フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

ホームページ閉鎖

2020-05-02 16:17:01 | Weblog
世界中、コロナで大変な事態となっておりますが、皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。
私は昨年の6月で引退をし、まもなく1年になります。ほぼ家で療養の毎日です。
このたび引退から1年過ぎるのを機に、こちらのホームページとブログを今月いっぱいで閉鎖させて頂きます。
長い間、お付き合い頂き、ありがとうございました。
はやくコロナが収束し、以前のような生活が戻ってくることを祈っております。

松原敬生

休憩

2019-05-21 20:05:24 | Weblog
2004年10月から始まりましたこのエッセイですが、しばらくお休みさせて頂こうと思います。
これまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
またある日突然復活するかもしれませんので、その時はまた宜しくお願い致します!

ビールの季節

2019-05-19 22:11:42 | Weblog
もうしばらくすると、ビアガーデンがオープンするでしょう。私の来し方を振り返るとちょっぴり残念なのは、お酒の楽しみを知らないことです。これからの季節は特にビールが美味しい季節になって行きます。知人が最初の一杯をいかにも美味しそうに飲む姿を見ていつも羨ましく思ったものです。そのかわり、酒の肴はいろいろ美味しいものがあり、そればかりウーロン茶と楽しんだものです。特に、そら豆や枝豆のマメ類が好きです。
そうそう、お笑いのギャグに「他人のそら豆」というのがありますが、そら豆は地中海地方が原産地で古代ギリシャやローマでは栽培して食べていたそうです。日本にはインドの僧によって八世紀頃、伝わったという説や17世紀に伝わったという諸説あります。国内では一般的に秋に種をまいて春から初夏にかけて旬を迎えるので、まさにおつまみに最適です。マメに暮らすという良い言葉もありますし。

気力&体力

2019-05-18 19:56:51 | Weblog
昨日は、東海ラジオの開局60周年の大歌謡祭に本当に大勢の皆さんにおこしいただきありがとうございました。二部の最後には、私のステージ司会は今日が最後と報告させて頂きました。一番相応しい場だったと思います。さてこれからはどういう毎日を過ごしていくかがテーマです。
今日のテーマは「気力&体力」です。これによる過ごし方が必要だと伝えたいからです。とにかく、自分の興味に正直になって限りなく自由に行動する。それが精神的な元気さにつながって、ひいては肉体的な元気さになるわけです。組織の中で働いてきたものは、疲れがどっと出ないように、今まで歯止めされていたり制約されていたものを解き放って自由を謳歌するすることが大切ですね。

様変り

2019-05-17 23:49:39 | Weblog

今日は東海ラジオの開局60周年を記念する大歌謡祭が金山の市民会館で豪華ゲスト10組を迎えて行われました。もちろん司会として参加させて貰いましたが、実は大勢のお客様の前での司会は、年齢的な事も考えて今回が最後のステージと決めていました。沢山の皆さん、それに歌手の皆さんに応援していただき本当にありがとうございました。
その昔、友人が東京の大学にすすみ、そのまま東京で就職した彼を訪ねたとき、間もなく店じまいする近くの老夫婦の寿司屋で食事をしました。奥さんが体調をくずしたことでの決断でした。その日も店じまいを惜しむお客様で満員でした。老夫婦とも、いつも穏やかな笑顔を絶やさず客が漏らす愚痴や悩みに耳を傾けてくれたのです。
最近は愚痴や悩みを吐き出させる店が消えてしまう傾向にあるのは寂しいです。


芭蕉

2019-05-16 23:37:25 | Weblog
46才の松尾芭蕉が江戸・深川を後にして「奥の細道」の旅に赴いたのは、元禄二年(1689)年の三月二十七日、今の暦で五月十六日、つまり、今日なんですね。男子の平均寿命が43才に満たない時代ですから五ヶ月の徒歩の旅は命がけだったでしょう。コースは緑が深まる東北から列島を横断、日本側を巡って大垣に至ったのです。
奥の細道に書かれている俳句の一句一句を味わって見ると、各地で出会う人と風物が貧しさの中にも生き生きとした当時の地域の表情を伝えてくれます。もしも現代に生きる我々が同じ道を徒歩で歩いたとしたら、一体何を見るのでしょうか。
大都市と地方の格差は、元禄と令和で広がり続けているのでしょうか。

世代

2019-05-15 23:44:53 | Weblog
団塊の世代が余りにも有名ですが、その他、団塊ジュニア世代(72~81年生まれ) ゆとり世代(87年以降にうまれた世代)などがあります。
ところで、プレッシャー世代という世代をご存知ですか?1982年から87年の間に生まれた世代のことです。幼少期にバブル経済が崩壊、物心ついたのは長期不況に見舞われた90年代で、経済停滞の困難な時代の中で成長したためプレッシャーに耐えて生きる気力にあふれているといわれ、プレッシャー世代という名がつけられました。水泳の金メダリスト、北島康介選手などが代表的なキャラクターで、大舞台のプレッシャーに強いことも命名の理由だったそうです。
今度の東京オリンピックでは、ゆとり世代以降の選手が中心になりますね。どんな結果になるのでしょう。

漢字

2019-05-14 23:58:42 | Weblog

最近よく言われるのは、漢字力の低下です。つまり、漢字を読めても書けないことが多くなってきたのです。私自身も喉の病気で筆談を余儀なくされた時、普段なら簡単に書ける漢字が書けないことが多々ありました。
これらの原因を探ってみると、パソコンが流通し、スマホが普及し、手紙やレポートを自分の手で書く機会が大巾に減ったからです。もちろん、加齢からくる衰えも否定出来ません(笑)。
ある漢字のテストの常用漢字で一番書けなかった漢字は「児童虐待」の「虐」という字だったそうです。毎年、虐待が多く、新聞などで毎日のように、この漢字を目にするのに書けないのです。読めても書けない好例です。時間があれば、新聞の見出しぐらいは書き写すことを毎日してみると良い脳トレになりますね。


下山の美学

2019-05-13 23:46:45 | Weblog
山登りは登るだけでなく下りることで完結するという言葉があります。人生もまさにそのとおりです。登山は登る時は荷物を担いで頂上を目指すのに必死ではまわりの景色を楽しむ余裕などはほとんどありません。しかし下山する際には、まわりの景色を楽しむことが出来、登山の充実感を感じることが出来ます。
この「下山の美学」を考えると、人生にもこの美学が通じるような気がします。サラリーマンに例えると登山は定年までで定年後は下山にあたるのではないでしょうか。登山中は仕事の頂上を目指してわき目もふらず没頭します。しかし下山する定年後は仕事に没頭した人ほど眺める景色すら見あたらないのが現状です。
しかし素晴らしい景色は突然現れるわけではないのです。現役時代から定年後の新しい楽しみを見つけておきたいですね。

お喋り

2019-05-12 23:29:58 | Weblog

女三人寄れば姦しいと言いますね。姦という漢字を「かしましい」と読むのは当て字のようです。かつて三人姉妹で『かしまし娘』というお笑いユニットがありました。この漢字に由来するのです。どうやら、そんな発想が存在するということ自体、女性のほうが男性よりもお喋りという印象があったのでしょう。
かつてアメリカの女医さんが「一日に使う単語数は女性のほうが三倍も多い」と発表されましたが、別の人のデータでは一日に話す単語数は男女ともに1万6千語程度で大差ないことが発表されました。ですから姦しいという字は、当て字としてはどうかなということになるわけです。
ただウィークデーのお昼休み、レストランでの長っ尻からすると、やはり姦しいで良いとも思えます(笑)。