フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

気恥ずかしさ

2011-01-31 23:50:19 | Weblog
インターネットでの買い物が増えているそうです。我が家でも結構、利用しています。我が家の買い手は女性ですから、インターネットでの買い物をするのは女性が圧倒的に多いだろうと思っているのですが、男性も多く利用しているようです。特に男性化粧品を購入する男性が増えています。肌荒れを防ぐスキンケア化粧品などが売れています。その理由としては、「店で買うのは恥ずかしいがネットでは気兼ねなく購入できる」からでしょう。
『面と向かって言うのも気恥ずかしい』と言うように、気恥ずかしい感情は、人と対面する際に沸き上がりますから、自分の顔さえ見られなければ、気恥ずかしい感情は起こりませんね。マスクをしたり、サングラスをかけたり、仮面を付けたりすると、気恥ずかしい感情が薄らぎます。
しかし人はインターネットだけで生きることは出来ません。それだけにフェースツウフェースでコミュニケーションの大切さを理解しなければなりません。それだけに気恥ずかしさを解消する必要があります。その第一は他人が自分をどうみるかを気にしないことです。もうひとつ大上段に振りかぶっていうなら、恥ずかしさを嫌わないということでしょう。

大金が落ちている?

2011-01-30 23:22:25 | Weblog
今日あたり、人通りが多い繁華街を歩いてみようかと思うニュースがありました。オーストラリアに住む68才の男性がシドニーの通勤電車の中で日本円にしておよそ400万円余りのかばんを見つけ警察に届けました。見つけた人の年収を超える額だったそうです。オーストラリアの人達はこの正直さに驚きが広がっているそうです。その人の台詞がまた素晴らしいのです。
「お金を持ち帰れば自分の人生が変わったかもしれない。もしそのお金が自分の元に来る運命なら正しいやり方で来たはずだ」なんと素晴らしい考え方でしょう。日本の諺に「正直者に神宿る」がありますが、神様もこの男性に宿るでしょう。
繁華街を歩いて、同じ状況になったら、もちろん正直に届け神様を引き寄せようと思います。しかし日本人は、注意深くなったのか、大金が落ちているとか、忘れてあるなどはほとんどなくなったようです。したがって、謝礼についてのトラブルなどは聞かれなくなりました。
全く余談ですが、ウォーキングを楽しんでいる際に路上に落ちているものの多いのは、携帯ストラップについている小物なんです。皆さんのストラップ大丈夫ですか?

単身赴任

2011-01-29 23:59:15 | Weblog
つい先日、日本一短い手紙のコンクール「新一筆啓上賞」の大賞が発表され、5作品が選ばれました。その中の1作品に「単身赴任初日の夜、不覚にも涙酒をあおってしまったなり」があります。この作品を読んで、単身赴任は大変なことなんだと改めて思いました。
自分のサラリーマン時代は単身赴任は全く無縁でしたのでこの気持ちがむしろ不思議な気がしましたね。いつも冗談で「一度は単身赴任を経験したかったなあ、自由な気分を満喫出来るなあ」とさえ思っていたものです(笑)。
実際には生活面や仕事面で大きく環境が変わります。仕事がうまくいっていればいいのですが、慣れない仕事でストレスが溜まっていても、話相手がいなかったり、相談相手がいないとどうしてもストレスを助長させてしまいます。学生時代に経験がありますが、ちょうどこの時期、つまり冬の寒いときに、真っ暗な下宿に帰り、自分で電気をつける侘しさは、味わった人しかわからないのでしょう。この時ほど家族の温かさを望むことはありません。しかし、やむを得ずそうした状況になったときは、すぐ風呂を沸かし、身体を温めて気分転換をしてみることですね。
単身赴任者よ、頑張ってください。

