フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

大晦日

2010-12-31 23:15:03 | Weblog
2010年も今日でおしまいです。改めてどんな年だったのか振り返ると、政治の世界や経済のありようはパッとしませんでした。しかし一方では、チリの救出劇のように世界中を喜ばせるニュースもありました。そのほか名古屋に住む私にとっては、ドラゴンズとグランパスのW優勝、地元出身のイチロー選手の10年連続200本安打、さらにフィギュアでは、特に女子が愛知出身の3選手が来年の世界選手権に出場とこれ以上ない地元のスポーツ界の成績で嬉しい一年でした。そして個人的には、この「今日のエッセイ」を今年も休まず続ける事が出来たのが何より胸が張れます。
さていよいよ、来年が始まりますが、社会情勢は厳しさを増しそうです。私はそんな時ほど原点に戻るべきだと、先日も書きましたが、我々の日常の習慣をポジティブに見直して継続することが必要です。自分の仕事にはどういう習慣の積み重ねがあったのかを改めて思い起こし、そしてスタートさせるのです。
私自身も今後の人生の為のスタート地点と位置付けて臨みたいと思っています。
それでは、皆様、良いお年を!

数字

2010-12-30 17:53:23 | Weblog
数字には色んな意味があります。数詞を持たない時代の生活はどんな生活だったのか不思議な思いがします。
数字の中で、一番夢があるのは、やはりロトとか宝くじ類でしょうか。数字そのものより、結果に一喜一憂します。また数字には確率がつきものです。先日もイタリアで、6億分の1以下の確率で6つの数字の組み合わせを全部当てることが出来ますが、なんとその同じ番号を2枚作ってしまったのですから大騒ぎ。それが大当たりの39億円ですから運営団体はびっくりです。賞金はちゃんと支払われるようです。
数字には好きな数字と苦手な数字があります。好きになる動機は様々ですね。好きな野球選手の背番号からだったり、誕生日からだったり、自分の人生の中で縁起のよかった数字等が好きな数字になりますね。ロトの数字はもちろん、ロッカーナンバーを選んだり、馬券を選んだり、更にはマイカーのバックナンバーにも好きな数字を並べます。
私も数字にはこだわる方で、特に誕生数が「22」ですから、22にはこだわります。ちょっと複雑なのは、阪神の藤川投手の背番号が「22」なんですね(笑)。ともかく、街中でバックナンバー「22」を見かけるとその日が嬉しい日になるんですよ。

2010-12-29 20:00:13 | Weblog
今日も漢字の話題です。今年の漢字は「暑」でしたが、年末に新しい年への願いを込めた漢字一文字を一筆書きする「大筆書き」が行われます。和歌山県田辺市の熊野本宮大社で今年も行われ、宮司は「根」と書き入れました。根に足を着けしっかり歩んでほしいという意味だそうです。
基礎とか根本とも言えるわけですが、確かに世の中の不景気風に煽られて一足飛びに我々は好結果を求めがちですね。ともすれば地道に取り組むことを忘れてしまいます。一本の樹木を例にとってみると、どんなに枝や葉が立派でも幹の部分が貧弱では、大木に育たないですね。ついついそのことを忘れて生活をしているようです。
来年はその、基礎、根本のところをもう一度見直して、つまり原点に立ち返りやって行きたいですね。その原点を思いつくまま列挙してみると、「感謝」「挨拶」「感動」「思いやり」「謙虚」等がありますが、やはり感謝の気持ちを大切にすることが一番でしょう。人間の根の部分です。
来年の清水寺の管主の漢字で「根」が取り上げられると良いですね。

