タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

不育症の助成制度

2018-02-19 21:04:41 | 不妊症
篠山市般若寺の成愛(なりあ)ちゃん、1月13日生まれ。
「誰からも愛される子になってください。
入院中は快適に過ごせました。
みなさんいつも明るくて、頼りになりました。」

2人目だったのですよね。
お姉ちゃんがいつも健診に一緒に来ていましたからね。
妹の誕生にびっくりしてしまいましたね。

篠山に引っ越ししてきた時に、
般若寺という地名のところにまず行ったのですよ。
篠山の歴史本で読んだのですが、フランシスコザビエルが西日本に3つ、教会を建てたそうです。
そのうちの1つが篠山の般若寺の辺りだったようですね。
もう1つは、本能寺の変で有名な本能寺の近く。
もう1つは、山口だったかな?

般若寺の近くの家に、裏返せばキリスト像が彫られている仏壇が有ったのだとか。
当時は篠山城主がキリスト教を信奉されていたから、みんなそうだったのですよ。
禁教令が出るまでは。
篠山は高槻と意外に近く、高山右近も来ていたようです。
ですがその時、私は般若寺の教会跡を見つけることはできませんでした。
どなたかご存知なら、お教え願えますか?

さて今日は、不育症の助成のお話をしておきましょう。
何回も流産して、なかなか赤ちゃんを授かれない場合を不育症と呼びます。
定義はどうでも良いのですが、一応お話すれば、
2回以上の流産や死産、早期新生児死亡がある場合です。

助成の対象は、検査のうちの保険診療以外の自費分の半額と、
治療費では低容量アスピリン療法とヘパリン療法ということになっています。
ですが、夫婦の所得が400万円未満で、しかも43歳未満です。

ただしですね、篠山市と丹波市と三田市には、この助成制度は有りません。
まあ有ったとしても、大した額ではありませんからね。
だいたいヘパリン療法には最近では保険が利きますし、検査の大半も保険で賄えますからね。
敢えて言えば、流産した組織を培養して、絨毛染色体検査をできるというところが、
ワンポイントでメリットかもしれません。

流産の原因はたいていは赤ちゃん側の染色体異常が原因と言われています。
ですがたいていは流産した組織の検査まではしないのですよ。
施設により違いますが、8万円くらいかかるのではないですか。
ですが助成が有るのなら検査しても良いですね。ただし助成は半額だけですよ。

もしも流産した胎児に染色体異常が見つかれば、
次の妊娠は放っておいても問題無いということです。
もしくは治療できないということを意味します。
両親のどちらかに染色体異常が有れば、高い確率で胎児も染色体異常を認めます。
あるいは女性が高齢となれば、最近では男性の年齢も関係していると言われますが、
加齢と伴に胎児の染色体異常の率も上がるからです。

逆に胎児に染色体異常が無かったらどうでしょうか。
お母さん側の異常ということになるかもしれません。
例えば子宮筋腫が有るとか、
糖尿病や甲状腺などの全身的な病気が隠れているとか。

ですが、あまり指摘されていないのですが、
一番多いのは、女性の喫煙だと思いますよ。
次は家族の喫煙かな。
それと年齢。
自己抗体が有るだとかは、むしろ原因としては少ないでしょう。

それにしても、ここ北摂丹波圏は、不育症に対しては興味が少ないようですね。
他の兵庫県の市町村では、たいてい助成制度が有るのですよ。
ですが繰り返しますが、助成が有っても無くても、さほど影響は有りません。

若い女性は喫煙してはいけない、ということだけです。