フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

希望

2015-05-31 23:36:32 | Weblog
明日から早くも六月。時は刻々と過ぎて行きます。岸洋子さんのヒット曲に「希望」があります。『希望という名のあなたをたずねて、遠い国へとまた汽車に乗る』と歌うものですが、確かに我々は常に希望を持って前へ進みます。しかし刻々と時が過ぎて行くのを希望を持つことも出来ず、だまって見つめている人達もいます。そうです。あの東日本大震災で取り返しの付かない深刻な被害を受けた人達です。なかなか復興が進まず、故郷へ帰る見通しのたたない人達です。
震災後の変化も見られます。かつての日本人の希望といえば「仕事」を中心とした希望でした。やりがいのある仕事、自分を仕事に於いて飛躍させたいなどと仕事に目を向けたやりがいでした。しかしある調査では、震災後は家族に関する希望が大きくなっています。「家族と一緒にいたい」「家族が元気であるように」など何よりも家族を大切にしたいという意識が広がっているそうです。何かが起きて家族が一つになるという話はよく聞きます。
貴方の希望、もう一度向き合ってみてはどうでしょうか。

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書く

2015-05-30 17:32:53 | Weblog
漢字の書き取りをゲームにしているテレビ番組があります。出演者と一緒に問題にチャレンジしますが、なかなかパーフェクトとはなりません。実はその漢字を読むことは出来るのですが、正確に書くとなると、時々あれっと思うくらい、細かいところがあやふやになっているのです。昔は簡単に書けたのにと思うのですが。何故か。私は考えました。
最近は漢字を手書きすることが少なく、所謂、メールにしてもパソコンにしても、漢字を打っているのです。変換間違いはほとんどなくてもその漢字の細かいところは、形だけを見ているので忘れてしまうのです。読めても書けない現象が起きてしまうのです。ワープロの時代から始まったこの現象は広がる一方ではないでしょうか。
一つのアイディアとして、メールを打つにしても、パソコンで原稿を書くにしても、手書きで下書きを必ず書く癖をつけることです。きちんと漢字を使ってですよ。そうすれば漢字を形だけで覚えていることはなくなります。時間がないとボヤク前に、是非、実行して見て下さい。

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2015-05-29 22:54:10 | Weblog
今日、口永良部島で爆発的噴火がありました。まだまだ注意必要ですが、なにやら余分な心配をさせられることが多くあると報告を含めた気象白書が発表されました。それは雑誌の記事などで地震を予知したかのような記載がありますが、それは科学的な根拠がないとして苦言を呈しているのです。確かに私などはその記事を見て、結構怯えてしまうほうですから、こうした指摘のある白書はほっとします。ただ東日本大震災以降には日本列島の火山活動が活発化しているだけに余計惑わすような、記事は避けて欲しいのは事実ですね。
しかし世間は広いようで「我こそ予知能力がある」という人も存在しているようで、毎回、地震があったあとそんな記事がよく掲載されます。「次はいつ」というものです。こうした記事が人の目をひくことは確かですから、やはり雑誌メディアも一考を要します。 科学的根拠だけを取り上げることを要求したいですね。人心を煽る手法は撲滅したいですね。

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川開きと花火

2015-05-28 23:09:44 | Weblog
今日は隅田川の川開きです。かつてこの日は花火大会も行われました。日本の夏の風物詩ですが、心地よい川風とその水面に落ちる火花との対照も鮮やかですね。享保の頃から続く行事です。「玉屋ぁ」「鍵屋ぁ」の掛け声がここから生まれました。今年の花火大会は7月25日に行われます。
前から不思議に思っていましたが、あの「玉屋」「鍵屋」の掛け声は、上がった花火でどうして鍵屋とわかるのかです。答えを知れば簡単なんですが、知らないうちは本当に不思議でした。花火大会が行われるのは隅田川に架かる両国橋付近ですね。この橋が解答になるのです。それは両国橋より上流に上がる花火が「玉屋」。両国橋より下流に上がる花火が「鍵屋」なんですね。江戸時代からこうした掛け声によって花火師さん達が技術の向上をはかってきました。岡崎市に花火師さんが多いのも江戸時代と何らかの関係があるかもしれませんね。
日本の伝統芸能は世界に誇るものが数多くありますが、この花火もその一つですね。

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人気

2015-05-27 22:48:43 | Weblog
またまた、少しひがみたくなるシーズンが訪れました。プロ野球のオールスターゲームの出場選手への投票数の途中経過が発表されるからです。色んなデータでは、我がドラゴンズは、巨人、阪神についでソフトバンクと3位か4位の人気を誇っているのにオールスターゲームの人気となると毎年、ファン選出はほとんどありません。この傾向はもうずいぶん前からのことなんですね。どうしてでしょうか。
投票用紙はナゴヤドームにもあるでしょうし、恐らく色んな方法があると思います。今年も中間発表では、広島カープ、阪神タイガース、そして巨人が人気投票では強いです。ファン同士の結束が高いのでしょう。ただこうした結束によって、ええっ、この成績で選ばれるの?となる場合もありますがね。
それはともかく、オールスターゲームでの活躍が目立つチームはその後のペナントレースを制することも、過去数多くありました。本来ならば高橋周平選手あたりが堂々のサードの1位に選ばれるぐらいの活躍をしていればねぇ。今のささやかな願いは福田選手が監督推薦で選ばれて、フルスイングの魅力を他のチームのファンに見せつけることですかね。