禁○、禁○

2011-01-28 22:43:31 | Weblog
以前にも書きましたが、私は40才の誕生日から禁煙し、見事?成功しました。それまで何度も禁煙を試みましたが、失敗を繰り返していました。しかし40才を初老と辞書に書かれていることから、その記念にと気合いをいれたせいで、今日まで禁煙しています。
禁煙や禁酒に苦労している人も多いでしょうが、先日新聞にこんなアイデアが載っていました。この人は週に2回を目標に禁酒したいということで、そのモチベーションを高める為にポイント制を導入したのです。1日禁酒出来たら1ポイント、連続で禁酒した日はボーナスポイントを加えるのだそうです。最近は10ポイントを超えるようになり「休肝日」が定着したそうです。携帯電話に点数を記録して達成状況を確認するのが楽しみだそうですが、自己管理の方法として、こうしたゲーム制を取り入れることはいいですね。禁煙を志す人も一気に禁煙するのではなく、本数を点数化して工夫してみるのも方法の一つかも知れません。
違った観点から、ウォーキングでも歩数によって点数をつけて一月毎の楽しみを見つけるのも、健康にとっても一石二鳥です。苦痛を伴わないやり方が長続きしますね。

観光立国?

2011-01-27 23:05:09 | Weblog
2010年の訪日外国人旅行者数は過去最高になったものの、まだまだ1千万人に届かないことがわかりました。2010年の目標だっただけに、観光立国としての設定が足元から揺らいでいます。
目標に達しなかった理由を観光庁は、円高や尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件による中国人旅行者が減ったことをあげています。その他の要因に言語の問題など環境整備の遅れもあるとしていますが、最大理由は官民が一体となっていないと嘆いています。個々が魅力を訴える力がないのです。
私は、自分の故郷の魅力をどれだけ理解しているか首をかしげるのです。つまり、旅行関係者は行き先の勉強をしても、来て貰う為の勉強が不足しているような気がしてなりません。国と国の旅行に関しても同じです。フランスやアメリカの観光地の魅力はコメント出来ても日本の魅力を堂々とコメント出来る旅行関係者はどれだけいるのでしょう。観光庁はまず大手旅行会社の意識を変えなければ、目標達成は画餅となるでしょう。
外国人旅行者を増やす為には、己を知り、己の魅力を世界に発信する事が大切です。貴方なら、名古屋の何処を自慢しますか?

グッド・ルーザー

2011-01-26 20:06:57 | Weblog
いやあ、今日は眠いですね。おそらく皆さんもサッカー中継を見ていて同じ思いでしょう。それでも勝って決勝進出ですから、心地よい疲れでしょう。
ところで試合後の選手のメッセージで、感心したメッセージがありました。韓国の代表MFのパク・チソン選手です。その内容は「どちらが決勝に行っても文句はなかった。両方ともとてもよかった」というものですが、さすがに広い世界で戦っている人のコメントだと思わせます。ゲームでも敵ながらあっぱれというパホォーマンスを見せていた大選手です。
こういうコメントを出せる人を「グッドルーザー」といいます。勝者は余り性格を表しませんが、敗者はよく性格を表します。敗者になっても堂々としていて、また潔く時には笑顔を見せることができる人をグッドルーザーです。敗戦後にふて腐れてしまいねぎらいの言葉をかけてもまともに反応しない人もいます。悔しかったり、腹が立つのは当然ですが、堂々としていないと次の試合に立ち向かえないのです。つまりグッドルーザーでなければ、グッドウィナーになれないのです。グッドルーザーの立場の際に問題点を改善します。
こうした選手がいる韓国はやはり永遠のライバルですね。

先生

2011-01-25 23:54:43 | Weblog
「♪せんせい、せんせい、それはせんせい~」森昌子さんのヒット曲ですが、これから150日間は永田町界隈では、良く歌われるでしょう。
昨日から通常国会が始まりました。各委員会で論戦が行われますが、いつもシラけてしまうのが、口撃を受けた閣僚が、質問者を「○○先生」と呼ぶことです。またテレビ討論でもお互いを先生と呼び合うのも違和感がありますね。そもそも議員さんは先生なのでしょうか?
先生という言葉を広辞苑で調べると、・先に生まれた人・学徳の優れた人・学校の教師・医師や弁護士など指導的立場にある人にたいする敬称とあります。先生と呼ばれている人がこれを見てどんな反応があるか興味がありますね。
議員さんの先生はおそらく指導的な立場というところから呼ばれているのでしょうが、本当にこの条件に合う議員さんばかりならいいのですが、そうは思えないところが問題です。単に「○○さん」程度に「○○先生」といわれているのですから、しばらくは先生を封印した方がいいでしょう。仕事ぶりを見ている国民のほうから自然に先生と呼ばれるように、これからの国会に臨んでほしいですね。

