フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

長さ

2010-08-31 23:26:24 | Weblog
今日で8月も終わりです。とはいっても暑さは一足飛びに変わりませんが、確実に日照時間の長さは短くなっていきます。
長くなったというと、平均寿命と脚の長さでしょうね。先日も「少女時代」という女性ユニットをテレビで見ましたが、揃いも揃って美脚でしたね。美しいだけでなく長い脚でした(日本のグループでは無かったですね)。
それにしても背も高い、脚も長いとくると、我々の世代との違いを感じます。スポーツ選手や芸能人もほとんど大柄です。ちょっと残念なのは、そういう状況では、昔よく言われた、小さな大スターや、小さな大選手が現れなくなってしまう気がします。相撲界では小兵力士が技を駆使して大きな力士を倒す。相撲の醍醐味でした。野球でも小さな大投手にキリキリ舞する大きな打者を愉快に思ったものです。小さなという冠がつくアスリートは技術に秀でているので楽しいのです。
とはいってもこれだけ体力アップになると、全体に身体が大きくなるので、小さなという表現は相変わらず使われるのでしょうね。ただ我々の時代の大柄な選手といわれたサイズの選手が、今度は小さな選手と言われるのでしょう。
私は小さな○○という表現が大好きです。

口コミ

2010-08-30 22:53:30 | Weblog
テレビ番組でお買い物情報がずらっと並んでいる局もありますし、ラジオショッピングも花盛りです。この光景を見ていると、日本の円高による株安や不景気感が不思議に思えます。視聴率も悪くないそうです。コンテンツも地方の名産品が増えています。お馴染みの芸能人が紹介するのですから、より安心なのかも知れませんね。こうした名産品のお取り寄せは通販市場をも支えているようです。居ながらにして地方の名産品が手に入るのですから、便利になったものです。
我が家でもお取り寄せはず~っとブームが続いています。決してテレビやラジオのショッピングではなく、頂き物などたまたま手に入った物で気に入ったものがあると、製造会社に連絡してお取り寄せとなるのです。その結果何が起きるかというと、我が家のお使いものに使うことが多くなります。そして更に送った先が気に入ればそこも注文するようになります。この拡がりは大したもんです。これも一種の口コミですね。
私などは、何を取り寄せているのかわからないのですが、郵便物のダイレクトメールから想像がつくことがあります。そうなんです。お取り寄せが多くなると、確かにダイレクトメールが多くなりますから、かくごしたほうがいいですよ。

周年イベント

2010-08-29 23:28:07 | Weblog
今日は鳥羽市の市民文化会館で行われた、歌手の山川豊さんのデビュー30周年記念のコンサートを楽しみました。山川さんに関しては「嗚呼、もう30年かあ」と特別な思いがよぎります。というのもデビュー寸前に故郷の石鏡の実家の前でのデビュー曲のお披露目ミニコンサートの司会、そのあと伊勢神宮でのヒット祈願に同行し、夜には名古屋でのレコード店のオーナーや報道陣へのコンベンションでの司会と、一日中、山川さんと一緒だっただけに、余計にもう30年かという思いが強くなるのです。今だにデビュー当時の紺色のスーツ姿が印象深いですね。
さて歌謡曲の歌手にとっては周年イベントは大切なものです。島倉さんも北島さんも橋さん、五木さんも長い歌手生活の中で周年イベントをしっかりこなしてきました。もちろんプロダクションの商売っけも否定しませんが、歌手にとってはは自分自身を振り返り、さらに今後の自分が何処に向かって進むべきかを考えるビッグチャンスでもあります。会社でもそうですが、これから何処へ行こうとしているかを確認することは、貴重な作業でもあります。歌手になった頃の喜びを持続しているだろうか、今後の目標を何処におくかを考えて文字通り再スタートです。
これから後に続く歌手にも周年イベントは単なるイベントに終わらせないで、新しい自分の価値を見つける勢いで臨んでほしいですね。

