フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

スタンディング オベーション

2009-02-28 20:23:51 | Weblog
つい先日、オバマ米大統領は連邦議会での就任後初の議会演説を行いました。この映像をニュースで見て、何と日本の議会と違うのかと、改めて米の議会制民主主義の成熟さに感心しました。
会議場は上下両院の全議員はもちろん、政府関係者、それに傍聴席は招待客で満席です。そしてオバマ大統領が登場すると、いわゆるスタンディング・オベーション、起立して拍手をしてむかえます。もちろんその気持としては大統領そのものが威厳を代表する存在として、出席者全員がとらえているからでしょう。
演説が始まります。ここでも日本との違いがあります。野党からの野次などは一切なく、自分と同じ考えの政策であるならば野党議員でもやはり立ち上がって拍手をするんです。
私など英語がわからないものは、英語の流れの心地良さも手伝い、まるで映画のワンシーンを見ている様です。すべてに感動があるのです。
言い換えれば、日本の政治には感動がありません。国民の中に政治がないのです。日本の政治家がこの100年に1度という未曾有・・・の大不況の中で、国民の生活を守るという政治家たる信念のもとで行動している様に見えないからでしょう。
今、日本の政治のキーワードは「感動」ではないでしょうか。

この記事をはてなブックマークに追加

憂さを晴らす

2009-02-27 21:29:01 | Weblog
堪忍袋って知っていますか?我慢の限界を超えた時に堪忍袋の緒が切れると表現しますが、自分用に堪忍袋を作って不平、不満をその中に吐いて気持をおさえる方法もありますね。
これも憂さを晴らす1つですが、ぶつける事の出来ない気持を川柳に託すこともあります。「出がらしを エコだと部下に 差し出され」「KYを 演じています 妻の前」先頃発表されたサラリーマン川柳の入選作です。私の好きな過去の川柳には「円満は 見ざる言わざる 逆らわず」「『いつ買った?』 返事はいつも 『安かった』」などがありました。
こうして憂さを晴らす事もありますが、今日、金曜日の夜の飲み会で酒に憂さを晴らす事もありましょう。その酒席では無礼講という言葉が時々聞かれます。無礼講というのは日本社会独特の規律である地位や階級を無視した宴会の事で、鎌倉時代の、内容が外にもれない様に身分関係を抜きにしてハメをはずした宴会から無礼講と名付けられました。
しかし無礼講と聞いて早速悪口三昧の飲み会になってしまうと大変な事になります。無礼講という言葉が単に形式的に述べられる場合があり、真に受けて奔放な振舞いをしてしまい、先輩たちとの人間関係に影響を与える事もあります。
いくら無礼講でも無礼こうになってはいけません。やはりあくまでも「KY」にならない様にしましょう。

この記事をはてなブックマークに追加

余白

2009-02-26 18:44:36 | Weblog
アメリカで取材をしてきた人によると、現地では日本の閉塞感がかなり大きく伝わっているようで、日本人でありながら日本には今帰りたくないというサラリーマンが多いようです。ある大臣が昨年の後半頃には、世界的不況でも日本経済への影響は蚊にさされた程度と表現していましたが、むしろGDPを含めて主要国の中でも最悪の様子さえみせています。
こうした不景気ともなると本を読みたいという願望を叶える為にブックオフが大にぎわいです。私も休みになるとすぐ出掛けていく方ですが、時にはこの書物がこんなに安く手に入るのかと嬉しいビックリを味わう事があります。
本を選ぶ時にこんな言葉を思い浮かべています。「人は出会うべき時に、出会うべき人に出会う。遅すぎもせず、早すぎもせず」 この人との出会いと同じ様に書棚をみてまわっていると、本が私を呼んでいる様な表情をしているので買い求めてしまいます。
ところで、この再販で手に入れた書物でもう1つ想像を働かせる楽しい事に出会う事があります。それは「余白の落書き」です。余白の気楽さ、無責任さから書かれた落書きで、この本を買った人の当時の生活なり心情が垣間見える事があり、もう1つの楽しみになります。
こうした楽しみを求めて、つい書棚を見てまわるのもいいですよ。

この記事をはてなブックマークに追加

衝動買い

2009-02-25 21:49:47 | Weblog
今日は給料日の会社も多いでしょうが、帰りに街をブラブラして衝動的に物を買ってしまう人もあることでしょう。それともこの不況のご時世、財布のヒモを固くしているのでしょうか。
おそらく不況前のデータでしょうが、女性に特に多いといわれる衝動買いは半年の間に6割の女性が年齢差なくするそうです。3,000円以下のものが圧倒的に多いそうですが・・・。その動機というのは一目惚れ、これを買えば幸せな気分になれるというものだそうです。
この衝動買いを防ぐ方法というわけではありませんが、アメリカでは「レイアウェイ」という買い物方法が、今注目されています。これは欲しい商品を取り置きしてもらい、少しずつ支払い、全額納めたところで受け取る方法で、一度に大金を払えない人やクレジットカードが使えない人に広まっているそうです。
最初に手数料と頭金を払い、週給ごとに8週間で支払いを済ませるわけですが、こうした場合、何週間か経つうちに衝動が冷めてしまう事がないでしょうかね。
衝動買いをする瞬間ぐっと我慢して、1週間後に思い出して欲しいかどうかを探る方法もあります。
私の場合は家人からすっきりとした何もない生活空間を好むという価値観を植え付けられていますので、衝動買いは「本」以外にはないですねぇ。

