フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

賞状

2010-09-30 23:27:03 | Weblog
プロ野球も終盤になり、タイトルもそれぞれの部門で決まりつつありますね。例えばドラゴンズの岩瀬投手のように、毎年のようにタイトルを手にする選手は、表彰されたものをどうしているのでしょう。
ある有名な選手は、トロフィーなどを飾っておく特別な部屋を造っているそうですが、さらに極端な選手は、自分の記念館を造ってしまいます。
こんなことを考えていて、ふと自分には、トロフィーや楯、それに賞状などの晴れがましいものはどれだけあるのか思いを巡らせました。ああ、寂しいですね。何にもないですね。いや、各学校の卒業証書ぐらいでしょうか。小学生の時の皆勤賞なんていうのもなかったし、いやはや、自慢げにご紹介するものは、何もないです。
いや、一つありました(エヘン!)それは、いまから15年前、クラウンレコードから出した、真咲ようこさんとデュエット曲「いつも側にいて」がヒット奨励賞となりCDの形をした楯をいただきました。これがありました。というより、それしかないですね。逆にいえば、賞状があると足跡をたどる楽しみもありますので、子供さんに、お父さんやお母さんの手作りの賞状を渡すのもいいと思いますよ。

人事異動

2010-09-29 23:53:01 | Weblog
スポーツ紙を読んでいると、この時期は華やかな優勝などのおめでたい記事の片隅に寂しい人事異動の記事も見られることがあります。スポーツの世界は結果責任ですから、当事者は覚悟の上でしょうが、例えばその人のファンだとすると寂しい限りです。ましてや、その選手がまだまだ現役を続けてライバルチームに移籍するなんてことは、複雑な気持ちにさせられます。贔屓のチームに来てくれる場合はすぐファンになれますが、逆の場合はすぐファンをやめることはできません。
ところで結果責任といいましたが、主に監督やコーチにあてはまることが多いですね。特にサッカーの監督は厳しいようです。かつてJリーグが始まる時にグランパスの初代監督にインタビューしましたが、その時の印象的な言葉として「サッカーの監督は3連敗したら、即クビですよ」があります。そのことを裏付けるようにシーズン半ばでも監督交代がよくみられます。ということは、サッカーというゲームは、監督の作戦が試合結果に大きく影響するのかも知れませんね。
選手の力量うんぬんよりも監督の手腕が問われるわけですが、それでもやはり監督の椅子は魅力のある座り心地なんでしょうね。歎きの人事異動にならないよう監督さん頑張って下さいよ。

先人の知恵

2010-09-28 23:50:56 | Weblog
ニュースから「ねっぱ、ねっぱ、」という声が聞こえるので、もうパ・リーグはソフトバンクの優勝で決まったのにと思っていたら、熱波のことで、先週末からの熱波の影響でロサンゼルスでは観測史上最高の45度を記録したというニュースでした。
熱波とは、その地域の平均的な気温に比べて著しく高温な空気の塊が波のように押し寄せる現象です。その他、今年はロシアでも熱波があり、それが中国の洪水に影響しているそうです。もちろん地球の温暖化に端を発しているわけですが、国内でもお彼岸の時期に真っ赤な曼珠沙華の開花が見られる筈なのに、今年は猛暑のせいで、曼珠沙華もまだまだ夏と思いこんでいたのか、開花が大幅に遅れましたね。
先日中津川の栗拾いて地元の方に教えて貰ったのですが、曼珠沙華を田畑の土手に植えるのは、曼珠沙華にはアルカロイドという有毒物質が含まれているのて、ネズミやもぐら、それに虫などが田畑に入り込まない為の対策だそうです。墓場の周りにも曼珠沙華が植えられ、地獄花とか、死人花などとも呼ばれますが、これなども、動物達に墓を荒らされないようにの工夫からです。
ちょっとした風景にも知恵が働いているんだと感心しますね。