ペット保険

2010-08-28 22:59:49 | Weblog
少子高齢化、核家族化となると、ペットの存在がクローズアップされてきます。ペットと共生することによって高齢者が癒されることが多くなっています。また、若い一人住まいの女性でもペットを飼うことが多いようです。知り合いの女性歌手の中でも犬や梟などの鳥をペットにしてしているケースもあります。
さてこうしたペットも不死身ではありませんから、怪我をしたり、病気をしたりします。かわいいペットですから、飼い主は治療させるわけですが、保険に入っていないと大変です。そこで注目されるのが、ペット保険です。日本では2006年頃から本格化してきました。先進国のアメリカでは、こんなイベントが最近行われました。もっとも変わったペット保険の支払い請求を争うイベントで、優勝したのは農薬がかかり、何千匹もの死んだハチが入ったハチの巣を食べたラブラドール犬でした。
静岡で世間を騒がせている猿の被害者の保険はどっちの保険が適用されるのでしょうか。
それにしてもペットと過ごす時間が多くなり癒しの存在として大きい状況ではペット保険をしっかり意識したほうがいいですね。逆に年老いた両親をペットにまかせ過ぎていないかと問い掛けたいですね。

夏バテ

2010-08-27 23:50:59 | Weblog
8月の末あたりは残暑という表現が当たり前なのに、今年は相変わらず猛暑の夏という新聞見出しが踊っています。元々この時期は残暑厳しい折で夏バテで体力が落ちてきます。何故かというと、梅雨明けで夏が始まったばかりの頃は、精のつくものを食べて夏を乗り切るぞと躍起になり、ちょうどやってくる土用の丑の日にはうなぎを食べて体力を付けようと頑張ります。しかし、ここに来て、暑さは変わるどころか猛暑続き、夏休みの遊び疲れも重なり、身体はクタクタです。精を付けようにも食欲さえわかない人が多くなります。皆さんはどうですか?
この食欲不足を解消しようとするのが、野菜を使った料理でしょう。こってりとしたもので栄養をとるのではなく、ビタミンやミネラル豊富な野菜で身体をリフレッシュするといいですね。夏バテの人は野菜で胃をいたわって猛暑を乗り切って下さい。
今年はまだまだ4ヶ月あります。気分転換に家人に代わって自分で料理するといいと友人に勧められましたが、かつて家人が言った「料理している間に腹が膨れてしまう」という言葉を思い出して取りやめにしました(笑)。

遠い記憶

2010-08-26 23:28:41 | Weblog
地球上の異常気象のせいか、話題として届くニュースに、動物ネタが多くなっています。今日はニシキヘビの話題です。
その一。番犬ならぬ番ニシキヘビです。イタリアはローマで警察が麻薬密売グループのアパートに踏み込んだところ、体長3メートルもあるニシキヘビがコカインを守っていたということです。ちゃんと仕込まれていたようです。一方イギリスでは、新婚旅行から自宅に帰ってみると、浴室でこちらは体長2メートルを超えるニシキヘビがバスタブの蛇口に巻き付いていたそうです。蛇口とはよく言ったものですね。近所の人が飼っていた蛇が逃げたのだそうで、飼い主の元へ返されたそうです。
私の子供の頃は結構ヘビは身近な動物でしたね。ヘビは自分の家を守ってくれる守り神のような存在で、大きな青大将のようなヘビに二、三度であった記憶があります。しかしそのヘビをどうしたかは全く記憶がありません。多分守り神ということでそっと逃がしただろうと思うのですが…。
最近ではそのヘビにも出会うことはほとんどありません。あまり気持ちのいいものではないので、出会わないほうがいいですがね。しかし異常気象が続くとまたどんな動物が飛び込んて来るか心配ですね。

自分がおかしいのか

2010-08-25 23:58:33 | Weblog
作家の村上春樹さんの講演会がノルウェーの首都オスロで行われ、大変な人気だったようです。折からオスロでは「ムラカミフェスティバル」が開催中でその目玉企画だったそうです。『ノルウェーの森』という作品があったのでノルウェーだったのでしょう。
村上春樹の人気のほどはというと、入場券220人分はインターネットを通じてわずか1秒で完売でした。村上さんの作品は、海外での販売実績が日本国内を上回るといった人気なんですが、実は「ノルウェーの森」「海辺のカフカ」などを読んでも、恥ずかしながら余りピンと来ない、ただほんわかとした読みごたえが残るだけなのです。それなのにノーベル文学賞に近いのですから、自分が嫌になります。
もうひとつはガンダムの人気がわからないのです。静岡で行われている「静岡ホビーフェア」に展示されていり等身大のガンダム像にはやくも50万人が訪れたそうですからびっくりです。わずか1ヶ月で突破です。家族連れが50万人目でしたが、子供達に見せてやりたいと45才のお父さんが連れて来たようですが、むしろお父さん世代の人気アニメではないでしょうか。もうふたまわりも上の私にとっては知らない世代になっています。
人気って不思議ですね。

