フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

サンタ

2018-12-13 23:23:54 | Weblog
12月に入ると街はクリスマスムードに一変します。街はキラキラとイルミネーションの洪水、どのデパートでもクリスマスセールが激しさを増します。お父さん、お母さんサンタ、さらにお爺さんサンタお婆さんサンタまで、デパートの売場に殺到します。
一方子供のほうは、成長してある日突然合理主義に目覚め、トナカイの引くソリに乗ってくる赤い服のサンタの存在を否定するようになっても、自分の周りのサンタを信じるファンタジーの世界を行ったりきたりしています。
そしてサンタからプレゼントを貰う立場から、自分からプレゼントするサンタになっても、実は心の奥底には「いつか、ほんもののサンタに出会いたい」という気持ちを持ち続けているものです。

忘年会

2018-12-12 23:42:37 | Weblog
早いところでは、忘年会が行われていることでしょう。まあ、会社の忘年会そのものは少なくなってきていますがね。
ところで、忘年会の食事のメニューといえば、普段はフレンチとかイタリアなどと言っている女性陣を含めて、和食のメニューが中心ですね。もちろん焼き肉という若いグループもありますが、それでも鍋料理が多いでしょう。個室がずらっと並んでいるお店では、何かと隣の部屋の音が気になりますよね。隣近所を無視したような騒ぎかたをする部屋の隣になったら大迷惑になります。
個室というと人間観察にもってこいですよね。それは和室のことです。つまり、和室は履物を脱ぎますから、部屋の前に並んだ靴でどんなお客さんか想像がつきます。男物の靴、女物の靴、若向き、年配向き、これらの靴で客筋が表れるのです。面白いものです。

反省

2018-12-11 23:21:25 | Weblog
ある人の本に書かれていた言葉に反省することしきりです。その言葉というのは、『入り口に脱いで置かれた履物には、それを履いてきた人の姿や家の中に入る時の気持ちなどを伝えるさまざまな表情が出る』です。
その反省というのは、いつも靴を脱ぐ時にどんな気持ちを持っていたか、全く意識していないだけにこんな見方もあるのかと感心するのと同時に、バラバラに脱ぐ自分の姿が浮かんで反省するのです。そういえば、整理整頓が素晴らしい女性社員は子供の頃に親から、玄関に自分の履物をニ足以上並べるな、そして靴を必ず揃えることを叩きこまれたそうです。爪先を外に向けて隅に寄せるのです。脱いだ後の脱け殻を優美に見せることで人柄がわかります。
脱ぎかたで人柄がわかる。これは靴を脱いで家に上がる習慣を持つ日本人独自の人の判別方法かも知れません。

ささやかな望み

2018-12-10 23:48:58 | Weblog
体調が不調の際には、中々当たり前のことが出来ないことがあります。この時には、普通に過ごすことの有りがたさが良くわかります。ここで終わってしまったら闘病している人に申し訳ありません。そこでひとつのエピソードを紹介します。
かつて北極を探検した探検家は、マイナス40度を超える寒さの中でシロクマや流氷が襲ってくることもあります。一人ぼっちで果てし無い真っ白な世界を歩き続けるわけです。時には死と背中合わせの時もあります。そんな時の心の支えとなることは「日本に帰ったら温泉入ろう」「コーヒーがもうすぐ飲める」というささやかな思いだったそうです。
治療に励んでいる人もこのエピソードを参考に、自分が今したいことを心に浮かべて明日を見るのです。ひとつひとつの当たり前を積み重ねていくことが大切なことなんです。

温泉2

2018-12-09 23:54:51 | Weblog
昨日に続いての温泉考です。湯治、つまり温泉が病気や怪我の治癒に効果がありますが、それは温泉の化学成分は主に皮膚を通して吸収され体内に入るからです。私は実際上の効果とは別に、風呂に入って身体を芯から温めた後、和室で足を伸ばす幸せが忘れられません。
さてありがたいことに、日本全国どこに行っても温泉に恵まれています。環境省によると全国の泉源総数は2万5千以上あります。私の近くには下呂温泉があり身近な温泉というと下呂をイメージしてしまいます。温泉が最も多いのは、大分県、以下、鹿児島県、静岡県と続いています。愛知県はどうなんでしょう。蒲郡の三谷温泉が有名ですが、数の多さは?
温泉宿の料理も、欠かせない温泉の魅力ですね。ああ、またいきたくなってきました。

