みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

御嶽山・後記

2013年07月26日 | 
御嶽山の続編です。

その1「嶽」
御嶽山には「岳」よりも「嶽」が似合う。



お鉢めぐりをすると、峨々とした崖が!


荒涼とした一の池。枯れてしまっているけれど・・・。
どうしてお花畑にならない?
荒々しい噴火口後の崖や、荒涼とした一の池の光景を目にすると、やっぱり地獄に通じる「嶽」が相応しい。


その2「そんな仲間入りは御免だよ」
深田百名山の御嶽山の章も印象深かった。
特に冒頭の一節は、この山の魅力をうまく表しているなあ。
この山は別格である。そういうカテゴリーからはみ出している。北だの、中央だの、南だのと、アルプスは混み合ってるね。そんな仲間入りは御免だよ、といいたげに悠然と孤立している。

日本中の山を登り尽くした、深田久弥だからこそ、書けると思う。
いろんな山に登ってみることで、こういう山の個性が、なんとなく分かってくるような・・・。
独り者の身という境遇もあって、共感してしまうんだろうか???
孤立するなら、御嶽の気概をもって孤立したいものだなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする