みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

オケ本番

2017年11月26日 | オーケストラ
引き続き、思い出し記。(12/9)
この日は所属するアマオケの演奏会だった。
曲は、ベートーヴェンの7番シンフォニー、ハリーポッター組曲、惑星、威風堂々。

とても楽しかった!とも言えるし、とても残念だった・・・、とも言えるし、
一言では表現できないけれども、得難い経験だった!
前年よりも、曲は難しかったわりには、随分弾けた気もするけれど、
山登りで例えると、結局、5合目にしか行けなかった感じ。

1年間、練習を重ねて、ラスト1か月は、毎週のように合奏、
演奏会前日の楽器搬入、夜のゲネプロ、当日の午前練習、午後の本番と、
オケ一色に染まっていたので、終わってみると、なんとなく寂しい。

=====
ベト7
大好きなベト7なのに、惑星の難しさのしわ寄せで、練習時間が削られて、残念・・・。
4つの楽章は、長いようで、あっと言う間だった。


1楽章の鬼の刻みは、本当に苦労させられた。
2楽章のフーガが、密かにお気に入りだった。


4楽章のラストfff。ベートヴェーンのfffは特別!
渾身の力でかき鳴らして、あれは、それこそ、血がたぎるような楽しさだった。

ハリーポッター

鬼のアルペジオは、手も足も出なかった。一拍目を弾くだけで、精一杯。
奇跡を夢見て、鬱になりそうな気分で、練習を繰り返したが、完全に徒労だった・・・。(笑)
とは言え、とてもいい音楽。
ジョン・ウィリアムズ 恐るべし。
ホグワーツのテーマもいいし、ワルツも楽しかった。
あの難しい金管のリズムが、本番は、うまく決まって、よかった、よかった!

火星(戦争)
5拍子に、随分苦しめられた・・・。
自分は、決して戦争賛美者ではないけれども、戦いには、不思議と人を惹きつける魔力がある。
宇宙戦艦ヤマトの白色彗星?かのテーマは、この曲からの引用だったんだな…。

ここも、すごく練習したけれど、徒労に終わってしまった。(笑)

金星(愛と美)
愛と美を現した金星は、これはエロチックな曲だった。
今のところ、自分の知る管弦楽の中では、一番、官能的な曲。
これも、とても好きになってしまった。

水星(メッセンジャー)
すばしこっさが魅力的な曲で。

ここの練習は、ほんとうに鬱になりそうだった・・・。

木星(快楽)
有名なマエストーソは、気分いい。

果敢にチャレンジしたけれど、アラベスク文様のところは、先頭の音を弾くので精一杯で、エア・バイオリンになってしまった・・・。

土星(老い)
老いを現した曲。重々しい苦悩の果てに、後半訪れる安息が、いいではないか!
ホルスト自身、一番、気に入っていたらしい。
寄木細工のように精巧に作りこまれたフルートパートは、あれは、大変だ・・・。
あれを練習でたくさん聴かされたので、土星が好きになったかも?

天王星(ウラノス・魔術師)
終わってみれば、道化のこの曲も、変な魅力があったなあ・・・。

威風堂々

con fuoco(火のように激しく)のところの難しいこと・・・。
英国のノーブルで格調高い雰囲気は、大好きなので、弾けて、幸せだった。

=====
今回、大判(B4)の楽譜を用意したこと、
合奏を録音して、タイミングよく入る練習をよくしたことは、
よかったなあ。

エンジンがかかるのが、もう1ヶ月早ければなあ・・・。

まだまだ未熟なヴァイオリンだけれども、1年後は大好きなドヴォルザーク8番なので、
来年こそは!で頑張ろ。(でも、ほどほどに(笑)

コメント
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