峰がこんなに近くに見えるとは、思えば遠くに来たものだ・・・。)


無事、登頂
ここもお気楽ハイキングの道で、すいすいだった。


山頂風景


だいぶん霞んでいたけれど、いろいろ見えた。
嬉しかったのは富士山。
奥秩父~南アルプス~八ヶ岳~蓼科山~北アルプス~浅間山~四阿山(恐らく)~谷川連峰、見渡せる。
靄っていた北アルプスも、双眼鏡で見ると、穂高~槍~蓮華~鹿島槍は確認できる。槍の穂先は雪がつかないから、空に溶け込んで見えないけれど・・・。

あれは御座山(おぐらやま)だろうか?
志賀高原から谷川連峰は目立つ山が少なくて難しい。あれは昨秋登った仙ノ倉?だろうか?
などと、地図と首っ引きになって、山座同定に励む。
(我ながらすごいオタク。でも、この山域には、そうそう足を運べないからなあ(笑)
自分が足跡を残してきた山々を眺めるのは、楽しい。
(弾いた曲を聴くのは楽しいのと同じか・・・。)


下りは湖畔の宿記念公園の方に、周回ルートで下りた。
11時半、駐車場着

この日も、風がとても強くて、いろいろ飛ばされかけて、何回かヒヤッとする。
(帽子、手袋、地図・・・。)
ルート自体は、ほんとうにハイキングで、やや物足りない感じも・・・。。
知らない山には、ほんと臆病な自分・・・。笑

=====
<番外編>

下山後、湖畔から榛名富士。
可愛らしい富士。


伊香保に向かう途中、高根展望台から
赤城山
北方の展望は、実は、ここの方が、山頂よりもいいのだ!


小野子山、子持山


なるのど、平標(たいらっぴょう)と仙ノ倉は、あれだったか、その右が万太郎。
万太郎、いつか行かねば・・・。
久保田万太郎もちゃんと読んでみたいなあ・・・。


名物の水沢うどんを頂いた。
お昼前だったけど、水沢うどん街のお店は、どこもかなりの人出。
目指したお店は見つからず、まぁ、どこでもいいやと、入店。丹次亭。
つるっと腰があって、美味しく頂いた。舞茸の天ぷらも、ほんとうに美味しかった。ご馳走さま。
(水沢うどんは、日本三大うどん、なのか・・・。)
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千住博美術館

2021年05月02日 | 絵・写真・美術館
次に訪ねたのは、千住博美術館。

https://www.senju-museum.jp/





ここは館内撮影禁止だったので、館内の写真はなし。
館内には円形のアトリウムが幾つか設けられていて、坪庭の緑の中、タンポポが咲いていた。
傾斜のある、ささやかな丘のようになっている真っ白な床を歩くと、豊島美術館を思い出す・・・。
素晴らしく居心地のいい空間に仕立て上げられている。
なんて、いい所だろう!

千住博氏の格調高い日本画は素晴らしく、どれも見惚れる。背筋が伸びる。
静かで、落ち着いてじっくり眺められるのが良かった。


一番、印象に残ったのは、この「光」と言う作品
自分が山の中を歩き回るのは、こういう光景に出会うためかもしれない。

ここも大満足!

=====
<番外編>
見学の後、少しだけ時間があったので、軽井沢を散歩。


夕方近く、空いているんだと思う。
時間の関係で軽井沢銀座の手前で引き返す。


矢ヶ崎公園にて


大賀ホール


軽井沢も強風、小雨混じりで、寒かった・・・。
強風の中、奇跡的に撮れた一枚。
個人的には、今年初の青空の桜だった。やっぱりいいなあ。

午後半日、軽井沢で過ごして、軽井沢の地理が少し分かってきた・・・。
新兵器の折り畳み自転車は、荒天のため出番なし・・・。
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軽井沢現代美術館

2021年05月02日 | 絵・写真・美術館
荒船山から下りた後、軽井沢へ足を延ばす。

渋滞や細い道に苛まれ、近づきたくないドイツの車に肝を冷やしてつつ・・・、
(なんで、品川ナンバーのドイツ車にこんなに遭遇するんだろう??)


たどり着いたのは、軽井沢現代美術館
さぁ、どんな美術館なのだろうか?

http://moca-karuizawa.jp/

落ち着いた静かで、いい美術館ではないか!

館内での撮影は著作権の関係で、自身の映像を入れて下さいとのことなので、自分の指を入れつつ、


一番、印象に残ったのは、前川強/Sew-Blue and Green
見れば見るほど、立体的に見えてくる。
不思議な波のような造形に魅了された。


館内風景


シャガールなどの版画作品、欲しくなってしまうかも・・・。笑
草間彌生作品も多くて、楽しめた。


音楽的には、この割れた焼き物の木琴のような楽器、玄妙でいい音色だった。

道はとても混んでいたので、駐車場も館内もラッシュだったら嫌だな・・・、と思っていたのは、全くの杞憂だった。
コロナ禍だからなのか??

とにかく、満足。


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荒船山

2021年05月02日 | 
2021年のGWは上州に遠征。
1座目は佐久と上州の境にある荒船山へ。
荒船山は標高1422メートルの二百名山。航空母艦のような形がなんとも特徴的な山。確かにテーブルマウンテン!
もっともオーソドックスと思われる内山峠からの往復ルートで登頂することに。

前日夕方出発。麓の道の駅で仮眠して4:30起床。6:00スタート。
(新車での初仮眠、よく眠れた!)


朝もやに光が差して、いい山になりそうな予感




よく踏まれた、登りやすい道
登山と言うよりも、ハイキング


艫岩(ともいわ) が見えてきた


君の名は?


艫岩の突端の展望台にて
切り立った絶壁は、下まで200メートルあるとのこと
北アルプス方面は雲の中


この後、登る予定の妙義山や榛名山が見えて、わくわく!


浅間山は雲の中だった


艫岩から最高点の経塚山の間、しばらくご機嫌の平坦な道が続く
この水平は荒船名物と言えるかもしれない。


最後、少しだけ登って、無事に登頂
見晴らしは良くないので、すぐ山頂を辞す


寒波来襲で、とにかく風が強い。


再び艫岩にて


ここは、お昼ご飯によさそう


君の名は?


エイザンスミレ?




ようやく春の兆しが


白が強いエンゴサク


11:00 駐車場に帰還
往復ちょうど5時間ほど、強風で寒かったけれど、気持ちのいいハイキングだった。

地図には急斜面や艫岩での死亡事故多数との記載があり、怖いイメージがあったけれど、全くの杞憂だった。


国道254号を下仁田(しもにた)の方に少し、寄り道して、展望台にて
あの左の突端に2時間前にいたのだな・・・。

さぁ、軽井沢へGo!
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