フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2018-07-31 23:58:45 | Weblog
お盆休み前に一足先に旅行を楽しんでいる方も多いでしょうか。しかし、台風接近や豪雨予報に触れては、先に延ばした方も沢山いらっしゃるでしょう。
さて、先に亡くなった永六輔さんは「旅」について、次のように語っています。「東京にいたのでは、この国が見えてこない、だからずっと旅を続けたいんです」
そうです。夏休みに家族旅行をされる場合、お父さんお母さんはそんな思いを持って、子供たちに話をして欲しいですね。違った環境で親が話してくれる言葉は子供にとっては宝物のように心に残ります。自分の住む町との比較、それに自然の変化などをともに語りながら、旅行を楽しむ。これが、最高の夏休みの勉強になるのではないでしょうか。
それにしても、せめて夏休みの間くらいは旅行日和が続くことを祈りたいです。

台風

2018-07-30 23:53:32 | Weblog
台風12号はまさに迷走、それも逆送台風でした。今日現在も鹿児島あたりで停滞していますから、まだ台風の渦中かも知れませんね。今回は特に台風が過ぎ去った後に定番となる「台風一過」となる地域が少なかったことです。
思い出すのは私も経験した昭和34年の9月26日の伊勢湾台風が通過した後の翌朝の空の青さです。昨日の台風が夢だったような青空でした。その空を見上げていると、そばにいた父親が「これが台風一過の青空だよ」と教えてくれたのです。最初は「 台風一家」と思いこみ、青空も台風の家族なんだと理解したんですよ。
さて今回は停滞台風の為に、通過した後もまだまだ大雨におびえなくてはいけない最悪の台風になりました。まあ、今年は今までの常識では測れない気象状況が続いています。我々も、新しい常識を作り出していかなくてはなりませんね。

カラオケ

2018-07-29 23:36:08 | Weblog
東海ラジオは、今、歌謡曲に力を入れている編成を組んでいます。その中の1つに月一回カラオケ大会を行っています。私も司会をしたり、審査員をして参加しています。それにしても、カラオケ文化の浸透は凄まじいものがありますね。プロの歌手でもカバー曲をテレビやステージで歌う場合に、その曲の練習する為に一人でカラオケに出かけていくそうです。歌手もカラオケ大会出身という人が数多くいます。
そのカラオケ大会ですが、素人とは思えないほどの歌唱力を持っている人もいます。しかし、チョッピリ苦笑いしたくなる人もいます。それはお辞儀の仕方や歩き方、それにマイクの持ち方は、プロ顔負けですが、歌はさっぱりという場合です。のど自慢大会では残念でも、型自慢では優勝という具合ですね(笑)。
でも、逆にそういう人が場を盛り上げることにもなりますね。

覚悟

2018-07-28 21:48:29 | Weblog
台風12号が予想通り、東海、関西に上陸しそうです。進路に当たる地方の皆さんは覚悟を決めましたか。
覚悟という言葉は、向かってくる困難を受け止める気持ちを固めることです。心の準備をして腹をくくることです。しかし覚悟というのはなかなか難しいものです。それが人間なんでしょう。
ところで、我々が意識しなければいけないのは、覚悟は開き直りとは違うことです。しかし開き直りはスポーツマンにとっては必要な要素です。何故かというとスポーツマンはつい結果を気にしてしまいます。あまり意識し過ぎると持っている実力を出せないほど縮んでしまうからです。だから開き直って実力を出せる精神的な環境を自分で作り出すことです。
覚悟の上と覚悟の前とはどう違うのでしょうか。多分一緒だと思うのですが。

台風

2018-07-27 23:57:58 | Weblog
台風12号が日本列島を窺っています。それも東海地方や関東地方に上陸と予想されています。折角の夏休みの土日が残念な結果にならないことを祈るばかりですが、花火大会や夏祭りも中止のところが出ています。
さて、台風というと私は中学三年の時に伊勢湾台風を経験していますので台風の怖さは身に染みてわかります。体験は苦くも哀しいものでも書物から以上の知恵を得ることが出来ますね。今回の集中豪雨の災害にあわれた方への気持ちを共有することも、自分の過去の経験があるかなしで全く違います。ましてや、風の恐ろしさ、水の怖さを体験しているものは、事前の備えが一般より神経質になり、しっかりと「防災」の防ぐ部分に
力を注ぎます。
2度と哀しい体験に会わないようにね。皆さんも台風を侮ることなく備えて下さい。

