みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●レッスン スケルツォ2番の10回目

2006年04月15日 | ピアノレッスン
今日はレッスン。曇り空で、肌寒い一日だった。手も凍え気味。

・ハノン 57番(オクターブによる分散アルペジオ練習)
通称「ヒゲダンス・エチュード」の曲。今日は♭系の調。全体の2/3ぐらいか。脱力がうまくなったと褒められた。嬉しい。たしかに24調、通して弾くのも大丈夫になってきてる。練習し始めのうちは、とにかく正確に打鍵することで精一杯で、余計に力が入っていたかな。道が開けてきた気がする。

・チェルニー40-28(右手の分散8度の練習)
○。この曲は相性がよかった。ハノンもチェルニーもオクターブばかり、集中練習だったなぁ。

・ショパン「スケルツォ2番」
最後まで弾いた。途中止まりかけたけど、なんとか最後まで行き着いた。
第1主題が良くなったと褒められた。まだ、相当外すのだけど、気長に練習を続けることで、たしかに少しずつ進歩はしてるみたい。1曲弾きとおすだけで10分かかるから、時間切れで、細かいところを見てもらえずに残念。
今、一番苦労しているのは、コーダの直前の第2主題が展開してゆくところの左手。難しすぎる・・・。

その他。発表会の2台ピアノは、メンデルスゾーンのピアノコンチェルト1番のオケパートで決定。ギロックのシャンペン・トッカータ(4人8手連弾)の1台目のプリモのパートもやることに。相方の女の子達とは、歳の差、30近く・・・。迷惑を掛けないように、頑張ろう。おじさんの意地を見せねば・・・。
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どくがんりゅうの月

2006年04月13日 | 俳句・短歌
鱗雲おぼろに独眼竜の月
(そらみみ)

ん~。ほんとうは、もっとうろこ雲で、夜空を昇る竜の顔のように見えたんだけどな・・・。
自転車のペダルをがんばって漕いで帰ったけど、うろこ雲は遠ざかり、カメラを手にした頃には、おだやかな竜にかわってしまっていた。
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お気に入りの春 ~ゆきやなぎ~

2006年04月12日 | 花・植物

真白が奔放に流れるゆきやなぎも好き。
薄紅も緑も白もそれぞれに、なくてはならぬ春のエレメント。



写真は近くの公園で。
そういえば、これを撮った日曜日、ピアノの会の直前だったのに、写真に夢中になって、やや遅刻してあせったのも、演奏失敗の1つの原因だなぁ・・・。
まったく、もう・・・。

願わくは君にも届け春の歌
(そらみみ)
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散り行く桜

2006年04月11日 | 俳句・短歌
翌年(よくとし)に花開くため桜散る
(そらみみ)

雨です。満開だった桜も散ってしまうんだなぁ。
ここの季語が桜の俳句を眺めて、桜の季節を見送るとするか。

ここの現代俳句データベースの入口はこちら
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ピアノの会にて

2006年04月09日 | ピアノレッスン
今日は、自分の所属する地元のピアノの会の会合だった。
ショパンのノクターン1番を弾く。
今、練習中のスケルツォ2番は、まだ到底、人前で披露できる状態にまでなっていないので、弾きなれた古い曲を持ち出して臨んだ。

いままでこの曲を人前で弾いた中では、いちばん良くない出来だった。途中2箇所大きく間違えた。左手が落ちた。右手の10何連符で細い滝が下りてくるところも失敗だった。体が強張って、練習では間違えないところも平気で間違える。

ん~。

面識の無い方の前で弾くのは、友人達の前で弾くのとは違って、緊張感が倍増するようなかんじ。なんでこんなに緊張するんだろう?

でも、まぁいい、こういう機会に、お気に入りの曲をさらい直すことで、そのうち、レパートリーに入ってくれるだろう。

昨晩は、この曲を練習しながら、闇に浮かび上がる夜桜のイメージが思い浮かぶ。初夏の頃は、蛍がほのかに舞うイメージだった。ノクターン1番は蛍の頃によし、夜桜の頃にも合う。いい曲だ。

ちなみに、この地元のピアノの会は、愛知県大口町のスタインウェイ友の会というもの。
年会費3000円で、スタインウェイのフルコンのピアノ(1500万円でも買えない?)を1時間150円で利用できる、ありがたい会なのだ。会員は、常時募集中なので、近隣のピアノ愛好家の皆さんにはお勧めです。

