フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

沖縄

2015-06-30 23:34:03 | Weblog
沖縄の新聞をめぐる話題が熱いですね。夏の沖縄は普天間基地のへのこ移転反対などもあり、相当なヒートアップが予想される中で気温の方も異状な暑さになると注意喚起がなされています。特に7月上旬が暑いそうですよ。
若い人達と話していると「暑さより寒さが苦手」という人が多いのですが、私に言わせると「そう言えるのは若いうちだけ」なんです。かつて私も8月生まれのせいか寒さは大の苦手、暑さはへっちゃら人生を過ごして来ましたが、地球温暖化のせいもあると思いますが、この頃の夏の暑さはやはりこたえます。もちろん暑さが辛くなったのは歳のせいもあるわけですから「若いうちだけだよ」と言うわけです。
さて政策を巡って熱くなるのは良いことです。ただ国民にとってはディスカッションの為の資料がどこまで提供されているかが問題です。隠そうとするだけで反対に回ることがあり得ます。安保法制も賛成だけどもっと議論しろという意見が多くなっているのもわからない部分が有りすぎるというところでしょう。日本には胸襟を開いてという言葉がありますから、沖縄問題をもっと知りたいですね。

ギリシャ

2015-06-29 18:59:47 | Weblog
またまたギリシャの財政危機がユーロ圏のトップニュースになっています。ギリシャの債務不履行が現実味を増し、ユーロ圏が金融支援の打ち切りを決定したからです。一方ギリシャは議会がユーロの債権団が求める財政緊縮策の賛否を問う国民投票を7月5日に実施することを決めています。この結果によっては、ギリシャがユーロ圏を飛び出さざるを得なくなるのです。
ギリシャといえば、思い出すのはアテネ五輪です。あれは2004年でした。五輪レーンなどを取材車両が走り回り、アテネ市内の気分の高揚を世界に発信していました。まだ10年ちょっとなのにずいぶん昔のように思えます。当時はその取材専用レーンによって市民の苛立ちが爆発しそうになったことがあります。元々渋滞がひどいアテネでしたから一車線減ることは大変なことでしたからね。しかし五輪開催という名誉な出来事のためでしたから爆発寸前で止まったのでしょうが、今回の債務危機では国民の怒りなどはどんな状態になるのでしょう。

ホテル不足

2015-06-28 22:21:59 | Weblog
今日も観光地は賑わっていたでしょう。特に外国人の観光客の増えかたは物凄いですね。名古屋の繁華街でも外国語が飛び交っています。昨年は1341万人の外国人が来日して、今年は1500万人を超えそうな勢いです。
国土交通省が6月上旬に発表した観光白書によると、観光客の増加で心配されるのがホテル不足だそうです。意外なところに政策の綻びがでそうです。今でも東京からの出張の際には、大阪や福岡などでホテルの予約がしにくくなっているそうです。この対策となるとホテル業の規制緩和が必要となります。ホテルの法律によって簡単に空き家や空き室をホテルの部屋にすることが出来ないのです。ですから、規制緩和して利用出来るようにする。これも一つの方法ですが、難しいことなんですね。
ともあれ、日本は快適だったと世界に喧伝するには、ただやみくもに日本に来て下さい、来て下さいではダメなんです。総合的な対策を考えなければ、観光立国としてはたちいかなくなりそうです。

体感治安

2015-06-27 23:26:03 | Weblog
体感治安というのは毎日の暮らしの中で何となく身体に感じる治安の良し悪しを言います。日本を訪れる外国人は特に体感治安が良いと感じるのではないでしょうか。今や外国でもこの言葉が通じる「交番」も適当な間隔で存在しているわけで心強いのです。また警察庁の統計を見る限り治安情勢は好転しています。
さてここで質問です。我々日本人の体感治安はどうなっているでしょうか。私などはむしろ悪化しているのではと思えてなりません。というのも子供や女性、それに高齢者らの弱い立場の人達が被害に見舞われる事件が多く発生しているからです。ワイドショーなどで事件の経過などが報道されますが、逮捕された犯人の実像が近所の人達のインタビューでは浮かんで来ないことが多くあります。それだけ地域のつながりが希薄になっているのでしょう。また、単独世帯も増えていることも理由にあげられますね。
治安の良さで胸を張ってきた日本です。日本人の体感治安の向上をはかる手だてを今一度、見つけなければなりません。

不規則な梅雨

2015-06-26 21:33:14 | Weblog
今年の梅雨は陽性か陰性どちらなんでしょうか。各地の荒れた降り方を見ると荒れた陽性型と言えます。梅雨の天気変化は他の季節と大きく違います。他の季節に有効な天気の諺も梅雨には使えません。それよりも「カエルが鳴くと雨」とかつては言われましたが、カエルそのものが中々見つからないようです。ツバメが低く飛ぶと雨という諺にしても、ツバメそのものが余り見られません。昔の環境に比べて変わりつつあるのでしょう。そうそう、ねこがネズミを捕るということを子供達は知っているのでしょうか。「ねこ要らず」の語源ですもんね。昔の常識、今通じずと言ったところでしょうか。
常識が通じないとなると、予測がむずかしくなります。避難対策に影響が出ないといいのですが。こうした環境変化に対する対策も政治の責任でもあります。百年後の対策を国際会議で話して貰いたいですね。今さえ良ければなんて考えてはいないですよね。政治家の皆さん。経済問題だけにのめり込まないように。

