フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

眠れなくなる

2018-08-20 23:14:07 | Weblog
ひと昔前に、地下鉄漫才がありました。春日三球・照代さんで、縁があって一緒に仕事をしたこともあります。この漫才のネタが『地下鉄の列車は何処から入れるんだろう。考えると眠れなくなる』というものです。
それと同じような質問が夏休みに水族館を訪れた子供から出たようです。「水族館の水槽の岩をどうやって入れたんだろう」確かにこれを考えると眠れなくなりますね。実は「擬岩(ぎがん)」が使われているのです。その素材は硬質プラスチック樹脂やガラス繊維で補強したコンクリートなどです。工場で適当な大きさに分けてつくり、現場でそれらを組み立てます。狭い水槽で奥行き感をだし、海底の世界を再現する、いわばアートの世界です。
水族館のメインステージの水槽にもこうした科学が使われています。使われている擬岩でもコンクリート製のほうがリアル感がより出るそうですよ。

久しぶり

2018-08-19 22:04:48 | Weblog
昨日のニュースで、ニュヨーク大学の医学部の月謝を無料にすると発表されました。久しぶりに爽やかなニュースに触れて清々しい思いをしました。
この夏は、さまざまなニュースがありました。「日大のフットボール事件」を始め「熱中症」「集中豪雨」「犯人脱走事件」「数々の訃報」など耳を防ぎたくなることばかりでしたからね。こうした爽やかなニュースが次々と出てくると良いですね。
とはいってもこのあと、こうしたニュースが出てくるように思えませんね。「清濁併呑」という言葉がありますが、この世の中、清と濁の部分があります。どう公平に見ても濁の部分が多くあります。それだけに久しぶりという表現を使わざるを得ませんね。こうした表現が日常茶飯事に使われることがない世の中になって欲しいとねがわずにはおれません。

対人関係

2018-08-18 23:54:23 | Weblog
沢山の人と出会う仕事をしている人にとって覚えておいたほうが良いことは「声」です。つまり対人関係に欠かせない声です。相手に好感を与える約4割は、声が支えているそうです。
ところで自分の声がどんな声が理解していますか。録音した自分の声を聞いて「これが自分の声?」と思ったことありませんか。何故ならば、自分が出す声は自分に聞こえる時、内耳7割、外耳3割で聞いています。しかし、周囲の人には録音をした声と同じように聞こえるのです。ですから、この声が対人関係のすべての人に届いているのです。ただ口から出てくる声だけが好感を与えるものではありません。その声に含まれている、人柄がすべてです。
その為の秘訣は、そう、手紙のほうが相手に伝わる事実を思い出すことです。手紙を書いている間は、相手の顔をずっと思っていますからね。だから声を出す時も、話す相手をしっかりと、意識することですね。

2018-08-17 21:37:05 | Weblog
長い人生を振り返って「ああ、自分が酒を飲めたらなあ」と残念に思うことがあります。すべてが順調にいくわけではないし、後悔することや、愚痴りたい時もありますから、酒を飲めたら、酔いの中でうさをはらすことが出来るのになあ、と思うのです。しかしあまりにも酔っ払ってばかりいたら、反省することのない人生になっていたかも知れませんね(笑)。
ところで、文豪と呼ばれる人は、酒豪というイメージがあります。しかし、夏目漱石や森鴎外といった明治の文豪は酒を余り飲めなかったそうですが、大正、昭和と移るにつれて「文士=酒飲み」のイメージが定着していきました。何故、作家は酒を飲むのかというと、「含羞の酒」というところでしょう。
文学論を素面で戦わせるのが恥ずかしいからですね。
となると私もマイクの前で思うことを喋ってきたわけですから、私こそ「含羞の酒」を飲まなくてはなりませんね。

身分証明

2018-08-16 23:53:34 | Weblog
最近、どうしようかと迷っていることがあります。それは車の運転免許証を返納するかどうかです。ニュースで高齢者の運転する車の事故が多くあるからです。そのニュースに触れると気持ちが返納に傾きます。また名古屋は地下鉄網が整備されているので、普段の生活にはそんなに不便を感じないです。
しかし躊躇するのは、免許証が身分証明書を兼ねているからでしょうか。いまはフリーの立場ですから、会社発行の身分証明書はありません。日本は組織の社会で、組織の発行する身分証明書はオールマイティーな社会のパスポートですからね。だからこそ、知名度の高い会社ほど世間が渡りやすいのですね(笑)。
そうそう、会社を離れると電話で自分を紹介する場合は、本当に不便ですよ。「瑞穂区の松原です」って答えても、まだ特定されるには広すぎますからの。