パスポート

2018-07-26 23:35:45 | Weblog
夏休みです。空港ではパスポートを持った家族連れが海外に向けて旅立って行きます。初めての海外旅行になる子供は、一生の思い出になることでしょう。
私は、最近は海外旅行には縁がなく、パスポートの期限も切れています。もうパスポートをとることはないかと思いますが、友人からパスポートはとっておいたほうが良いとアドバイスを受けました。夏休みに役立つよという言葉に添えてです。それは何故かというと、レジャー施設などの「年間パスポート」のことです。レジャー施設だけではなく、夏休みの自由研究で訪れたい科学館や美術館でも発行しているので利用すべきなんですって。2回で元が取れるところもあるそうで、おじいちゃん、おばあちゃんの株が上がるかも知れませんよ。

2018-07-25 23:50:45 | Weblog
暑苦しい夏を余計暑くするのが蝉の鳴き声です。子供の頃はそれでも夏休みなると白い長いタモを持って蝉を追い掛けたものですが、この頃はそんな子供の姿さえ見ません。それくらい暑いのでしょうか。それとも昆虫採集という宿題がなくなったせいかも知れませんね。
ところで「蜩(ひぐらし)」と「蝉」は違うのでしょうか。蜩の字を漢和辞典で調べると「蝉なり」となっています。しかし我が先祖達はいつの頃からか、蝉と蜩とを区別しました。何故ならば、同じ時期に鳴いていても、歳時記には蝉は夏の季語、蜩は秋の季語となっています。万葉集に詠まれた歌も蝉と蜩は分かれています。蝉を詠み込まれた歌は10首、うち、蜩が9首ありますから、秋の風情を歌にすることが多かったという証拠ですね。それでも、歌にする風情「雪、月、花」にはかないませんがね。

野暮

2018-07-24 23:35:34 | Weblog
何か目に見えない不安に駆られませんか。そうです。これだけ暑いと、この地球は将来的にどうなってしまうのかと。この暑さが一過性のものならばそう不安にもなりませんが、毎年、年毎に暑くなっているからです。「地球温暖化」現象が一段と進んでいると理解しているからかも知れませんね。かつての文人達は「暑い!暑い!」と愚痴をこぼすのは野暮だと言ったそうですが、この暑さだけは、誰の口からでも暑いという言葉が聞かれるのは当然です。
ところで、この「野暮」という意味を調べて見ると「人情の機微に通じないこと」とか「無粋」とあります。更には「言動や趣味などが洗練されていないこと」ともあります。しかしどんなに無粋と言われようとも、どうもこの暑さだけは、愚痴らずにはいられません。むしろ、「心頭滅却すれば暑さもまた涼し」と粋がる人がいたとしたら、まさに人情の機微がわからない無粋な人です。

ファンは凄いなあ

2018-07-23 23:58:34 | Weblog
今日は落ち着いた一日になりました。というのも、プロ野球のゲームが無い日だからです。ドラゴンズの悔しい負けかたを見なくてすみましまた。どうしてここで打てないのか、どうしてこんなところでホームランを打たれるのか、といつも愚痴ってしまうのです。
しかし、こんなことを書いていては本当のファンではないかも知れません。負けていても負けていても、いつか逆転出来ると信じて必死に応援する。これが本当のファンかも知れません。
神宮球場のレフト側で、数こそそんなに多くありませんが、ドラゴンズのユニホームを着たファンが陣取り、ゲーム終了まで、声を枯らして応援している姿をみると、ファンの姿勢として私は反省しなければいけません。そしてドラゴンズの選手も、自分のプレーを野球放送のビデオで確認する際に、スタンドの必死の応援ぶりも見て下さいね。

江戸患い

2018-07-22 23:46:12 | Weblog
皆さんは江戸患いという言葉を聞いたことありますか?時代劇に良く登場する言葉で、今で言う脚気という病気のことです。この江戸患いに掛かる人は、江戸の町中の人に多く、農家ではほとんど掛かる人はいなかったそうです。
もともと脚気という病気は栄養の偏りから起きると言われており、町中の人は白米が最上のものと考え、五穀米とか他のものが混じった米を良しとしなかったようです。つまり栄養が偏ったわけです。
夏休みに入り、朝ごはんと昼ご飯を兼ねる場合が多くなりますが、子供にとっては朝食が大切なのです。それも一汁三菜がベストです。寝過ごしてそんな用意が出来ない時は、たまご掛けご飯が最高です。そして果物があれば、尚良いそうです。たまご掛けご飯が用意出来ない時は、果物を子供に頬張らせて見て下さい。親の最低限の義務だと思って下さいね。