温泉

2018-12-08 21:42:21 | Weblog
最近の願いのひとつは「温泉に行きたいなあ」です。都市のまん中にあるスーパー銭湯のことではありません。大都市の雑踏から離れたひなびた温泉、つまり周りが山々に囲まれた露天風呂を持った温泉宿などが最高ですね。そうそう湯治に何ヵ月も滞在するなんて憧れますね。
行けばよいのにと思われかも知れませんが、加齢とともに温泉地に行くまでが大変ですので自重しているのです。
ところで外国人観光客が増えていますが、日本の温泉にはどういう感想を持つでしょうか。特にイギリスやオーストラリアなどの西洋の国々では人前で裸身をさらして一緒に風呂に入る習慣がないかですから。
そう言えば、日本には「裸のつきあい」という言葉があるとおり、会社での慰安旅行などで一緒に風呂に入るだけで、一気に社員同士の距離が縮まります。いまは、そんなことに関係なく温泉へ行きたいなあ。

長所

2018-12-07 20:02:53 | Weblog
プロ野球もストーブリーグも一段落、来シーズンの為のトレーニングの話題が中心になっていきます。つまり、コーチ達の腕の見せどころになっていきます。もちろん野球の世界だけではなくどの世界でも、指導される側と指導を受ける側に分かれます。
ここで私の意見です。人を指導する場合は、二つのタイプがあります。長所を見つけて褒めて伸ばすタイプと、欠点を指摘してそれを直すタイプがありますが、私はやはり褒めて伸ばすタイプを支持します。欠点と思われていることでも見方を変えると長所になることさえあります。教える側が長所を欠点と思い込んで矯正してしまい、長所を失ってしまうこともあります。「長所発見伸長法」と言われるこのコーチングを取り入れて欲しいですね。
特に子供達には褒めることを優先して多少の失敗には目をつむって下さい。

鈍感

2018-12-06 23:57:13 | Weblog
かつて渡辺淳一さんの著書に『鈍感力』という作品がありました。その意味するところも一理ありますが、私が生業としているアナウンサーとしては、鈍感はやはり注意すべきことのひとつです。
アナウンサーはインタビューも仕事の大きな柱です。短い時間という制約の中でいかに打ち解けるかが手腕なんですが、多弁になりすぎて鈍感が顔を出してしまうことがあります。インタビューのお相手は歌手をはじめ芸能界の人達が圧倒的に多いわけですが、芸能人は、先輩、後輩の間はあっても、すべてがライバルなんです。そのあたりを理解してないと大変なことになります。
例えばある歌手にインタビューしている際に「あなたの歌も素敵ですが、あの歌手も良いですよ」なんていうのは鈍感の極みです。心を通わせる為のお喋りは、こうした鈍感には敏感になりたいです。

監視人?

2018-12-05 23:14:20 | Weblog
近代化された世界の大都市は何となく似たような景色になっています。その傾向が広まっていくのはチョッピリ残念です。
時代の古い映画を見ていると面白いことがわかります。イタリア映画の場合、広場を取り囲んでいる建物の窓には、一日中窓から往来を見て暮らすようなお年寄りが多く見られます。ローマだけではなくロンドンでもそうですね。お年寄り達は窓を通してそのコミュニティに住む人達の微細な日常をあかずに眺め続けるのです。人生模様のひとこまひとこまを観察し続けたコミュニティだったのです。
東京の下町もかつてはそうでした。しかし江戸時代は身分社会でしたので二階から往来を普段眺めることは出来ない時代でした。何故なら町民が下を通る武士を上から眺めていけなかったからです。

日本人の表情

2018-12-04 20:45:31 | Weblog
G20サミットの会合が先日アルゼンチンのブエノスアイリスで終了しました。当然安倍総理も出席しましたが、安倍さんは本当に世界を駆け巡っていますね。
余分なことですが、ちょっと気になるのは、出掛けた先でどんな表情を作っているかなあということです。なぜなら、西洋人が持っていて日本人に少ない表情の特徴はなんといっても「笑顔」です。西洋人は廊下やエレベーターで見知らぬ人と視線があった時にニコリと顔を綻ばせます。あれは我々日本人には真似が出来ない見事なスマイルです。日本人はニヤリとなりそうですよね。 もう少し観察すると、ニコリが元の顔に戻る時の「かわり顔の早さ」は早いですよ。
ということで安倍さんは世界で、どんな笑顔を振りまいているか気になりますね。