この記事をはてなブックマークに追加

名刺

2009-02-24 21:42:07 | Weblog
新しい名刺が届きました。振り返ってみると毎年本当に沢山の人に出逢うものだと思います。4月にはまたまた新入社員が各会社で多くなることから、どうしても名刺の交換が活発になります(今年は新入社員が少ないかもしれませんね)。
先輩達は名刺のやりとりの方法を新人に伝えなくてはなりません。特に営業の場合は基本ですね。私が心掛けているのは、まず立ち上がって社名や氏名を名乗り、自分の名前を相手方に向け、胸の高さにあわせて両手で名刺を差し出します。受け取る場合には相手の会社名や名前に指がかからない様に、名刺の両すみを持ちます。
時に読めない名前に出会いますが、これが格好の話のネタになります。ですから質問をすぐします。一気にうちとけた雰囲気になります。
ところで複数の人々と名刺を交換する場合はどういう順序がいいかわかりますか?入室してくる順序をきちんと把握しておれば先頭の人から順に名刺を渡します。
沢山の名刺をいただくと、どこの誰だか後にわからない事がありますので、名刺に日付、場所、用件などを書き込みますが、これは帰ってからにする事をくれぐれも守って下さい。
最後に、私は名刺の色である程度時代がわかる様に、色を変えてありますので、念の為。

この記事をはてなブックマークに追加

色紙

2009-02-23 18:14:10 | Weblog
私の仕事で比重の大きいのは、演歌歌手へのインタビューがあります。その際、ゲストの皆様にお願いしているのは私宛てのサインをいただく事です。去年の半ばぐらいからはじめましたが、もう70人近くの人にいただきました。
今日は山本譲二さんに神野美伽さん。山本譲二さんのサインには「出逢い、友情、感謝」という言葉が書かれていました。うれしい言葉をもらいましたが、この様にサイン色紙に名前だけでなく好きな言葉を書き添える事があります。座右の銘にしている言葉や、歌手の場合は新曲のタイトルの場合が多くあります。
生意気にも私もサインを書かせてもらう事が時にはありますが、私が書き添えるのは「たとえ迂遠の道を歩もうとも・・・」です。よく迂遠というのはどういう意味ですかと質問されますが「迂遠」とはまわり道の事と答えています。つまり、どんなにまわり道をしても自分の目指すところへ向かって歩いていこうよという意味で、むしろ自分への励ましの言葉として使っています。
もう何十年も使っている言葉で、若い頃はこの言葉の様に今、まわり道をしていても絶対頑張るぞという思いと、書く事が一致していたのですが、最近の年齢になるといつまでもまわり道をしていて本道に戻ってこれるのかと心配しながら書いている次第です(笑)。
しかし今が青春という言葉がある様に、いくつになっても青春と思えば青雲の志はつきものです。こう思い直してやはり「たとえ迂遠の道を歩もうとも・・・」と書いています。

この記事をはてなブックマークに追加

猫の日

2009-02-22 22:26:15 | Weblog
今日は「ニャン ニャン ニャン」という猫の鳴き声の語呂合わせで、昭和62年に猫の日が制定されました。
よく番組の中での話題で「貴方は猫派か犬派か?」というテーマが出ます。それからすると私は犬派で猫はむしろ苦手な部類に入ります。従って猫の仕草からどんな猫の気持なのか推測することは全くできませんので、ちょっと書物を見てみました。
ざっと紹介すると、猫がしっぽを立てると甘えモード、しっぽを体の下に巻き込むと恐怖状態、全身の毛を立てるとびっくりモードだそうです。しっぽが意志表示であることは犬も似ているところがあります。
こうしたペットと共生することのメリットは癒しという部分と、言葉というコミュニケーションがとれない動物を観察することで察する気持が養われることです。他人を思いやれない我々が今必要としていることです。
ところで猫と犬の最も違う部分は忠誠心と帰巣本能といえるかもしれません。犬は飼い主を忘れません。猫は好奇心が強いのか黙って我が家を去り、二度と戻らない事もあります。又、何千キロも離れたところから我が家に戻って来るのが犬で、猫は我が家の所在地を忘れてしまう事があります。
猫の特徴はプライドが高いところをあげる事があります。鎖につながれる歴史のない猫ならばこそかもしれません。
ともあれペットを可愛がる事によって愛情のかけ方がどんな風に伝わるかを改めて考え、そして我々のまわりの人々への愛情あるアプローチの仕方を学ぶべきかもしれません。
追伸。最近、猫背になってきたぁ~。