金魚すくい

2010-08-24 23:56:43 | Weblog
全国有数の金魚の生産地といえば、奈良県の大和郡山市です。先日の日曜日には全国金魚すくい選手権大会が行われ、1300人が参加しました。それを見物する人1万人といいますから、大変な人気です。
そしてこの大会で優勝したのが、静岡県下田市から参加した鈴木くん(中学3年生)で、なんと3分間で50匹をすくって2年連続優勝です。昔の記憶をたどれば、私なんかはせいぜい1匹がいいところですから驚異的な数字に見えます。鈴木くんは毎日、自宅で飼っている200匹の金魚で練習したそうです。
あなたは金魚すくいは得意ですか?子供の頃に友達にコツを聞いたのですが「金魚に念を入れる」というわかったようなわからない答えが返って来たのを覚えています。金魚すくいの円形の枠に和紙を張った道具をポイというそうですが、このポイさばきが大事なのでしょうね。なんでもポイには裏、表があるので、和紙が張ってある表を使うそうです。裏は破れやすいそうです。
金魚にもおとなしい金魚と威勢のいい金魚があり、数を沢山すくうには水面近くを泳いでいるおとなしい金魚を狙うのがコツだと聞きました。ただし自宅で金魚を飼いたい場合は、少し深いところを悠々と泳ぐ金魚が丈夫だそうです。狙ってみて下さい。

ファッション

2010-08-23 23:30:40 | Weblog
これもファッションでしょうか。今日のテレビの話題で織田裕二さんの結婚話で持ち切りでした。織田さんといえば、今封切られている映画が大ヒットしていますが、さらにタイミングがよくてヒットが伸びるでしょうね。
映画のヒットは、最近ではテレビと連動していることが多いですね。連動ということは、テレビというメディアで物凄い量の「おもしろい」という情報が流されるわけです。情報を受け止める大衆は、とりあえず見に行きます。結果、他人に感想を聞かれても、例えおもしろくなくても「つまらない」とは答えません。見に行く者にとって一番優先するのは、話題に遅れる事なく、流行にのることなのです。つまり自分で厳しく価値判断をすることを放棄しているといっても過言ではないでしょう。
もともと流行現象というのは、一般大衆の付和雷同を狙って起こそうとします。メディア以外の従来の映画会社がその現象を起こすには投資力が求められますから大変です。現在の不況状況の中でCMが減って番宣が多いと、自社ドラマの宣伝が行き届き、映画のヒット作品がでやすいかも知れませんね。これ、皮肉。

エビ

2010-08-22 23:56:47 | Weblog
日本人は世界一大量の魚介類を食する魚食民族です。中でもエビは好物中の大好物でエビとイカの消費量は断然世界一です。特にエビは吉事に使いますから、今日あたり何処かの宴席でエビが主賓になっているのではないでしょうか。
何故エビがおめでたい時に使われるかというと、たいていの生物は秋になると枯れてくるのにエビだけは、殻を脱いで成長します。それがいつまでも新鮮であるといって婚礼でよく使われるのです。
ところで名古屋人はエビフライが好きだとタモリさんのギャグから定説になりましたが、最初はそれほどでも無かったのに、いつの間にかメニューの中でエビフライが多くなりましたね。かつて渡哲也・吉永小百合主演の「時雨の記」という映画がありましたが、吉永さんがエビ天をがぶりと食べるシーンが印象に残っています。どんな食べ方をしてもサユリストから見ると美しく見えたものでした。
エビは中国では「蝦」と書きますが日本では「海老」と書きます。エビ好きの日本で生まれたのでしょう。
最後にクルマエビの語源を紹介しておきましょう。このクルマエビは体を曲げると美しい斑紋が牛車の車輪に見えるからだそうです。なにかしら平安の雅を感じさせますね。