みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

英雄の夢は潰えるの巻

2015年08月23日 | ピアノ
発表会でした。
最悪に輪を掛けて、最悪でした。
ひどすぎて、話にならないし、思い出したくもない。
足掛け1年半ほどかけて練習した英雄プロネーズは、それこそ、木端微塵に、砕け散ってしまったと言うか・・・。
在りし日にはヨーロッパ最強と恐れられた、ポーランド騎兵隊も、全滅。

悔しいな・・・。

今回は、そこそこ弾けるだろうという予感(結果的には慢心)があったので、実は、緊張は、あまりなかったのです。
素晴らしく、鳴りのいいスタインウェイだったので、あるフォルテの一音を、ちょっと強めに弾いたら、物凄く響いて、えっ!と、気を取られて、
急に、ヨレヨレになって・・・。そこまでは覚えてる。
あとは、崩壊!
一巻の終わり。
ひどいことがいろいろ起きて、とにかく無我夢中だったなあ。

途中、真っ白の停止もあったし、
そういえば、直前1週間の練習で奇跡的に弾けるようになった、見せ場の4オクターブのスケールも、ことごとく失敗だったなあ。

このところ、発表会に出るたびに、酷い歴史を塗り替えていく感じがあって、
自分のピアノは、そよ風で崩壊するガラス細工のピアノ。
なんとひ弱で、虚弱体質なんだろう・・・。
この人並み外れて、脆弱なメンタル面をなんとかしないと、この先、残り半分の人生も・・・。

一事が万事ではないが、
まったくもって、冴えない自分を象徴するかのような、発表会だった。

問題は、ひどく落ち込んでもいいはずなのに、たいして落ち込んでいないこと。
過去の惨劇の経験で、悪い意味、面の皮が厚くなってきている???

バイオリンやピアノを練習する中で、時々、急にコツを会得して、
どうしても、どうしてもできなかったことが、できるようになって、すごい!と
感心することがあるのだけれども、
人前演奏についても、そういう、コツのようなものが、掴める日が、いつか訪れるのだろうか?

収穫としては、バイオリンで弾いたカヴァティーナで、数小節、素晴らしく気持ちよく
弾けたこと。
(バイオリンも、その後、舞台の魔物により、血祭りに上げられてしまったけれども・・・。)

やっぱり、二兎追うもの一兎を得ず?



ショパン/英雄ポロネーズ(と書くのは、おこがましく・・・、もどきですね)
ラフ/カヴァティーナ(こちらも、もどきだ)

@電気文化会館コンサートホール@名古屋伏見
コメント (4)
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