思い切る

2010-12-28 16:33:30 | Weblog
とうとう、民主党の小沢元代表が政倫審に出席すると表明しました。一つの思い切った決断ですね。この思い切りとは次元が違いますが、冬のこの時期は毎朝が決断の時です。寒い朝に布団から出るには、気合いを込めて「起きるぞ!」という決断が必要です。
それを裏付けるデータが先日発表されました。「みんなの冬の朝事情」のアンケートで、眠りが醒めてから布団を出るまでの時間を都道府県別に調べたものです。最も早く布団を出るのは、徳島県と宮崎県でともに11分丁度でした。全国平均は13・3分で最も遅いのは鳥取県の16・6分でした。やはり暖かい西日本で早く、寒い北日本は遅い傾向が見られます。この調査で並行して、尋ねたデータで、布団から出るのには56%の人が「気合い」が必要だと答えているのです。そのほかの答えでは、「部屋を暖める」が33%もありました。ご多分にもれず、私も目覚めてから布団を出るまでぐずぐずしている方ですが、その間、携帯電話でニュースを検索して、目を通すようにしています。びっくりするようなニュースに触れると決断が早くなりますね(笑)。
蛇足ですが、年齢を重ねた人は、余り起きる決断を早めないほうが身体にとっては、いいようですよ。

節約

2010-12-27 23:00:17 | Weblog
デパートには、豪華なお節料理の見本が並んでいます。素通りする人、じっと目を凝らす人など様々ですが、それでも世の中の不況感は拭えない気がします。
ある調査では、この不況を反映して思ったように貯蓄が出来ていない現状が浮かび上がっていました。それによると、節約している女性は7割以上いる一方で、一年間の貯蓄額は10万円から50万円未満が4割ほどと最も多く、次いで10万円未満が3割弱でした。
それでも自分を磨くための行動は、きちんと取り入れています。その費用の捻出は、ファッションで節約して出しています。今後お金をかけたいことという問いには、半数近くが「旅行やレジャー」で、そのほかは「習い事」「美容」「リラックス」でした。
一方男性の節約となるとどうでしょうか?まず浮かぶのは昼食代のコストを下げる、夜の付き合いの頻度を減らす等が考えられますが、とても女性の調査のように貯蓄まで手が回らないでしょう。
家族全員の節約といえば、光熱水費になりますね。家族会議で新聞のチラシの検討会を行ってもいいくらいです(笑)。
来年あたりどこかの政党が「大人手当」を検討してくれませんかね。

終わりよければ

2010-12-26 16:42:37 | Weblog
今年もあと一週間足らず、「終わりよければ」という気持ちで過ごしていますか?「始めよければ」という言葉も聞きますが、やはり「終わりよければ」の方がインパクトがありますね。この「終わりよければ、すべてよし」は日本で生まれた言葉ではないのですね。なんと今から400年以上前にシェークスピアの戯曲の中から生まれたそうですよ。
先程「終わりよければ」の方がインパクトが強いといいましたが、卑近な例では、プロ野球選手の活躍ぶりです。春先のスタートダッシュに貢献しても、中盤から後半、鳴かず飛ばずの場合は、評価も薄いものがありますが、後半に突然出て来て優勝に貢献すると、ものすごく評価され、年俸も上がります。やはり「終わりよければ」ですね。
ところで「せんとくん」を覚えていますか?今年、奈良県で開かれている平城遷都1300年祭の公式キャラクターです。一昨年の春にデビューしたときには、あの姿が「可愛くない」と物議を醸しましたが、かえって全国的な人気となり、なんと来年以降も奈良県のキャラクターとして存続することが決まったのです。民間企業のポスターにも使って良いそうです。「終わりよければ」の代表です。
元気をもらいましたか?この言葉。

殿堂入り

2010-12-25 19:58:12 | Weblog
殿堂入りという言葉を聞くと、野球かとすぐに思ってしまうのですが、なんとこの世の中には、○○殿堂がいくらでもあるんですね。
辞書で調べると「殿堂」とは、大きくて立派な建物という以外にあらゆる分野で業績のあった人々を集め顕彰する機関とありますから、あらゆる所に殿堂があるはずですね。確か2・3年前には、韓流スターのチェジウが「スター名誉の殿堂」に名が刻まれたのを覚えていますが、世界に窓口を拡げればおそらく天文学的な数字になるのでしょう。
今日はクリスマスですが、サンタクロースにも殿堂があるのです。それは、アメリカのインディアナ州にある「サンタクロースの殿堂」といって、これまでに13人が殿堂入りしています。すべて他界している人ばかりですが、この度、初めて生存している48才の男性が殿堂入りすることになったと発表しました。この男性は4才の時に初めてサンタの姿になって以来なんと44年間もずっとサンタ役を務めてきたそうですよ。本人は「とても光栄。まだピンと来ないけど」と話していますが、多分、自身もそんな殿堂があることは知らなかったのでは…。継続している事の凄さは誰かが見ているのですね。

