![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/97/d8994e7de4129be42851a583f6fdc7cd.jpg)
今度、JR柏原駅に広告を出して欲しいと要請が有って、断りきれずに出すことにしました。
柏原駅には以前から何度も看板を出しているものですから。
もう1つ掲揚した理由は、今年の夏に県立柏原病院も建て替わりますから、
タマル産の印象を良くしておかなくてはなりませんからね。
さて先日、外陰部に痛みが有るという症状で、若い女性が来院されました。
未婚で痛みが有る、と言えば、まずこの疾患ですよ。
排尿するとしみる、ともよく言われます。
もうお分かりですか?
そう、答えはヘルペス外陰炎です。
よく唇にできるものも、ヘルペス口唇炎(こうしんえん)で、同様のウィルスです。
どちらも同じ、単純ヘルペスウィルスという分類になるのですよ。
外陰部ではタイプ2が、唇ではタイプ1が多いとされますが、
最近はオーラルセックスなども有って、混ぜこぜになってきているのが現状です。
ただしタイプ1の方は、小さい時に親から口移しで食べ物をもらったりして感染していることが多いのです。
それに対してタイプ2の方は、外陰部に多いので、性感染症ということになり、
かかったことの有る人は少ないのです。
それで大人になってから感染して問題となるのは、このタイプ2の方なのですよ。
初めての感染では、かなりひどくなることが有ります。
見た目の特徴としては、水疱がプツプツとできるので、わりと特徴的です。
水疱が潰れると穴が開いて潰瘍になります。
大陰唇の片方にできると、触るだけでうつるので、反対側の大陰唇にも同じようにできます。
それでキッシング・アルサーと言うのですよね。
キスしたみたいな場所に潰瘍ができるという意味です。
治療としては放っておいても2週間もすれば一旦は治るのです。
でも痛いので少しでも早く治したいですよね。
それで抗ウィルス剤を飲めば、1週間ほどで治ります。
1つだけ覚えておいて欲しいことは、よく自然に再発するので、
妊娠中などの体調が悪い時にもよく再発します。
赤ちゃんを産む時に水疱ができていたら、新生児が先天性の全身性のヘルペス疾患になってしまって、生命を落とすことが有るのです。
だから帝王切開して産まなければいけないのですね。
ここまではよくどこにでも書いてあるので、知っていましたね?
ここからが新しい知見ですが、
医療機関での保険診療というのは、予防薬は保険の対象にならないのですよ。
みなさんはよく、次の再発に備えてもう少し薬が欲しいと言うでしょう?
でもね、予防には出せないのです。
だから病気になったらその都度、医療機関を訪れないといけないのですね。
本来はインフルエンザだって、予防投与はできないのですよ。
ですが、予防投与と似てはいるものの予防ではなく、
次回再発しそうだと思った時に自分で調節して薬を飲むということが認められたのです。
今まではヘルペスが再発する度に医療機関を受診して薬を貰っていたのですが、
これからは、次の再発時の時の薬を事前に貰っておけるようになったのです。
ただし一部の抗ヘルペス薬だけなのですけれどね。
タマル産でも、今の在庫の薬が切れたら、次回からはこちらを仕入れることにしますね。
こういう処方の仕方は再発しないように飲むのではなく、
再発しそうな予兆を感じた時、たとえばピリピリするなどなのですが、
そういう時に飲み始めても良いのです。
そのための薬を事前に処方しておいてもらうのですね。
患者さん自らが薬を飲むのを決める、という意味で、
Patient Initiated Therapy (PIT)という用法なのですよ。
これは日本ではおそらく初めての試みです。
ですが、だからと言って、ヘルペスウィルスにかかっても良いというものでは有りません。
一度かかると一生、持ったままなのですからね。
そして今度は自分が、人に性感染症をうつす番になるのです。
あなたがこれから付き合う人全員にうつすのですから、性行動は厳に慎まなければなりません。
ですが感染するような人は、性行動が活発なことが多いので、なかなか守れないのでしょうね。
柏原駅には以前から何度も看板を出しているものですから。
もう1つ掲揚した理由は、今年の夏に県立柏原病院も建て替わりますから、
タマル産の印象を良くしておかなくてはなりませんからね。
さて先日、外陰部に痛みが有るという症状で、若い女性が来院されました。
未婚で痛みが有る、と言えば、まずこの疾患ですよ。
排尿するとしみる、ともよく言われます。
もうお分かりですか?
