フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

モーニング

2014-06-30 21:48:30 | Weblog
昨日の日曜日など、朝ごはんの為に喫茶店のモーニングを家族づれで楽しむ人が多くありました。モーニングといえば、一宮市を中心として尾張地区ではモーニングサービス戦争がものすごいものがあります。
モーニングって何?という他府県の人がいらっしゃるかもしれませんね。それは、朝の時間帯に飲み物を頼むとトーストなどが無料でついてくるサービスです。お店によってはトーストだけでなく、びっくりするほど沢山のサービスがある店もあり、それが珈琲一杯の値段で提供されるのですから、朝ごはんがわりになるわけですね。
かつて経済の勉強をしていらっしゃる評論家に聞いたことがありますが、こうした飲食店を出す場合、どの地域がベストか調べる方法があります。それは航空写真で屋根の色を調べるのです。カラフルな瓦の地域に店を出すのがベストです。というのは瓦が色がついているのは新興家族で姑さん達がいない家庭が多いので朝ごはんを喫茶店で食べやすいという分析です。さあどうでしょう(笑)。

時代劇

2014-06-29 22:48:16 | Weblog
7月1日に東京の巣鴨で時代劇祭りが行われます。鬼平犯科帳などのロケがこの巣鴨でよく行われたのが縁となったそうです。当日は時代劇チャンネルの中継があるようですから、時代劇ファンの私としては行ってみたい気もしますが、遠いですね。
昭和の30年代は時代劇全盛で、スターが続々輩出しました。すでに大御所的存在の市川右太衛門、片岡千恵蔵、長谷川一夫の中に、市川雷蔵、勝新太郎、中村錦之助、大川橋蔵などの若手が交じって、まさにスターの百花繚乱でした。もちろん女優陣も華やかなものでした。正月休みや黄金週間(今のゴールデンウィーク)には、オールスター映画が製作されて、東映や大映などの専属俳優が総出演したものです。オールスター作品は「忠臣蔵」「清水の次郎長」が多かったですね。何度見ても楽しかったですよ。今、時代劇の重鎮になっている里見浩太郎も当時は、若手も若手でした。
さてその当時に比べて、時代劇スターが少なくなりました。杉良太郎、松平健、中村吉衛門も歳を重ねましたしね。時代劇で圧倒的存在感を示す俳優が沢山出て欲しいですね。日本文化の柱の一つですからね。(文中敬称略)

小遣い

2014-06-28 23:34:44 | Weblog
ある調査でサラリーマンの小遣い額が多少増えているそうです。このデータを見て、アベノミクスが浸透したのかというとそうでも無さそうです。というのは消費を支えて欲しい20~30代の小遣いは増えるどころか、このところ毎年減っているのです。昼食代も平均ワンコインプラス消費税が続いています。小遣いが上がったのは40~50代で平均値を上げているのです。データは金持ち中年と貧乏若者に二極化していると指摘しています。
かつての経済成長期には、毎晩のようにノミニケーションと称して繁華街へ繰り出していましたが、今ごろの若者は精々一回から二回ぐらいでしょうか。となると自宅でスマホを使ってゲームを楽しむことが多くなります(笑)。益々、人とのコミュニケーションをとらなくなります。それでなくても、社員がそれぞれ自分のパソコンに向かっての職場風景に変わってオフィスが静かになっていますから、そのうち人と会話するのが面倒にさえなってくるかもしれませんね。
小遣いから飛躍し過ぎでしょうか。

くすり教育

2014-06-27 23:04:06 | Weblog
ここ数日間は人が集まれば、サッカーワールドカップの日本チームの話で持ちきりでした。一次リーグ敗退が決まってからは、また、我々世代の話題の中心は、医師と病気とくすりの話に戻ったようです(笑)。歳をとってくるとどうしても健康が興味の中心になります。あのくすりがよかったとか、あの病院は親切だとかの話には聞き耳をたててしまいます。くすりについては、個人差があるので人の話を真に受けていいのか疑問もあるのですがね。
さて、学校現場でも最近は健康教育が手厚くなっているそうです。学習指導要領で「医薬品には主作用と副作用があること」「回数、時間、量などの使用法があり、正しく使用する必要があること」を教えるようにしています。さらに中学では「くすり教育」も始まっています。ネットなどで手軽にくすりが手に入る時代ですから、くすりの適正使用の知識は非常に大切になって来ます。しっかりとした知識があれば、他人のくすり雑談に迷わされることが少なくなりますからね。

無関心

2014-06-26 23:32:31 | Weblog
私の苦い思い出の一つをお話しすると、スタジオでゲストインタビューをしている最中に携帯電話の着信音が鳴ったことです。ディレクターの鬼のような(?)視線が突き刺さります(笑)。電源を切ったり、マナーモードにすることを忘れてしまうのですね。
さてマナーモードといえば、ただいまの日本の車内では、携帯電話だけでなく人間自体も電源オフがマナーモード状態になっています。というのは車内でのトラブルには誰もが全くの無関心。この状態は仕事で身体が疲れはて、オフィスを出たとたんに身体の電源を切り、世の中と自分を遮断してしまうのかも知れません。トラブルだけでなく、周りに関心がないだけに、座席を譲る気配さえありませんからね。何があっても無反応で、人間の世界というより、ロボットの世界かも知れませんよ。
ところが、最近発表される色々なロボットは益々進化をとげて、かつての人間の気持ちに近いロボットになっていっていますから皮肉なものですね。