フリー

2015-06-25 22:30:18 | Weblog
今日で組織を離れてフリーで活動することになりました。色々関係者の皆様にはお世話になり、有り難うございました。

さてこの言葉をご存じでしょうか。「フリーダム・イン・ルール」です。主に企業間の基本精神で、ルールの中で思いっきり自由にやる、やれることを徹底的にやろう。というものです。組織を離れてフリーになるということは、今度は自分の判断がルールの基本になり、むしろ責任が重くなるような気がします。組織はイコール分担とも言えます。一人でなんでも抱え込むことはほとんどありません。また、目標設定も会社の将来につながる目標になります。フリー、個人はあくまで一人で個人の将来設定をしなければなりません。こうしてみるとフリーの意味こそ制約も多くなり、むずかしくなっていきます。そんな世界に入っていきます。
今、自分に言い聞かせていることは「背中を見せない」ということです。後ずさりすることがあるかもしれませんが、それでも前を向いて後ずさりしようと。

十年ひと昔

2015-06-24 23:44:25 | Weblog
この十年の変化は何に一番見られたでしょうか。ITの世界でしょう。携帯電話、スマホの進化は凄まじいものがあります。かつて部下からこの部屋に一台パソコンを置いて下さいよとお願いされたのが遠い昔のように思えます。
さて私が変わったなあと思うことは、イチロー選手の新聞での取り上げかたがずいぶんと小さくなったことです。確かに毎日のようにヒーローになっていた頃とは成績の面では違いますが、それでも私のヒーローのイチロー選手のことは、もっともっと沢山取り上げて欲しいのです。あのイチロー選手が控えであったりピンチヒッターであったりとは、考えられない出来事なんです。やはり時の流れは容赦なく流れていくものですね。3000本安打に近づいていても、今のような出場機会では中々届きません。ならば日本に帰って来てとも思うのですが、やはり、大リーグで3000本を成し遂げて欲しいし、かなりのジレンマがあるファンの気持ちです。
新聞記者の皆さん、もっとイチロー選手の話題を!

溜まり場

2015-06-23 22:38:21 | Weblog
今の会社員の溜まり場といえば「煙友」が集う喫煙所でしょうか。ここで結構社内情報が行き交い、煙友を持たない人よりも情報通になっているようです。
最近の子供たちは自分の溜まり場を持っているのでしょうか。個が強くなり過ぎて、友達同士が集う場所が無いように思えます。また昔の話で恐縮ですが、我々の子供の頃は、まず紙芝居屋さんが来れば、そこが溜まり場になりますし、もう一つ貴重な溜まり場は駄菓子屋さんでした。五円玉や十円玉を握って駄菓子屋さんで品定めしていると、そこへ近所の子供達が集まって来ます。一つの品物をめぐってあれやこれや話が弾みます。そこで子供達の情報交換が始まることもあります。学習塾の授業開始前も貴重な溜まり場です。今の学習塾はどうでしょうか。子供同士の情報がいつしか親に伝わって、地域のコミュニティーが出来上がります。
そうだっ!近所の喫茶店で朝、モーニングをいただいて時を過ごすのもコミュニティーを作り出す貴重な溜まり場でしたね。

大相撲

2015-06-22 23:13:19 | Weblog
もうそろそろ名古屋の町にお相撲さんの鬢付け油の香りが風に乗って届いて来る頃ですね。名古屋場所がありますからね。先日、若くして亡くなった元大関の貴の浪さんの告別式も名古屋で行われました。
その名古屋場所、例年、東京などの場所に比べて観客が少ないのが気になっていましたが、このところのブームで今年はおそらく満員御礼が続くでしょうね。それに照ノ富士が新大関として土俵に上がるだけに盛り上がりますよ。ただここ数年来の思いですが、横綱を含め、成績で話題になるのが圧倒的に外国出身の力士だということが残念ですね。まず、名古屋場所で日本人力士の優勝を期待したいです。
私が名古屋場所へ毎年通っていた頃は、北の湖や千代の富士、それに若貴時代でしたので盛り上がりは熱狂的でした。こうした時代の再現を夢見るのは私だけではないでしょう。人気と成績がつながる力士がはやく登場して欲しいのです。勢、遠藤が強くなるのが先決ですがね。

夢の公表

2015-06-21 22:45:10 | Weblog
間もなく10年お世話になった会社を退くことになりました。まさにフリーのアナウンサーとしての生活が始まるわけです。この年になると新しい旅立ちという言葉には相応しさを感じませんが、それでもどういうルーティンになるのか少し新鮮な気持ちにもなっています。
たまたま目を通していた本に旅立ちにふさわしい贈る言葉が集められていました。ははあ、こうした言葉を貰えるのかなぁなんて思いながら読み進んでゆくと、「あなたの夢の一つを公表してみると、サポーターが現れる」と書かれていました。ハテ、今の私に「夢は?」と尋ねられて答える夢があるだろうか。と思いましたね。在籍中に老後の夢なるものを見つけておかなければと何処かで人には話していたくせに、自分がいざその立場になるとこの有り様です。しかし、逆に考えれば、やりたいことをやってきたことの証しかもしれません。
アナウンサーとしての仕事に変化はありませんから、次なる夢を見つける時間を少しとりましょうか。