白川村

2011-01-24 23:55:44 | Weblog
世界文化遺産の岐阜県白川村の白川郷で合掌造りの集落のライトアップが始まりましたね。合掌造りといえば、共同作業の制度を思い出します。最近はタイガーマスク運動が沸き上がり助け合いの雰囲気が盛り上がっていますが、この白川郷では、茅葺き集落の屋根の葺き替えを集落共同で行う「結い」があります。合掌造りの茅葺きの葺き替えは片面だけでも1000万円以上かかるそうですから、その中の人件費をお互い様の精神で行うのです。
今の社会情勢では、自分のことで精一杯で他人のことには構っていられないのが現実です。その中だったのでタイガーマスク運動が脚光を浴びたのでしょう。しかしこうした脚光を浴びる以前にも匿名で助け合いの気持ちを継続して行っていた人達がいると報道されました。このことの方が私は嬉しく受け止めました。
今当地方は選挙戦たけなわで、候補者達は揃って福祉について公約を述べていますが、福祉が最高に行き届いていることは、助け合うことが当たり前の世の中です。大袈裟に報道されなくてもどこかで誰かがお互いを助け合う精神が脈々と流れていたいです。

とんび

2011-01-23 22:50:49 | Weblog
昔、昔のどかな歌謡曲がありました。たしか、三橋美智也さんが歌っていた夕焼けトンビという曲、『トンビがくるりと輪をかいた~』。
そこで今日はスペインからの、トンビは建築家というのお話です。このトンビは巣を白いプラスチックのカケラで飾るのが好きで、カケラが多いほど雛の数が多く、縄張りも保たれているそうです。プラスチックの破片の多さで雛の数に3倍の開きがあり、破片が多いほど、他のトンビから縄張りを守る能力が高いのですね。研究チームは「動物が作った構造物はこれまで考えられていた以上に自分の強さを誇示するものだと捉えている」としていますが、親が子を守る姿はどの世界でも一緒です。
ただ人間の世界では、往々にして気持ちの変化が見られます。親の子供にたいする気持ちが愛情いっぱいに普遍的に続けばいいのですが、そうした本能が片隅に追いやられてしまうことも多々あります。動物の世界では、おそらくただ子孫繁栄の為の本能的な行動だけで毎日を過ごしでいるのでしょう。
ただこれは私だけの考えかもしれません。なぜなら中国の箴言に「焼け野のきぎすに夜の鶴」とありますが、この解釈には驚かされます。それはまた、次の機会に。

開花

2011-01-22 23:26:26 | Weblog
寒波が続いている中でも、春は一歩一歩近づいています。それを裏付けるように、昨日早くも桜の開花予想がでました。ソメイヨシノの開花予想では、平年並か平年より3日早い開花になるそうで、名古屋や東京は3月25日と予想しています。その予想ニュースでは、来月の上旬以降は、暖かい日が増えるとのこと、その方が嬉しいですね。
連想ゲーム風にいえば、開花イコール才能となります。プロ野球でいえば、新たにどんな選手が才能を開花させるのでしょうか。あの斉藤祐樹投手はいきなり満開になるのでしょうか。斉藤投手を思うとき、一方で楽天の田中投手を思います。なぜなら共に甲子園を同じ年にわかし、進んだ道が、大学とプロ野球でした。もともとプロ野球にドラフトで指名される選手は、ほとんど同じような才能の持ち主ですが、開花させる時期はまさにバラバラで開花しないままプロの世界を去る人もあります。私の持論では、早い時期からレベルの高い環境に身を置いた方がいいので、斉藤、田中投手のレースは田中有利と見ています。果たして?
才能開花のきっかけは、一番は他人からの期待が大きいことだそうですから、本人にはいい声かけが大切ですね。