みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

難関の八海山

2022年09月11日 | 
先月の荒沢岳の成功に気を良くして、恐ろしい岩の山、八海山に挑戦することに!
残る二百名山の中で、最も危険な山と思われ、やるなら、一番若くて、体力のある今しかない!

大学時代、とても仲が良かった友人から、新潟県と言えば、八海山!とよく聞かされていた山。
越後の神髄の山は、さあ、どのくらい厳しいだろう?


険しい山登りの幕開け


ロープウェイを使わず、屏風道を上がることにしたのだが・・・、


天気はバッチリ!


巻機山?見えてきた!


葉の中心に、大きなイクラのような実が不思議な感じ


4合目を越えると、鎖が連続、鬼のように連続
なんて険しい登山道だ!


急すぎて、道が悪すぎて、険しすぎて、リンドウが咲いていても、撮る余裕がない・・・。


修験道の山


険しいなあ・・・。

歩き始めて、3時間半ほど。
ついに、両足太ももが痙攣に襲われ、足を動かせなくなる。
なんてことだ!
この屏風道は登り専用なので、途中で引き返すと言う選択肢がない・・・。
前に進むしかない。
しばらく休んで、痙攣が治まるのを待って、前進!
でも、ちょっと歩くと、また痙攣に襲われる。


ほうほうの体で、なんとか稜線の千本槍小屋に到着!
なんとか4時間でここまで来た!


素晴らしい景色だ!
巻機山も


越後駒ケ岳も


長岡方面

小屋でしばらく休んで、どうするか?考える。
ここからは、厳しい上りの連続はないので、八ッ峰の縦走を決行することに!


最初の地蔵岳
確か、大河ドラマ「天地人」のオープニングでも使われていたはず。






岩場の垂直の登降が続く




八ッ峰は鎖とハシゴが連続する超上級者コース


蜜柑を食べて、不自由な足を庇い、進む


特に後半の険しさは、穂高・西穂並だと思う。
鎖待ち渋滞も多数
休めるのはありがたいけれど、上と下からのプレッシャーを感じながら、鎖場を通過するのは、あんまり好きじゃない。


ほとんど垂直の岩を、鎖を頼りに、垂直下降したり、
超アクロバティック

太ももの痙攣も辛いのだけど、最後、大日岳の下りで、右手親指を痛めてしまう!
やってしまった!






最高地点の入道岳に到着!
山頂で1時間休んで、痙攣はなんとか治まった!


中ノ岳へ続く縦走路
すごく下る・・・。




魚沼のコシヒカリは収穫間近




下りは、迂回路⇒新開道をたどったけど、
迂回路の最初の鎖の急降下は、ほとんど垂直で、長くて、凄まじい。
新開道も最初の30分くらいは、とんでもない険しさ。


ようやく、ここまで来て、普通の登山道になった






戻ってきた!



痙攣に苛まれ、右手を負傷し(しばらく親指が使えない。楽器もお預け・・・)、
滑って、岩にぶつけて、痣や擦り傷をたくさん作り、下山後の温泉も自粛。
八海山、なんとか、登りおおせたけれど、無茶苦茶に厳しい山だった。
素直にロープウェイを使えば良かった。

やり切ったとは言え、悔しくもあり、脱水も激しく、帰宅後の夜は、ものすごく疲れているのに、眠れなかった・・・。

たかが、親指の突き指?とは言え、割り箸を割る、ジャムの蓋を開ける、ハサミを使う、鍵を回す、いろんな動作が不便・・・。
早く、治ってくれるといいけれど。

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