フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

紅白歌合戦

2016-12-31 21:28:06 | Weblog
歌手は今日という日を意識して生きてると言っても過言ではありません。紅白歌合戦です。今年の初出場組の中で注目したのは、やはり市川由紀乃さんです。決して順風満帆ではなかった歌手生活の中で、やっと花が開いた紅白でした。彼女の歌の上手さは定評のあるところですが、その彼女を育てたのはファンの皆さんでしょう。彼女の歌を聴く人の心に届けるのは、ファンの前で歌うことが一番です。ライブで歌う。これが最高の実力アップの手段です。ライブで歌うことは、毎回違う気づきがあります。人に見られ、人に聴かれ進歩が加速して行くのです。
市川由紀乃さんの行くところ、本当に熱狂的なファンが集まり応援をしています。今晩はそんなファンが万感な思いでテレビを見たことでしょう。そして初出場した彼女がくる年、どんな年にして行くのかが楽しみです。演歌界に新しい風をさらに吹き込んでくれることを祈りながら。
皆さん良いお年を!。

一夜飾り

2016-12-30 23:29:15 | Weblog
今日は30日、2016年も残り少なくなりましたね。今年はどんな年でしたか?来年も良い年になるようにお正月の準備に忙しいことでしょう。
さてしめ飾りなどは今日中に飾らないと「一夜飾り」と言って良くないとされています。29日は九が苦に通じるとして飾りませんから、やはり今日、30日に集中してやらざるをえません。では、31日では何故ダメなんでしょう。神道の世界では、新しい年神さまは、31日の早朝に訪れるそうです。そして今年の年神さまと引き継ぎを大晦日にするそうです。31日に準備をしていては、神さまを迎える準備が整っていないので神さまは玄関先から帰ってしまうのです。ですから、30日中に準備を終えていなければならないのです。ですから一夜飾りは良くないとなるのです。今日中に準備を終えてこそ準備万端となります。もちろん神棚のお札も神社へ納めると良いです。
そうそう、初詣は有名な神社ばかりが大切ではなく、地元の氏神さまも大切ですよ。

月並み

2016-12-29 23:45:30 | Weblog
今年も残り少なくなってきました。一年を振り返れば、やはりこの格言を思い出します。それはルーマニアの格言です。それは『月並みこそ黄金』です。開高健さんが書いた本で読んだと思います。平凡な市民にとって日々が平安こそ黄金という意味です。
もちろんその背景には人の心を傷つけず、傷つけられず。激動の2016年が通り過ぎる時、改めて平凡、平安の良さを味わっています。そう考えれば良いのですが、年をとると齢を重ねることがまるで人としての退化であるかのような言説ばかりが世の中にあふれています。ですから、その風潮にあおられるようについ、「やはり寄る年波には…」などと自分で自分をおとしめているのです。今年一年の平安を感謝して年を越すことが、来年がまた可能性ある右肩上がりの一年になると信じるばかりです。
そういえば「病気を口にすれば病気になる」という言葉通り、悪い言葉をスッキリ封印したいです。

年賀状

2016-12-28 23:53:25 | Weblog
「年賀状書き終わりました。」と嬉しそうに話しかけてきます。やり遂げたという充実感が伴う行為なんでしょうね。それほど年賀状は一大イベントなんでしょう。私も心の奥底では、かなり負担を感じることなのですが。
ところで、年賀状は私達にとっては貴重なツールになっているのです。同世代の昔の仲間と話をしている時に、必ず共通の知人の消息を訪ねあいます。その時に年賀状が役立つのです。「ああ、あの人から今年年賀状貰ったから元気だよ」とか、「そういえば、今年は彼から年賀状が来てないねえ」となりお互いに消息を訪ねる大切な証明書なのです。そういう意味合いからも、年賀状を出すだけの体力がある場合は出きるだけ書きたいですね。
ところで、年賀状の住所から、その人の生活の一端を除き見ることが出来ますね。今までの町中の住所から他県の郊外に変わった時は、子供さんと一緒に住んでいるのかなと思いをはせます。ともあれ、まだまだ生きてるよって知らせるだけでも価値はありますね(笑)。

結果

2016-12-27 21:42:55 | Weblog
スポーツにはそれぞれシーズンがあります。今が旬のスポーツはウインタースポーツ、氷や雪のスポーツはもちろんですが、走るマラソンや駅伝などはまさに今が旬のスポーツです。これから新年に向かって、箱根駅伝の話題がますます大きく取り上げられることでしょう。
一方、今がオフシーズンなのが、野球やサッカー、それにゴルフ、水泳などでしょうか。選手達にとってこのオフシーズンが快適に過ごせるかどうかはシーズンの成績によって変わってきます。素晴らしい成績を上げた選手は、イベントに駆り出され、取材も数多くうけ、改めて成績の良し悪しによってこんなに気分が違うものかと感じているでしょう。逆に思うような成績をあげることが出来なかった選手は、早くシーズンが始まらないかと思っているかもしれませんね。つまり早く結果を出したくなるからです。
しかし、成績をあげることが出来なかった選手ほどじっくりとオフシーズンを過ごすことを考えて欲しいですね。その1として、快活さを失わない過ごし方をして下さいとアドバイスを贈りましょう。

