フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

野菜の日

2011-08-31 23:37:20 | Weblog
今日は単純な語呂合わせの野菜の日、全国青果物商業協同組合連合会や、東京神田青果物商業協同組合など関連した9団体が提唱して、昭和58年に制定されました。たまたま昼のメニューを見ると野菜のメニューが豊富でした。まあ、栄養たっぷりの野菜を再認識して貰うというものです。
野菜といえばビタミン、ミネラルという横文字の栄養分が豊富ですが、身体をリフレッシュするには持ってこいです。胃をいたわってください。
このところ家庭菜園で野菜を自給自足する人も増えています。私も時々そうした野菜を頂くことがありますが、その野菜を作った人の蘊蓄を語る表情はホントに嬉しそうで、何処か我が子を語るのと同じような気がします。愛情たっぷりに育てたということですね。野菜や花を育てる時に、誰もが話しかけながら肥料などを与えているようで、その思いが伝わって美味しい野菜になります。話しかけて育てる。人間と一緒です。背中を見て育てよという人もいますが、やはり言葉がまずありきで、それと並行して行動力がモノをいうのです。ただし話しかけた後は、すぐに聞く態勢に入ることは覚えておいて下さい。

好き嫌い

2011-08-30 23:55:23 | Weblog
昔、にんじん、今、ピーマン、これは子供の嫌いな野菜の代表です。二つの野菜とも甘さが足らない部分で嫌いになったのでしょう。ピーマンの独特の青臭さが苦手なのです。そこで京都の会社が苦みや青臭さを抑えた「こどもピーマン」を開発しました。この新しいピーマンはほんのりと甘い上にビタミンCやカロテンなど栄養価も高くなっています。こども達の評判も良いようです。
子供時代に苦手だった食べ物も大人になると好物になることが多くあります。それは繰り返し食べることで慣れていくこともあります。温度、香り、臭いなども好き嫌いに大きく影響していきます。しかし、栄養面からすれば、嫌いなものを全部排除するわけにはいきません。
話が飛躍しますが、今日誕生した日本の新総理も好き嫌いで排除するわけにはいきません。また慣れることで好きになっていくということでもありません。こどもピーマンのように、新しい日本の栄養価を考えた、日本丸の船長になっていくことが、この先の評価に繋がっていくのではないでしょうか。
大人になってやっぱり日本はいい国だと思えるように。

月曜病

2011-08-29 12:35:46 | Weblog
今日の朝、憂鬱な気分はありませんでしたか?8月の月末に近い月曜日、暑さの影響で体力が落ちて夏バテ状態ですから、まさにブルーマンデーになりやすくなります。月曜病とも、サザエさん症候群ともいわれますが、最近は笑点症候群とも呼ぶようです。翌日、学校や仕事に行かなくてはならないと、憂鬱な感覚が襲って来るのです。そこへきて夏バテですから、さあ大変です。今朝の地下鉄の乗客もブルー、ブルーでしたね。笑顔なんてさっぱりありませんでした。仕事上のミスも月曜日の午前中に最も多いそうです。また自殺者も月曜日に多いと聞いています。
こうした状況を打破するには、もちろん気分の問題ですから、その気分をどう変えるかです。ブルーマンデーは惰性に落ち込んでマイナス思考になっているわけですから、プラスに変えなければいけません。その方法ですが、日曜日の夜に改めて自分の希望はなんだったかを思い起こすことです。普段希望は忘れがちになっています。毎週、日曜日に若い頃に思い描いた希望や夢を心に取り戻すことで勇気が湧いて来るのです。それともビデオで金曜日にサザエさんを見ますか(笑)。