マフラー

2010-12-24 12:31:12 | Weblog
日本列島、ホワイトクリスマスになる所もありそうです。本格的な冬型の気圧配置で大雪の荒れた天気になるのが北日本です。サンタさんも各家庭の訪問が難しくなりそうです。
サンタさんといえばプレゼントですね。その昔、恋人へのプレゼントとして手編みのマフラーが話題になっていた時期がありましたが、最近はどうなんでしょうか。すっかり聞かなくなりましたが、私の方が年をとったので、耳に入って来ないだけでしょうか。
何故マフラーの話題になったかといえば、新しいマフラーを今日からおろしたからです。そのマフラーがものすごく長いので、巻き方を改めて研究しようと思い立ち、「冬ソナ」のヨンさま巻きを引っ張り出してきました。あくまでも似合う、似合わないは別です(笑)。かつてブームの際にはテレビの生放送で披露したことがありましたが、すっかり忘れてしまっています。しかし便利ですね。インターネットで検索すれば、図解がすぐ出て来ます。これで再び名古屋のヨンさま誕生です。
この巻き方をしっかり覚えておけば、コートのいらない程度の陽気にずいぶんと役立つので、皆さんも改めて覚えてみたらいかがでしよう。

卯年

2010-12-23 23:59:07 | Weblog
来年の干支は卯(う)です。年賀状には、色んなタイプのウサギが登場するでしょうね。
干支のせいでもないでしょうが、ペットショップではウサギが人気だそうです。小さくて鳴き声も気にならないウサギはマンション住まいの人達が好んで飼っているようです。犬の値段の半分以下で購入出来るのがまた良いようです。ただし、最近は捨てる飼い主も目立っていると聞きました。その理由としては、ウサギは暑さ寒さに弱く体調を崩しやすいこと、それに、大変に臆病で人に懐くのに時間がかかり、懐く前にギブアップしてしまうのです。ですから飼い主はそうしたウサギの習性をきちんと知って飼わないといけませんよ。
そのペットショップでは、ウサギの数が少なくて困っているようです。というのも、今年の夏の猛暑でウサギの繁殖が進まなかったからだそうです。少ないと一匹ずつ色や顔が違うウサギですから、購入者が選ぶ楽しみが減ってしまいます。
ところで来年の卯年ですが、西暦を12で割って7が余ると卯年だそうですよ。卯年の人の性格は明るくおおらかで人情深いといわれていますし、ウサギは跳ねるから、右肩上がりの世の中になってほしいと心から願って、私も年賀状は跳んでいるウサギにしました。

福袋

2010-12-22 23:34:12 | Weblog
不景気もなんのその、年末にもなると来年の初売りを目指す福袋の話題が届き始めました。福袋の歴史は長く、百貨店の前身となる呉服店が江戸から明治にかけて初売りで売り出したのが起原です。最近は購入の方法もバラエティー豊かで、インターネットで予約販売が出来るようになっています。
かつてはこの福袋、その中身でその年の運が決まるといわれていましたが、不景気の昨今は節約志向でお得感に重きをおくようになっていますね。70パーセントの人が福袋の購入経験があるそうですが、こうなると正月の恒例行事といってもいいですね。
自分の好みに沿った福袋を手に入れる方法としては、普段からよく利用するデパートの福袋を購入するのが一番いいでしょう。つまりそのデパートのコンセプトと自分の欲しいものとが一致しやすいですからね。無理して東京まで出掛けて行かなくてもいいと思いますよ。整理券を配る場合もありますから、情報収集はしっかりして置きましょう。整理券が必要ない場合は朝早くから並びますが、ここでも普段から利用していれば、売り場への最短距離がわかりますから、地元の慣れたデパートがいいんですね。
ところで最近の福袋には、ペット用の福袋もあるそうですよ。