(写真は近くの公園で。名古屋の桜もようやく盛り)
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春の庭 ~タンチョウソウ~

2006年04月08日 | 花・植物
久しぶりに、ピアノ(音楽)とのクロスオーバーかな。
空耳家の庭も、日々、春が色濃くなる。
庭に咲いていた花「タンチョウソウ」
短調草ではなくて、丹頂草。

ほんとうは、こうやって撮りたい。

さぁ、どこにあるかな?ここの丹頂草の蕾を見ると、頂きが丹、あか色なのは、なるほどなぁと思う。

ちなみに、チョウチョウソウはなかった。
長調草はなくても、蝶々草は、あってもいいのに・・・。
残念。
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近況、春が濃くなる頃

2006年04月05日 | 近況
  
4月は出会いと別れの時期。
自分も先週いっぱいで、半年間携わったプロジェクトが無事終わり、この4月から新しいプロジェクトでの仕事が始まる。便利な都心のオフィスから、ちょっと不便なところに職場も変わり、まわりは知らない人ばかりだ。まぁ慣れているとは言え心配。でも、結局は、どうにかなってゆくのだ。今までも、どうにかなってきたわけだし・・・。

ちょっと辛かったのは、2年間ほどお昼に通ってなじみとなった定職屋さんとの別れかな。齢は還暦ぐらいなのだろうか?お店のおかあさんが、元気にね!と最後に手を振ってくれた。お店を出た後、季節はずれの北風に雪柳が揺れていたっけ。

ゆきやなぎ揺れて鯵定(あじてい)食べおさめ
(そらみみ)

空耳家の庭にも春は押し寄せてきて、ちらほら春の花が咲いてきた。写真の碇草(いかりそう)、日陰で咲く君は、内気なのか、うつむき加減で、なかなかいい写真を撮らせてくれない。花を愛でると、あぁ春だなあと思う。

いかりそう恵みの春は日陰にも
(そらみみ)

あと、自分にも、大切にしたい人ができた。大切に思ってくれる人ができた。ここ数年、ピアノを弾くことが、もっぱらの楽しみだったけど、これからは、ピアノは少しペースダウンかな?今までよりも、いろんな面で張り合いが出てきそう。何事もよい方向に進みますように。

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春の俳句その2(わたせせいぞう氏)

2006年04月01日 | 俳句・短歌
緑陰に嘘なきひとと口づけす
(わたせせいぞう)

白雨(ゆうだち)やひと筆描きの恋はとけ
(わたせせいぞう)

春泥をゆくチャップリン歩きして
(添削コーナー、詠み人知らず)

プーサンのリュックよちよち春の泥
(横浜市 松井伸子)

学校へ 走れば二分 春の泥
(姫路市 玉作奈々緒)

恋歌のごとく降りゐる春の雪
(茨木和生)

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
・「緑陰」の句。氏のイラストを思い浮かべて味わうべし。氏によれば、俳句には省略されているが、彼女のブラウスは白色なのだそうだ。白色しかないと思うけれど・・・。今回のゲストのイラストレーター、わたせせいぞうさんは、氏のイラストそのままに爽やかな感じの方ですね。

・「白雨」の句。「白雨」で「ゆうだち」と読むんですね。もやもやが、さっと流し去られた、すがすがしい気持。もつれていても結局は一本の糸だったんだ・・・。上手い。イラストも俳句も、氏ならではの作風だ。

・「チャップリン」の句。雨で水溜りができたんだろうな。どろどろを避けて、へんてこに歩くのをチャップリンに例えるのは、上手いと思う。

・「プーサン」の句。ちいさな子供の後姿、大きなプーサンのリュックから、あんよと頭が飛び出して、よちよち歩く様子が、ほほえましい。

・「学校」の句。おそらくは中学生か高校生の女の子なのだ。田舎で、春の泥道が恨めしい。時間がない。走っていきたい、でも走って行ったら汚れる。どうしよう?と逡巡する様子が、これまた微笑ましい。

・「春の雪」の句。「降りゆく」じゃなくて「降りゐる」で、とても余韻が出てるように思う。

今回は春泥がテーマ。素人は、春といえば、花なのだけど、泥である。地面にもあまねく春は訪れる。空耳家の周りは、さほど都会というわけでもないのに、もう泥の道は残っていないなぁ・・・

(3月のNHK俳句で気に入った句でした。)
(写真は、自宅の庭より。春だ。名古屋は桜はまだ3分ぐらいで、あと一息。)
コメント (2)
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