同窓会

2011-08-28 22:08:04 | Weblog
今日は、同窓生ではないのですが、愛知県立津島商工、津島北高等学校の同窓会にゲストとして参加してきました。全く自分とは関係のない学校ですから気は楽です。
かつて自分の母校の同窓会、それも恩師の前での講演ではあがりましたね。当時の出来の悪い生徒が何を言っているんだと思われているようで、冷や汗タラタラでした。
それはともかくとして、同窓会はいいですね。今を忘れて、あの頃にすぐ戻ります。どこかに当時の面影があり、その顔に向かっておじさん、おばさんが、いや、おじいちゃん、おばあちゃんが「クン」「ちゃん」で呼び合っている光景はホントにほほえましくいいものです。私は中学、高校と男子校でしたから、初恋の彼女との懐かしい出会いは無い同窓会ですが、これが男女共学の同窓会では、また違ったほほえましさも見られるでしょう(笑)。同窓会が若返りの薬となることもあるでしょう。
ところで懐かしさに浸っているのもいいですが、せっかく元気に集った同窓生が、現在どこでどんな風に活動しているかをきちんと情報として提供するのも必要だと思うのです。今必要としている職種で頑張っている人が同窓生であれば心強いですよ。幹事さん、御一考を!

減速生活

2011-08-27 23:26:21 | Weblog
今日の土曜日も仕事という人も多いでしょうね。とくに車関係のサラリーマンは出勤日になっています。
人生振り返って見ればと大袈裟に表現すれば、昔は曜日も関係なく出かけることが多かったですね。1970年代によく使われた言葉に「ワーカホリック」があります。日本語では「仕事中毒」と訳されましたが、まさにワーカホリックでした。ワーカホリックは私生活の多くを犠牲にして、仕事に打ち込む人達への警鐘の言葉でした。そして時代は減速生活へと向かっていきます。UターンとかIターンといって田舎に回帰する傾向も出てきました。ストレスの少ない生活への切替をはかろうというものです。
減速生活を心がける人をダウンシフターといって世界的に認知される言葉になりました。働きすぎず、競いすぎず、消費過ぎない生活を送るのです。まるで論語の「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」の世界です。変わったものですね。「そんなに急いで何処へ行く」という標語が闊歩した時代があったことも忘れてしまった程です。
ただ問題は、政治の世界をはじめ、まだまだその当時の価値観を引きずっていることが多いことです。基本的な考え方を今こそ精査すべきだと思うのです。

格付け

2011-08-26 22:25:13 | Weblog
へぇっと思ったのは、名古屋市の格付けが一段階下がったことです。アメリカ系格付け会社のムーディーズ・ジャパンが日本国債の格下げに伴って下げたとのこと。市債残高が2年連続で増加して、市民税恒久減税の議論に影響が出るかも知れませんね。
ところでこの格付けの格とは一体なんでしょうか?非常に曖昧な言葉ですが、世界の経済の一つの物差しになっているのは事実です。もっと曖昧なのは、人間の格、つまり人格ですね。人格者と表現すると聖人君子のようです。私はそれよりも器の大きい人に憧れますね。ところが器の大きさは様々です。ですから目指す大きさは、動じない人です。物事に動じない人という評判には真っ先に敬意を表します。
どうしたら少々のことに動じなくなるかを考えてみました。それは視野を広げることが出来るかです。視野を広げるということは、ある驚くようなことが起きた際に、最初に自分で思ったことを客観的に俯瞰して見ることが出来るということです。それが出来る人は常に胸の中に覚悟を持っています。その覚悟が器を大きく見せるのです。それがオーラとなって他を圧倒します。
今頃そんな人は、何故格下げになったのかしっかり分析していますよ。

釣瓶落とし

2011-08-25 23:54:47 | Weblog
夏の高校野球が終わるともう秋という気持ちが強くなりますね。それを証明するように、日暮れが早くなりました。定期的に自宅に帰ることが多くなったせいか、そうした変化がよくわかりますね(笑)。秋の日は釣瓶落としといいますが、確かにこれからは、太陽が沈むと数十分で闇が訪れる感じです。昔から冬が嫌いな私に取ってこの頃が寂しくて一番嫌な季節でもあったのですが、最近の猛暑からすればホッとする季節に変わっています。
それにしても高層ビルが林立する大都会では夕陽がビルに遮られるせいか、特に日暮れが早いですね。ただ寂しい思いが少し和らぐのはプロ野球の決着が例年より、遅くなることです。早いシーズンでは、この時期に優勝の行方がもう決まってしまうこともありましたし、クライマックスが取り入れられたこともあって、秋の夜長は大変な盛り上がりが期待されるわけですから、秋の寂しいムードに酔っている暇はなさそうです。問題は私がファンのドラゴンズがどの位置にいるかです。
秋は釣瓶落としであっても我がドラゴンズはあくまでも昇竜として登っていって欲しいですね。