この記事をはてなブックマークに追加

広告

2009-02-21 21:46:17 | Weblog
テレビや新聞の間に割って入り、多くの収入を得ている広告といえばインターネット広告です。ネットのサイトやブログなどに掲載される広告の事で「バナー広告」「検索連動型広告」などがあります。
「バナー広告」はサイトの一部に四角いスペースを設け、静止画や動画で表現します。「検索連動型広告」というのはネット利用者が入力する検索キーワードに関連する文字広告を表示するものです。
ここ数年、こうしてネット媒体価値が上昇していますが、中身のCM出演者も時代の移り変わりによって変化します。2008年のタレント別年間テレビCM露出量の関東地区1位は俳優の玉木宏さん、2位が仲間由紀恵さんでした。
集う人達の話の中でCMも大きな話材になります。ところが私はCMというのを目にする機会が極端に少ないのです。DVDにしてもビデオにしても殆どCMを飛ばしてしまいます。それだけにどうも話についていけなくて反省です。
それにしても1年前あんなに露出していたのに今年はさっぱりというタレントさんも多い世界。栄枯盛衰の激しい世界で第1線、いつもきちんとCMで存在感を示す方がいます。
それは我らが吉永小百合さんです。改めてすごいなと、ただただ感心しています。

この記事をはてなブックマークに追加

ペットネーム

2009-02-20 23:01:25 | Weblog
2月22日の猫の日にちなんだ、第5回猫の名前ランキング2009が発表され、5年連続の総合1位が「モモ」でした。ちなみに2位以下は「ソラ」「サクラ」「ココ」「レオ」ということです。
ペットネームはペットにとって飼い主から一番最初に受け取るプレゼントで、名付けの方法は色々あります。逆に飼い主の方からすれば名前を考える時間は、ワクワクする時間でもあります。
その方法ですが、そのペットの見た目から感覚的につける場合です。ミケとかシロ、クロなどがあります。第一印象でつける場合は、その家で飼育される様になったいきさつが名前に変わります。風の様にやってきたので「フー」とつけた例も聞きました。その次にドラマに使われていた可愛いペットにちなんで同じ名前をつける事もあります。もちろん洋画の主人公をそのまま命名ということもあるでしょう。
画数からの姓名判断でつける事も多いですね。一説にはペットに人間と同じ様な名前をつけると長生きするそうですから参考にしてみて下さい。
私の最初のペットは雑種の犬で、その名前は「ボケ」。保健所で「松原ボケです」というと係員に笑われたものでした。そもそも我が家についた時に車酔いをしてボケッとしていたところからの命名でしたが、もう少し可愛い名前にすれば良かったと反省しています。
残念ながらもう亡くなりました。ペットの名前は飼い主の愛情を示すともいわれるだけに、天国でうらめしく思っているかもしれません。
ともあれペットは我々に自然をより感じさせてくれます。犬と一緒に公園を散歩すると自然が近づいてくるんですよ。

この記事をはてなブックマークに追加

言霊(ことだま)

2009-02-19 22:46:37 | Weblog
言霊とは一般的には言葉に宿ると信じられた霊的な力の事をいうそうですが、この力は現実にある様な気がします。皆がこぞって不景気、不景気といって本当に不景気になってしまいました。
今年は暖冬と言われて、はやくもわらびなどの山菜とりがはじまっていますが、そうした暖かさを実感出来ない程、気分が冷え込んでいる様です。気分が乗らなければお酒を飲む気にもならないのか、勤め帰りにお酒を飲む機会が減った人は全体の4割も占めています。特に予算が減ったという社用族の比率が高いかもしれません。
かつて風評被害という言葉が流行しましたが、何となく、いつの間にか落ち込んできた景気といった感じです。それにあわせる様にメディアで不況、不景気、失業、派遣切りなどの言葉が乱発されると、極端にいえば昨年の今頃と給料が全く変化のない大半の人々も、出費をおさえてしまいます。そして不況の連鎖が繰り返されます。
昔の雨乞いの行事の様に、こうした暗雲を吹き飛ばす何かが求められますが、それも期待薄です。天気が変わっても急には右肩上がりにはなりませんかねぇ。
こうしてみると言霊(魂とも書く)を改めて信じざるを得ません。子供の頃「バカって言うとバカになるよ」と叱られた事を思い出します。
今や、1億2000万の人々がすべてプラス思考の言葉しか使ってはいけない法律でも作ったらどうでしょうかねぇ。

この記事をはてなブックマークに追加