敗れた後

2014-06-25 22:15:41 | Weblog
日本の今回のサッカーワールドカップが終わりましたね。残念ながら世界との差は歴然とありました。次に向けてどう対応していくかが問われます。
しかしその前に今回の負けを受け止めて、マスコミはじめ、すべての人達がどう敗者になるかが問題です。敗戦の犯人探しが中心となっているようではいつまでたっても世界の壁を乗り越えられないでしょう。未来永劫に続くワールドカップですから、未来に向けての戦略をプラス思考で作り上げていかなければなりません。
ドイツのコーチだったデットマールクラマーさんの指導があってメキシコ五輪のサッカーで3位になりましたが、彼の言葉の中に「サッカーはどんな展開が待っているかわからない。だってボールはこんなに丸いんだから」。恐らく日本のファンは誰もがこんな展開になるとは思わなかったでしょうが、これが現実なんです。クラマーさんはサッカーをこうも言っています。「大変なことだから素晴らしいのだ。この素晴らしいことをする人間がくじけてはならない」とも。
前を向いて歩くのです。

ビアガーデン

2014-06-24 23:05:03 | Weblog
この季節、梅雨の中休みなどでお天気が良く、夕方から込み合う所といえばビアガーデンですね。ビールのジョッキを片手に楽しむ光景には、何とも職場にはない開放感が漂っています。これもビールの持つ特別の効能でしょうか。
さて、日本人がビールに出会ったのは江戸時代、そして幕末の開国後に日本人とビールの接点が増えていきます。あの福沢諭吉がビールの味を知ったのは、横浜の外国人居留地といわれています。その諭吉がビールのことを自伝でこんな風に語っています。『至って苦けれど胸襟を開くに妙なり』。ビールが入ってきた時代から、話しやすいアイテムとして利用されていたのでしょう。一人で飲むより皆でワイワイやりながら飲むのがふさわしい飲み物なんですね。
なにも日本だけのことではなく、世界のどの国でもビールは談論風発の酒として存在しているようです。しかし余り談論風発過ぎて、会社の嫌な思いを飲み仲間にぶつけることだけはやめた方がいいですね。

画数

2014-06-23 21:45:59 | Weblog
名前といえば、よく画数が話題になります。先日のゲストの中村美律子さんも本名は「美津子」ですが、歌手デビューする際に今の「美律子」の画数が良いということで、歌手名にしたそうです。私も本名は「敬夫」ですが、画数が良いということで「敬生」という名前にしました。恐らく同じように画数にこだわっている人達は多くあるでしょう。
画数といえば、昔の映画の世界では登場人物の名前は台本が手書きのせいで画数の少ない名前を選んだそうです。そうそう、笑い話でこんな事を聞いたことがあります。画数の多い名前を持った受験生のボヤキです。「オレは損だよな。テストのときに名前を書く時間が長くなってスタートで出遅れる」わかるような気がします。
名前といえば、画数と同じく字数も問題です。大体私のように姓名で漢字四文字の場合はバランスよく書けるのですが、姓名で二文字の名前は書くのが難しいですね。
名前でもうひとつ、世間に余り見かけない苗字の女性は、嫁ぐ時に田中とか加藤などのよくある苗字にあこがれるそうですよ(笑)。

交流戦

2014-06-22 21:31:52 | Weblog
今日が交流戦最後の日です。今シリーズの特色はセリーグ主催のゲームでは、DH制をとったことですね。セリーグはペナントレースではDH制をとっていないことから、これが投手にかなりの影響を与えていることが理解出来ます。
具体的に言うならば、パ・リーグの投手の方がスタミナがあるということです。先発投手が僅か一点しか取られてなくても、それがビハインド状態ならばチャンスをものにしたり、拡げたりする為には先発投手に替えてピンチヒッターを出さなくてはなりません。上手くいけばいいのですが、逆に投手が代わったことで、その後、傷を拡げてしまうことがあります。それよりも、投手が完投とか、せめて8回ぐらいまで投げることが滅多になくなってしまいます。スタミナ不足が慢性的に起きてしまいます。野茂、松坂、岩隈、ダルビッシュ、それに田中と大リーグで活躍した投手はすべてパ・リーグ出身だということがそれを裏付けています。
確かにセリーグは投手の分業制とか勝利の方程式というシステムは作りましたが、DH制がないことで、投手の力が小さくなりましたね。

腹式呼吸

2014-06-21 23:34:13 | Weblog
腹式呼吸という言葉は、アナウンサー仕事の私にとっては「おはようございます」と同じくらい聞き慣れた言葉ですが、意外に余り実感している人は少ないようです。呼吸法には胸式呼吸と腹式呼吸があります。
季節の変わり目はストレスにかかりやすいと言われていますが、腹式呼吸を意識的に日常生活に取り入れるとストレス解消に効果があるそうです。何故かと言うと、腹式呼吸をすると自律神経が密集しているといわれる横隔膜が上下に動きます。意識的にゆっくり呼吸することで自律神経を刺激して、緊張を緩和するメカニズムが働くのです。安心して眠っている赤ちゃんは睡眠中無意識にゆっくりと腹式呼吸をしているのだそうです。よく緊張している人に対して「大きく深呼吸してごらん、落ち着くから」とアドバイスが飛びますが、腹式呼吸をすることで落ち着くんですね。
カラオケを楽しむ人達にとっても発声には腹式呼吸が必要ですから、趣味と実益を兼ねて腹式呼吸を取り入れるべきですね。ダイエットにも効果があると聞いています。魔法の呼吸法ですね。