私は昨年の6月で引退をし、まもなく1年になります。ほぼ家で療養の毎日です。
このたび引退から1年過ぎるのを機に、こちらのホームページとブログを今月いっぱいで閉鎖させて頂きます。
長い間、お付き合い頂き、ありがとうございました。
はやくコロナが収束し、以前のような生活が戻ってくることを祈っております。
松原敬生
今日は東海ラジオの開局60周年を記念する大歌謡祭が金山の市民会館で豪華ゲスト10組を迎えて行われました。もちろん司会として参加させて貰いましたが、実は大勢のお客様の前での司会は、年齢的な事も考えて今回が最後のステージと決めていました。沢山の皆さん、それに歌手の皆さんに応援していただき本当にありがとうございました。
その昔、友人が東京の大学にすすみ、そのまま東京で就職した彼を訪ねたとき、間もなく店じまいする近くの老夫婦の寿司屋で食事をしました。奥さんが体調をくずしたことでの決断でした。その日も店じまいを惜しむお客様で満員でした。老夫婦とも、いつも穏やかな笑顔を絶やさず客が漏らす愚痴や悩みに耳を傾けてくれたのです。
最近は愚痴や悩みを吐き出させる店が消えてしまう傾向にあるのは寂しいです。
最近よく言われるのは、漢字力の低下です。つまり、漢字を読めても書けないことが多くなってきたのです。私自身も喉の病気で筆談を余儀なくされた時、普段なら簡単に書ける漢字が書けないことが多々ありました。
これらの原因を探ってみると、パソコンが流通し、スマホが普及し、手紙やレポートを自分の手で書く機会が大巾に減ったからです。もちろん、加齢からくる衰えも否定出来ません(笑)。
ある漢字のテストの常用漢字で一番書けなかった漢字は「児童虐待」の「虐」という字だったそうです。毎年、虐待が多く、新聞などで毎日のように、この漢字を目にするのに書けないのです。読めても書けない好例です。時間があれば、新聞の見出しぐらいは書き写すことを毎日してみると良い脳トレになりますね。
女三人寄れば姦しいと言いますね。姦という漢字を「かしましい」と読むのは当て字のようです。かつて三人姉妹で『かしまし娘』というお笑いユニットがありました。この漢字に由来するのです。どうやら、そんな発想が存在するということ自体、女性のほうが男性よりもお喋りという印象があったのでしょう。
かつてアメリカの女医さんが「一日に使う単語数は女性のほうが三倍も多い」と発表されましたが、別の人のデータでは一日に話す単語数は男女ともに1万6千語程度で大差ないことが発表されました。ですから姦しいという字は、当て字としてはどうかなということになるわけです。
ただウィークデーのお昼休み、レストランでの長っ尻からすると、やはり姦しいで良いとも思えます(笑)。