みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

あなたのすきとほつたほんたうのたべもの

2014年05月30日 | ライブ&コンサート
この日は、マーシュ・マロウのライブへ。
マーシュ・マロウ、「コーラスとアコースティック楽器の演奏を中心とした音楽ユニット」
元ザバダックの上野洋子氏のその後も気になっていて、運良く、都合がついたので、行ってみたのだけど・・・。

なんという面白い(感覚的に)音楽なんだろう!と思う。
パワーのある女性ミュージシャン5人組から繰り出される音楽(パフォーマンス?)は、不可思議で、コミカルで、奇想天外で、おどろおどろしく、お茶目で、
時に、森の木々にそよぐ風が奏でる音楽のようで・・・。

普通の音楽の秩序、枠から、かなり外れてるところ、
不可思議で、予定調和じゃないようなところ、
自在で枠に囚われないところ、
実験的精神、
遊び心
を自分は愛する。

確かに、音楽のとらえどころのなさは、食べ物のマシュマロの食感に通じるものがあり、
言い得て妙だと思う。
未来進行形のマシュマロ。
とても愉快で、本当に豊かな音の世界だった。

ここ数年来で、一番、感覚的にくすぐられる、面白い、ライブだったので、
これからも機会があったら覗いてみたい!

mingle-mangle Marsh-Mallow
マーシュ・マロウ☆ジャーナル
http://blog.goo.ne.jp/min-man-marsh/e/c5d51839fe4b3d0aeea87d578c3f7051

=====
そして原マスミ氏
荒野を独り彷徨い、歩き続けてきた末、オアシスにたどり着いたような心地がする。
こちらも、すっかり引き込まれた。
最後のアンコールで、まさか「賢治の幻燈」の朗読を、目の当たりにできたのも、嬉しい限りだった。

「これらのなかには、あなたのためになることもあるでせうし、ただそれつきりのところもあるでせうが、わたくしにはそのみわけがよくつきません。なんのことだか、わけのわからないところもあるでせうが、そんなこところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。
 けれども、わたくしは、これらのちひさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたのすきとほつたほんたうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません。」
(宮沢賢治)

帰って、久しぶりに「賢治の幻燈」を聴く。
ザバダック、遊佐未森さん、原マスミさんのスペシャル・コラボ作品で、いいものだな。
イーハトーブからの風が吹いてきたかもしれない・・・。

晴れたら空に豆まいて@代官山

mingle-mangle marsh
クリエーター情報なし
SPACE SHOWER MUSIC


賢治の幻燈
クリエーター情報なし
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