理に叶う

2016-12-26 23:53:34 | Weblog
風邪をひいたかなと思うとき、まずすることは体温を測りますね。手元に体温計がない時にはオデコに手を当て熱があるかどうか確かめます。これは理に叶っているそうです。オデコに手を当てることは体温を知ることです。この体温を知ることは結構難しいことです。ホッペタや鼻の先では皮膚の温度しかわからないのです。体温というのは皮膚の温度と骨の温度をひっくるめたものを言います。オデコは皮下脂肪が少ないところですからこの皮膚温と骨温を合わせたものがわかりやすいので オデコに手を当てるのです。
しかし、やはり正確を期すには体温計を手元に置いて置くべきですね。体温計の進歩も凄まじいもので、腋に挟んだらすぐに結果が出ます。ただし、残念なことに結果が出ましたよと教えてくれる合図の音がともすれば聞こえないことが多いのです。私の耳が受けとる音の周波数が合わないのです。これも年をとった証なんでしょう。それを意識しない為にも、風邪には気を付けましょう。

ファースト

2016-12-25 23:45:27 | Weblog
今年のクリスマス、どんな思いで過ごしましたか?自分の身が平和に置かれていることに幸せを感じたでしょうか。
しかし、世界を見渡すと今年は激動の年と言っても良いかもしれません。さらに来年はどんな年になるのかと不安を感じさせてもいます。各地のテロは鎮まることもなく、イギリスはEU離脱、そしてアメリカの次期大統領にトランプ氏が選ばれたことも不安を煽ります。トランプ氏はまずTPP離脱、地球温暖化を阻止しようとするパリ協定からも脱退、さらに核の力をさらに強化しようとする意向すら示しています。公約通りアメリカファーストを徹底しています。
かつてのアメリカはハリウッドに象徴されるように正義や人間愛によって支えられてきました。人類の理想に向かって雄々しく進む姿に誰しも感動し、共感したものです。それがアメリカの底力であり求心力でした。そのアメリカが今や一国主義の小さな内向きのアメリカになりつつある気がしてならないのです。

クリスマスイブ

2016-12-24 23:48:40 | Weblog
今日はクリスマスイブ、各地で沢山のドラマが生まれるのでしょうか。まあ、この年になると、ほとんど他人事のような気がしますが(笑)。それでも町が華やいで見えるのは、それはそれで楽しいものです。ましてや仕事でSKEのお嬢さんとの会話が出来るのですから、世の中のおじいちゃんは羨ましいと思ってくれるでしょう。
今日のテーマは外国から日本に入ってきてすっかり定着したイベントのお話です。もちろんクリスマスの行事がその中でも筆頭ですが、その他バレンタインなども、今や一年で欠かせない行事になっています。他には最近はハロウィンもどんどん普及している感じです。サンジョルディはもう一歩かもしれませんね。そうそうボジョレヌーボーも頭角を現してきましたね。
こうして羅列してみると、欧米のちょっとおしゃれな行事がやはり定着しています。それと行事と商品セールスがマッチすることが定着の一因ですね。ケーキにチョコレート、それにワイン。
さぁ、来年辺りはどんな行事が登場するでしょう。

地獄、極楽

2016-12-23 23:24:53 | Weblog
クリスマス前、天皇誕生日という祝日ですから、そのお休みを利用してクリスマスパーティが色んなところで行われたことでしょう。
そんな時にあえて仏教のお話しです。地獄、極楽はこの世にもあるということです。残念ながら人間の五体には三毒があるそうです。三毒とは「欲」「ねたみ」「怒り」です。これらは自分で作りだして自分をダメにしてしまいます。この毒にはまってしまうと、現世でも地獄が現れます。いわゆる「生き地獄」というやつですね。確かに何年生きようとこの三毒は自分の身体にまとわりつきます。その三毒を捨てる方法は果たしてあるのでしょうか。
出来るか出来ないかわかりませんが、基本的には、優しい思いやりのこころで人生を生きるということに尽きるでしょう。戒律が仏教の中にありますが、その戒律を守ろうという意識を常に持っていることが大切です。
次の一言が、すべてです。「奪い合えば、地獄、譲り合えば、極楽」

挑戦

2016-12-22 23:26:25 | Weblog
今日は「デンセンマンの電線音頭」のヒット曲を出した俳優の小松政夫さんが36年ぶりに新曲をリリースしたということでインタビューしました。タイトルは「親父の名字で生きています」。タイトル通り、亡き父親への思慕の念が綴られた作品です。小松さんは父親を早くに亡くしているので恩師の植木等さんを父親のように思い、今回も植木さんへの鎮魂歌のつもりで歌われたそうです。
私にとって小松政夫さんは、少しですが年上のゲストです。カップリングはジャズ調の作品、両作品とも、小松さんにとっては初の試みとなるそうです。初の試みというのは何歳になっても嬉しいものです。挑戦イコール右肩上がりと私は理解しています。小松さんにしても私にしてもチャレンジすることはほとんどありません。それだけに新しいことに挑戦出来るのはむしろ若さをもう一度確認出来る嬉しさに繋がります。
「いまさら」とか「年だから」というのは禁句ですよね。