出逢いと時間

2018-08-15 23:02:49 | Weblog
私は、随分長くアナウンサーをつとめています。その仕事の多くは歌謡曲番組のパーソナリティです。その仕事を通して沢山の歌手と仲良くさせて貰っています( 向こうはそう思っていないかも知れません)。 さて、インタビューをする時は、なるべく紋切り型にならないように工夫していますが、それにはやはり、表面的にはわからないネタが必要です。よくリスナーから「沢山の歌手と仲良しですね」と聞かれますが、そこにはアナウンサー投資として時間を使ってきたからだと思います。それは仕事上のインタビューだけではなく、歌手のステージ予定を出来るだけ多く手にいれて、自分の時間を使って観に行くことを心掛けてきたからです。楽屋で話すことも多く、こうしたところから、歌手の素顔に触れることが出来たことが財産になっているのです。
人との出逢いから得るものはまさに宝物ですからね。

名前

2018-08-14 23:55:25 | Weblog
先日の放送に届いたメールで、私が医者で名前を呼ばれた時に、ひょっとしてラジオに出ている人かと思い、血圧が上がったと笑い話を伝えてくれました。名前というのは、色んなドラマが生まれますね。
さて社交術としては、名刺のあるなしに関わらず相手の名前を覚えることは絶対のマナーです。そこで絶対の社交術として次のことを身につけて欲しいですね。初対面であっても相手の名前を折り込んで話をするのです。「そうですか、○○さんもドラゴンズファンですか」とか、「○○さんも△△学校出身ですか」といった具合に相手の言ったことを繰り返すように話せば名前が頭に入ります。名前を入れてコミュニケーションを図れば、相当円滑にいきます。
まず、自分の名前を覚えてもらっていたら、嬉しかったことを思い出して下さい。

時間

2018-08-13 23:16:52 | Weblog
お盆休みとなると、時間という概念が普段と随分変わってきます。かつて時間のアンケートがあった時の結果によると、その一部を紹介すると「振り込め詐欺の電話がかかってくるのは、午後2時」「夫婦喧嘩が始まるのは午後8時」「仕事でミスをするのは午後2時か4時」「オフィスの明かりが消える時間は午後8時頃」が一番多くありました。しかしお盆休みという特別な休みには、まず夫婦喧嘩は孫たちが遊びに来ているのでとても出来ません。そして仕事は休みですから、ミスはありませんし、オフィスの明かりもついていません。こうしたイレギュラーな時間がしばらく続きます。
しかしこうした時ほど、いつも通り、朝起きる時、夜寝る時の時間をきちんと守ることが、充実した休みを過ごす為の秘訣ではないでしょうか。

ピグマリオン効果

2018-08-12 20:08:29 | Weblog
甲子園での夏の高校野球もたけなわです。今回は100回記念で56校という最多出場校で優勝を争っています。
その甲子園では、チャンスになると監督は「ピグマリオン効果」を選手に使っていると想像出来ます。この「ピグマリオン効果」というのは「どんな人間も必ずうまくいくと信頼されると、間違いなく成功率が上がる」というものですから、監督が選手の耳もとで「お前なら絶対打てる」とささやくのです。つまり褒めて使え、というものでしょう。逆にけなされたり、否定されたりすると結果がぐんと悪くなります。耳もとささやき戦術は、そのあたりを心えていないといけません。
ピグマリオン効果は夏休みの子供たちが宿題に取り組む時にも親御さんは使える手法です。また、今、組織を動かしている人たちも是非とも意識して欲しいです。

青色

2018-08-11 23:20:00 | Weblog
ここ数年のプロ野球、特にセリーグは赤色に席巻されています。ドラゴンズはその広島カープの本拠地の球場の赤色に対しては、全く歯がたたない感じです。名古屋ドームでは結構いい戦いをして、対戦成績も見劣りしません。
何故だろうと考えてみました。そこでチームカラーに目をつけてみました。色には暖色と寒色があります。もちろん、青色は寒色、赤色は暖色です。そして色は人の感覚に大きく作用します。青色は集中力を高める作用があります。名古屋ドームはスタンドが青一色に染まります。したがって、チャンスには弥が上に集中力が高まり、いい働きが出来ます。一方広島カープの球場では暖色の赤色一色、慣れない赤色に取り囲まれ、投手も興奮状態に陥り、コントロールを乱してしまいます。こうしたことが広島の強さに繋がっているのです。まさに球場を赤色一色にするファンの強力な援護でしょう。