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2015-05-26 21:44:03 | Weblog
野球の試合をテレビ観戦しているときに、つい贔屓チームのボーンヘッドが出てしまうと届きもしないのに「何考えてるんだあ」とテレビにむかってぼやきます。しかし、人の気持ちなどはわかる筈はありませんよね。わからないところから、気象に関する言葉に繋がっているのでしょう。
天気、気象、気候などがあります。気象関係の仕事についている人はこう言ったむずかしいものを相手にしているのですね。気という言葉を拾って見ると、「元気」「気楽」「和気」「生気」「気持ち」「やる気」「気骨」と良い言葉が並びます。一方「嫌気」「気兼ね」「気後れ」「気障」「気苦労」などの言葉もあります。
気というのは複雑なもので、このように二面性を持っているのです。天気も晴れもあれば雨もあり、二面性どころか三面性、四面性さえあるものです。ましてや、複雑な構造を持つ人間ですから、色んな人、その人にしても多面性を持っているものですから、相手の気持ちを推し量るというのはむずかしいものです。が、それを放棄してはならないことだけは確かなことです。

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友達

2015-05-25 22:34:37 | Weblog
かつて、サラ金が雨後のタケノコのように増えたころ、サラ金の貸し出しの条件の一つに「貴方は年賀状を何枚書きますか?」と尋ねる窓口の会話があったそうです。借り手の存在感の確認でしょうか。
ところで友達に関するアンケートがあります。質問は「貴方は友達が多いほうですか」その回答は、アメリカで40%近くが多いと答えます。イギリスは約30%、中国では25%が多いと回答しています。日本では約8%が多いと答えるのみです。日本の数字は本当に低いですね。もちろん友達のレベルが各国で違うかもしれませんが。
東日本大震災の際に日本人同士の「絆」が世界から賞賛されました。しかし、これらは緩やかな絆で、友人という立場は強い絆と言えます。
例えば貴方が素晴らしいことを成し遂げた時にはどれだけのお祝いメールが届くでしょうか。また、メールを貰う間柄を友達と表現出来るのでしょうか、野球選手が活躍したら100人を超えるメールがきたと話していますが、野球選手は友達が多いですね。強い絆でより多い友達作りをしなければ。

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訪日観光客

2015-05-24 20:53:46 | Weblog
相変わらず訪日する外国人観光客数が伸びています。4月も過去最高の観光客数で176万人、3ヶ月連続で単月の最高を記録したそうです。やはりアジアからの観光客が大きく伸びています。今年のここまでの数字は昨年の4割に達しているので今年の通年では1500万人も超えると観光庁は見ています。
外国人観光客というと中国からの観光客の爆買いが話題になっています。観光土産の買い物よりもむしろ日常品を大量に求めている姿がテレビ画面に映し出されます。今日あたり、観光地めぐりよりも東京の商店街での買い物で賑わっているのではないでしょうか。なんでもGDPの数字を押し上げるほどの買い方ですから、まさに爆買いなんでしょうね。
ふと思い出しませんか。日本もあのバブルの頃、外国へ向かう旅行客はものすごく勢いがありました。よく外国のメディアに「農協さんの団体観光」という言葉が取り上げられて日本の経済の様子を揶揄されて伝えられました。この現象が今、中国観光客という名前になって日本で繰り広げられているのでしょう。

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サトウハチローさん

2015-05-23 21:16:30 | Weblog
「赤いリンゴにくちびるよせて♪」という歌声がラジオから頻繁に流れていたのは、昭和30年代ぐらいまででしょうか。ともかく商店街のスピーカーから、ラジオから、本当によく歌声が届きました。この曲の作詞は詩人のサトウハチローさん。赤いリンゴと青空の明るい対比が受けて、戦後よく歌われました。元歌は並木路子さん。彼女の明るい歌声が日本を救ったと言っても大袈裟ではないくらい敗戦にうちひしがれていた日本人を未来に足を向けさせました。
サトウハチローさんは今日が誕生日だったのです。有名人と同じ誕生日だと嬉しいものですが、今日を誕生日とする人は、サトウハチローさんの名前を出したことがあると思いますよ(笑)。サトウハチローは大のドラゴンズファン、古いファンは知っていると思いますが西沢選手のファンで有名でした。同じドラゴンズファンの私としては、もちろんサトウハチローさんを意識していましたが、お母さんをテーマにした詩集(おかあさん)はよく朗読に使いました。母の日が五月、誕生日が五月ということで名作が生まれたのかもしれませんね。

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国語事典

2015-05-22 22:26:19 | Weblog
アナウンサーを生業としていると、離せないものの一つに国語事典があります。数々の事典の中で大御所的な事典はやはり「広辞苑」でしょう。父親に初めて買って貰った時には、こんな分厚い本があるのかなと思ったものです。14・5才だったと思います。
その「広辞苑」の発売から今年60年を迎えると報道されていましたから、私が最初に手にした「広辞苑」は歴史が浅い頃でしたね。初版は1955年だそうで、今年還暦を迎えたわけです。私の悪い癖というか、性格は、買っただけでもう賢くなったような気がすることですから、当時この事典を手にした時にはすごく気分が高揚したことを覚えています。
「広辞苑」は専門家以外に読者の意見にも耳を傾けながら改版を続けてきました。しかし、私にとって聖書のような「広辞苑」の売り上げが落ち込んでいると聞きました。調べものをする時には直ぐに頁をめくったものですが、最近は簡単にネットで調べてしまいます。そうした影響が大きいようです。私自身も「広辞苑」の肌触りを少し忘れていました。反省です。

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