今日は不妊外来を受診された方の一年間のまとめです。
と言っても、不妊外来では結果が出るのに1年くらいはかかりますから、
受診された方は一昨年の2013年の1年間の成績です。
不妊外来を受診された初診時に、今後の予定を説明します。
基礎体温はとても多くの情報を得られますから、ぜひ付けていただきたいです。
基礎体温を付けながら、低温期には低温期の、排卵期には排卵期の、
そして高温期には高温期の検査をします。
時期に関係なくできる検査も有ります。
これら検査を1周期のうちに終わらせ、タイミングも同時に合わせられるのです。
結婚してからの期間が浅いカップルには、数ヶ月タイミングを合わせるという治療もします。
結婚後の期間が長い場合には、いきなり治療に入ることも有ります。
治療は今まではステップアップというものでしたが、
昨年から、これまでとは違った治療法にしています。
それは年齢別治療法なのです。
30歳以上の方、35歳以上の方、40歳以上の方の3グループに分け治療方法を選択します。
もちろん20歳以上でも30歳以上のグループに準じて行います。
ですが、結婚年齢もあがりましたから、結婚して2年も妊娠しなければ、
30歳以上になっていることが多いですよね。
治療の話は何度かお話しているので、今日はとくに結果でしたね。
このグラフより古いデータも有るのですが、
最近の6年間に絞ってのお話です。
だいたい同じような割合が見てとれますね。
青色の部分が、タマル産の不妊外来を受診して、1~2年以内に妊娠された割合です。
翌年の12月で妊娠の有無を判定していたので、
治療の長い方は2年近く、年末に受診された方は1年強経過しています。
ただ今回の統計から正確に1年で区切っています。
治療を続けられたカップルの多くが、一般不妊治療で妊娠されているのが分かりますね。
それに対して緑色の部分は、体外受精専門施設へ紹介した方です。
このグラフの前では、タマル産で直接、体外受精をしていましたけれど。
今では、他施設を紹介しているのです。
いきなり紹介することも有りますが、保存的な方法で妊娠することが多いので、
まず2~6回は人工授精をおすすめしています。
ですが、最近ではそれでも妊娠されない場合、積極的に体外受精を奨めています。
ここで注意していただきたいのは、体外受精まで必要なカップルは意外と少ないということです。
本屋さんに行って、不妊治療の本や雑誌を見れば、ほとんどが宣伝でしょう?
体外受精をしだすと、体外受精をしないと利益が上がらないので、
適応の有る無しに関わらず、体外受精を奨められます。
雑誌は雑誌で、本を買ってもらわなければ発行部数が伸びませんから、
とにかく高度不妊治療を推奨するような記事ばかり書きます。
それで、雑誌には一切、一般不妊治療の話が出て来ないのです。
非常に偏っていますから、あまり内容を鵜呑みにしない方がいいのですが。
そうは言っても素人では騙されてしまいますよね。
最後に一番右の黄色いバーです。
まったく妊娠できないカップルはとても少ないということがお分かりですか?
そう、希望を持って治療を受ければ、ただしできるだけ若い年齢でですが、
妊娠に至らない場合は、すごく少ないということなんですね。
これが結論です。
と言っても、不妊外来では結果が出るのに1年くらいはかかりますから、
受診された方は一昨年の2013年の1年間の成績です。
不妊外来を受診された初診時に、今後の予定を説明します。
基礎体温はとても多くの情報を得られますから、ぜひ付けていただきたいです。
基礎体温を付けながら、低温期には低温期の、排卵期には排卵期の、
そして高温期には高温期の検査をします。
時期に関係なくできる検査も有ります。
これら検査を1周期のうちに終わらせ、タイミングも同時に合わせられるのです。
結婚してからの期間が浅いカップルには、数ヶ月タイミングを合わせるという治療もします。
結婚後の期間が長い場合には、いきなり治療に入ることも有ります。
治療は今まではステップアップというものでしたが、
昨年から、これまでとは違った治療法にしています。
それは年齢別治療法なのです。
30歳以上の方、35歳以上の方、40歳以上の方の3グループに分け治療方法を選択します。
もちろん20歳以上でも30歳以上のグループに準じて行います。
ですが、結婚年齢もあがりましたから、結婚して2年も妊娠しなければ、
30歳以上になっていることが多いですよね。
治療の話は何度かお話しているので、今日はとくに結果でしたね。
このグラフより古いデータも有るのですが、
最近の6年間に絞ってのお話です。
だいたい同じような割合が見てとれますね。
青色の部分が、タマル産の不妊外来を受診して、1~2年以内に妊娠された割合です。
翌年の12月で妊娠の有無を判定していたので、
治療の長い方は2年近く、年末に受診された方は1年強経過しています。
ただ今回の統計から正確に1年で区切っています。
治療を続けられたカップルの多くが、一般不妊治療で妊娠されているのが分かりますね。
それに対して緑色の部分は、体外受精専門施設へ紹介した方です。
このグラフの前では、タマル産で直接、体外受精をしていましたけれど。
今では、他施設を紹介しているのです。
いきなり紹介することも有りますが、保存的な方法で妊娠することが多いので、
まず2~6回は人工授精をおすすめしています。
ですが、最近ではそれでも妊娠されない場合、積極的に体外受精を奨めています。
ここで注意していただきたいのは、体外受精まで必要なカップルは意外と少ないということです。
本屋さんに行って、不妊治療の本や雑誌を見れば、ほとんどが宣伝でしょう?
体外受精をしだすと、体外受精をしないと利益が上がらないので、
適応の有る無しに関わらず、体外受精を奨められます。
雑誌は雑誌で、本を買ってもらわなければ発行部数が伸びませんから、
とにかく高度不妊治療を推奨するような記事ばかり書きます。
それで、雑誌には一切、一般不妊治療の話が出て来ないのです。
非常に偏っていますから、あまり内容を鵜呑みにしない方がいいのですが。
そうは言っても素人では騙されてしまいますよね。
最後に一番右の黄色いバーです。
まったく妊娠できないカップルはとても少ないということがお分かりですか?
そう、希望を持って治療を受ければ、ただしできるだけ若い年齢でですが、
妊娠に至らない場合は、すごく少ないということなんですね。
これが結論です。