ビールかけ

2010-09-27 22:30:58 | Weblog
昨日のチャンピオンリングの話に続いてビールかけも選手の憧れですね。プロ野球に入ったら一度はビールかけをやってみたいというのは本音でしょう。しかし、リーグ優勝もあり、クライマックスあり、日本シリーズあり、はたまたアジアシリーズありと、頂点に登り詰めると何回、ビールかけをするんでしょうか。
ビールかけの元祖はというと野村さんのいたころの南海ホークスの1964年の日本一の時のようです。お座敷での祝勝会の席上、あるピッチャーがビールを飛ばしてしまったことから始まったようです。メジャーリーグがシャンパンファイトですから、丁度よかったですね。
三木谷さんがオーナーの楽天は、もし楽天が優勝したら、あのロマネコンティで乾杯だそうですから、話題をさらいそうです。しかし現実には、これが実現するのは来年以降です。
ところでビールかけに参加出来る人数にも限りがあり、優勝チームに在籍しながらビールかけが出来ない選手も沢山います。胸をはってビールかけに参加するためには今が大切です。どのチームがとはいいませんが、ゴール手前、頑張れ!

温泉

2010-09-26 22:06:42 | Weblog
昨日の仕事の流れで中津川の温泉に来ています。久しぶりの保養といった感じです。ところで温泉に入る時には、皆さんは指輪やピアス、あるいはネックレスなどは外して入りますよね。ところがかつてある友人が風呂でも決して指輪を外さないのです。その理由は願かけ指輪だからと言っていましたが、そのほかとっても大切な指輪だからと外せないという人もいますね。そんなことを考えながら、自分は外せないものはないなあと。
そこで話は変わりますが、スポーツの世界はいよいよポストシーズンに入ります。このポストシーズンを制するとチャンピオンリングが贈られます。大リーグで今シーズンの始めにエンゼルスに移籍した松井選手に、ヤンキース時代のチャンピオンリングが贈られだ話題がありましたが、日本人選手もチャンピオンリングを持っている人が結構います。伊良部、新庄、高津、そうそう、田口選手は二つも持っていますよね。このチャンピオンリングは普段からはめているのでしょうか。
もしはめていれば、温泉の中で硫黄温泉は注意しなければいけません。変な科学反応を起こしたら大変です。
話が横道にそれましたが、チャンピオンリング、一つはイチロー選手に取らせてあげたいですね。

デュエット

2010-09-25 21:18:18 | Weblog
今日は久しぶりにデュエットなんかをしてしまいました。中京大学文化市民会館(名古屋市民会館)でのクラウンの歌謡ショーの司会でしたが、ゲストの一人に真咲ようこさんが出演していたので、昔を思いだしながら15年前にレコーディングした「いつも側にいて」を冷や汗とともに歌いました。
カラオケの楽しみの一つにデュエットがありますね。未だに「銀座の恋の物語」「北空港」「二人の大阪」「今夜は離さない」などはデュエット歌謡曲のスタンダードとして多くの人達に歌われています。そうそう先日橋幸夫さんに話を聞いたのですが、50周年記念コンサートにサプライズで吉永小百合さんが登場して「いつでも夢を」を歌ったそうです。
デュエットの魅力は久しぶりに歌ってもすぐ昔が戻ってくることや、初対面でもとても早く仲良くなれることでしょうか。歌手の皆さんがカラオケ喫茶でのキャンペーンの際に必ずデュエットコーナーを作って、お客様とデュエットをするのも、非常に身近に感じてくれるからでしょう。私もキャンペーンの時には皆さんとデュエットしましたが、どうも感情をこめて顔を見合わせるのが苦手で照れ臭くてしかたありません。しかしながら仲良くなれるアイテムとしてデュエットもいいものですから、皆さんも一度どうですか。

ハーモニカ

2010-09-24 23:17:20 | Weblog
この頃、時々我が人生を振り返って見ます(大袈裟!)。やはり、あれもしておけばと後悔することが多いですね。イチロー選手が10年連続200安打を達成しましたが(おめでとう!)、彼などは後悔どころか、達成感で一杯で人生は充実しているでしょう。
その私の後悔の一つに何か楽器が弾けたり、吹けたりしたらよかったなと思います。我が家の私を除く3人はすべてピアノが演奏できるので悔しい限りです。何故チャレンジしなかったのか。ギターは指が短かった、バイオリンは高かった、と言い訳ばかりだったと反省です。
ところで楽器のなかで懐かしい音色といえば、ハーモニカではありませんか。そのハーモニカという見出しを見つけました。長野県の上田電鉄、別所線の上田駅長はハーモニカ駅長として活躍されているニュースです。田園風景が連なるローカル鉄道の車内で白い制服姿でハーモニカを吹いています。「ふるさと」などの唱歌が流れると乗客達は懐かしそうに唄うそうです。最近では評判が評判を呼んで、ハーモニカ電車がプランに組み込まれたツアーも誕生しているそうです。
ハーモニカは日本では関東大震災直後から大流行しました。最近は少し影が薄くなっていますが、ハーモニカなら懐かしく簡単に手にすることが出来そうですから、いわゆる老後の楽しみに加えてもいいですね。