歩行者天国

2011-08-24 23:27:00 | Weblog
かつて天ぷらの名前かと思った「ホコ天」歩行者天国が名古屋で復活するかもというニュースがありました。名古屋市中区の栄地区で27年ぶりの復活になります。まず試験的な復活で来年の4月に正式スタートするそうです。
歩行者天国は昭和45年の夏に東京の銀座、新宿、池袋、浅草で始まったものが全国に広がっていきました。しかし、その後の経済発展に伴う交通量の増加によってなし崩し的に歩行者天国が減っていったのです。今回名古屋地区での復活話は最近の客足が名古屋駅地区に押されぎみの商店街関係者が声をあげたものです。
笑い話ではありますが、年配の人の運動不足を補う時に、大きなショッピングセンターで買い物をすれば、安全に買い物ができ、結構歩数が伸びると話しています。それだけに歩行者天国になれば安全でもありますし、ビルの中では味わえない開放的な気分にもなります。また、平面的な道路でのイベントも期待出来そうで、閉塞感の漂う雰囲気を打破してくれるかも知れません。
ただ活性化もさることながらやはり、キーワードは安心安全ですから、関
係者のしっかりとした対策は必要です。かつて歩行者天国から生まれた○○族がありますが、平成の○○族が誕生するのでしょうか。

金相場

2011-08-23 19:06:27 | Weblog
ふと、歯の治療をしたさいに返して貰った金の入れ歯をどこに保管したかと思った程、金相場が高騰しているそうです(金の入れ歯は残念ながら思い出せません・笑)。ある解説によると、この金相場の高騰はアメリカ経済の危機的状況を反映してドル価格の崩壊やユーロの危機もあり起きている現象だそうです。まさに究極の通貨にシフトしているのです。日本国内でもその影響を受けて、使わない宝飾品を貴金属店に持ち込む人が増えているんですって。バブル期に買いこんだ金は今、海外流出が激しいそうです。業者の中には産業廃棄物から金を探している業者も多いようです。まさに「金は強し」です。
ところで強いアスリートに与えられるのが金メダルですが、オリンピックの金メダルを2つも持っている「やわらちゃん」こと谷亮子参議院議員が国際柔道連盟の創立60周年の記念パーティーで歴史上の女子のベストプレイヤーに選ばれ表彰されましたが、やはり金のメダルがモノを言ったのでしょう。
金といえば長野の町起こしの一つとして砂金すくいを行っているところがありますが、やはり最近はよく賑わっているようです。どこか我が家の秘密の場所に金の延べ棒が眠っていないでしょうかねぇ。

ものは言いよう

2011-08-22 21:24:23 | Weblog
ドイツで11才の少年が警察に「強制労働させられている」と通報しました。少年は「テラスの掃除をさせられ、一日中働かされる」と言うので、母親を呼んで確認すると、「散らかしたものを片付けるように」と言ったことが強制労働になったとのこと。警察は少年の反抗期と結論付けましたが、まさにものは言いようです。
普段の会話の中にも「ものは言いよう」が数多くあります。人との交流を円滑にするために必要なこともあります。お局様は経験豊富な女性社員。太った人をふくよかで親しみ深い人、不細工な顔を印象的な顔等と表現します。これは性格を表現するときにも使われます。欠点は長所、長所は欠点にも表現出来るのです。優柔不断な人を物事に慎重な人、頑固な人は意思が強い、騙されやすいは素直な性格、暗いは落ち着いている。内気は冷静、社交性が薄いは自立性がある、だらし無いはフランクにまでなってしまいます(笑)。
ものは言いようなんです。ですから自分にたいする他人の評価はあてにならないということにもなります。上から読んでも下から読んでも素晴らしいとは中々なりません。それを知っておけば気が楽になりませんか?