そう、答えはヘルペス外陰炎です。
よく唇にできるものも、ヘルペス口唇炎(こうしんえん)で、同様のウィルスです。
どちらも同じ、単純ヘルペスウィルスという分類になるのですよ。
外陰部ではタイプ2が、唇ではタイプ1が多いとされますが、
最近はオーラルセックスなども有って、混ぜこぜになってきているのが現状です。
ただしタイプ1の方は、小さい時に親から口移しで食べ物をもらったりして感染していることが多いのです。
それに対してタイプ2の方は、外陰部に多いので、性感染症ということになり、
かかったことの有る人は少ないのです。
それで大人になってから感染して問題となるのは、このタイプ2の方なのですよ。
初めての感染では、かなりひどくなることが有ります。
見た目の特徴としては、水疱がプツプツとできるので、わりと特徴的です。
水疱が潰れると穴が開いて潰瘍になります。
大陰唇の片方にできると、触るだけでうつるので、反対側の大陰唇にも同じようにできます。
それでキッシング・アルサーと言うのですよね。
キスしたみたいな場所に潰瘍ができるという意味です。
治療としては放っておいても2週間もすれば一旦は治るのです。
でも痛いので少しでも早く治したいですよね。
それで抗ウィルス剤を飲めば、1週間ほどで治ります。
1つだけ覚えておいて欲しいことは、よく自然に再発するので、
妊娠中などの体調が悪い時にもよく再発します。
赤ちゃんを産む時に水疱ができていたら、新生児が先天性の全身性のヘルペス疾患になってしまって、生命を落とすことが有るのです。
だから帝王切開して産まなければいけないのですね。
ここまではよくどこにでも書いてあるので、知っていましたね?
ここからが新しい知見ですが、
医療機関での保険診療というのは、予防薬は保険の対象にならないのですよ。
みなさんはよく、次の再発に備えてもう少し薬が欲しいと言うでしょう?
でもね、予防には出せないのです。
だから病気になったらその都度、医療機関を訪れないといけないのですね。
本来はインフルエンザだって、予防投与はできないのですよ。
ですが、予防投与と似てはいるものの予防ではなく、
次回再発しそうだと思った時に自分で調節して薬を飲むということが認められたのです。
今まではヘルペスが再発する度に医療機関を受診して薬を貰っていたのですが、
これからは、次の再発時の時の薬を事前に貰っておけるようになったのです。
ただし一部の抗ヘルペス薬だけなのですけれどね。
タマル産でも、今の在庫の薬が切れたら、次回からはこちらを仕入れることにしますね。
こういう処方の仕方は再発しないように飲むのではなく、
再発しそうな予兆を感じた時、たとえばピリピリするなどなのですが、
そういう時に飲み始めても良いのです。
そのための薬を事前に処方しておいてもらうのですね。
患者さん自らが薬を飲むのを決める、という意味で、
Patient Initiated Therapy (PIT)という用法なのですよ。
これは日本ではおそらく初めての試みです。
ですが、だからと言って、ヘルペスウィルスにかかっても良いというものでは有りません。
一度かかると一生、持ったままなのですからね。
そして今度は自分が、人に性感染症をうつす番になるのです。
あなたがこれから付き合う人全員にうつすのですから、性行動は厳に慎まなければなりません。
ですが感染するような人は、性行動が活発なことが多いので、なかなか守れないのでしょうね。