お不動さん

2010-09-23 22:51:22 | Weblog
今日は不動産の日です。1984年(昭和59年)にふ(2)どう(10)さん(3)から定められました。その後もますます開発は進められました。
全く話は関係ないのですが、語呂合わせからお不動さんを思いだしました。大日如来の化身と言われ、お不動さんとして親しまれていますが、正式には大日大聖不動明王と言われます。毎月28日の縁日でもお馴染みのように、日本においては根強い信仰の対象になっています。
お不動さんの図像を見たことがありますか?空海が唐から密教を伝えた際に日本に不動明王の図像が持ち込まれたと言われていますが、お不動さんは非常に恐い忿怒の形相をしています。これは煩悩を抱えた救い難い人々をも力づくで救う為に忿怒の形相になっているそうです。
さて、昨今お隣りの中国と尖閣諸島を巡っての軋轢が増していますが、どうも客観的に見ても中国政府の対応と日本の政府の対応とは温度差あるようです。中国は温家宝首相自らが硬い表情で強いメッセージを日本に送ったのに対して、政府からの中国にたいするメッセージの発信が全く弱いように思えます。お不動さん程の忿怒の形相はいらないにしても、毅然とした日本の尖閣諸島にたいするメッセージを送ってほしいと思うのですが。

ルーティン

2010-09-22 23:57:57 | Weblog
昨日はノーヒットだったのでちょっと心配だったイチロー選手、なんと今日は4の4で10年連続で200本安打まであと3本に迫りました。もうカウントダウンに入りますね。
イチロー選手が話題になる度に試合前のルーティンワークが取り上げられます。いつものように淡々とトレーニングをこなし、リズムを壊さないで粛々と試合に臨むスタイルです。ここに「継続は力なり」が当て嵌まります。
同じような発言をしてくれたのが、ドラゴンズOBの立浪和義さん。先日トークショーのお相手をさせていただきましたが、その際に放った私の質問です。『このところ堂上のお兄ちゃんに当たりが出ていませんが…』立浪さんは、『本人に聞いたら毎日してきたあることをやらなくなったと話していたので、ルーティンは欠かさずしたほうがいいよとアドバイスをした』と答えてくれました。ルーティンを継続することは退屈かも知れませんが、逆にルーティンを守ることによって落ち着きも出て来ます。平常心を保つ方法のひとつでもあります。ことに向かってリズムは大切ですが、ルーティンをきちんとこなし一日のリズムをつかむことができますね。
自分のバージョンアップの為にもまず自分のルーティンを確立して継続してみましょう。

猛暑の恩恵

2010-09-21 23:57:54 | Weblog
今年の夏、猛威を振るった暑さも一段落したようですね。猛暑のデメリットはいろいろ取り沙汰されています。野菜の値段は上がるは、クーラーを使い続けて電気代は上昇、世間では、熱中症患者が多数でて、いいとこ無しですね。しかしとは言っても猛暑のメリットもあります。
まずビールや清涼飲料水が馬鹿売れ、電気屋さんにとってはエアコンが例年の2倍の売上、関係ないという人には、猛暑の年はお米が豊作という情報はどうでしょうか。それも関係ないという人には、この情報です。
タクシーの客足には、プラスに働きました。炎天下を歩きたくないとタクシーを利用する人が増えたのです。また、女性客の中には化粧崩れを気にしてタクシーに乗る人もいたようで7月、8月の二ヶ月連続で売上を伸ばしたものです。タクシー業界はこの猛暑で一息ついたそうですから、メリットもいろいろです。
私個人では、夏が大好きでしたがさすがにこの猛暑には参りました。ワイシャツは午前中で汗でびしょ濡れです。いつもの年より疲れが残りましたね。ですから、メリットを考えるとすれば、苦手な冬の寒さを幸せに感じることが出来ることではないでしょうか。